阪神・藤浪晋太郎投手(27)は2日、先発予定だった同日の中日戦(甲子園)が中止となり、再び中継ぎに回る可能性が浮上した。矢野監督が「今すぐには決めにくい」と明言を避けつつも「いったん中継ぎに入る形で調整していくのか。もう登録しているんで。順番的に(先発が)空いているところが現状ないからね」とブルペン待機を示唆した。
現状の中継ぎ陣は火の車だ。1軍助っ人野手3人態勢にするため8月30日にアルカンタラの出場選手登録を抹消。指揮官は「小川、馬場、及川あたりで七回をどう乗り切るかを考えている」と苦しい胸中を明かしていた。ここに藤浪が加われば、ブルペンの厚みが増すことは確実だ。
3日からは首位・巨人と3連戦。日本ハムから加入した大阪桐蔭の先輩・中田と対決する可能性も出てきた。8月26日のウエスタン・オリックス戦で7回1失点と快投し、藤浪の調子は上向き。首位奪回へ苦しむブルペンの救世主になりたい。
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