阪神の糸原健斗内野手(27)が23日、開幕への前進を実感した。この日から、投手と野手が同じ時間と場所で練習を行う集合練習が始まった。投内連係など実戦に向けた練習メニューも再開し、シーズンへ向けて再スタートを切った。
照準を合わせるのは最短6月19日の開幕。約2カ月ぶりにチームとして準備を進めることができるようになった。「投手と野手が連係して、初日にしてはだいぶコミュニケーションを取りながらできた」と久々の感覚を満足そうに振り返った。
主将2年目として迎える今シーズン。練習前には矢野監督からスローガンである「It’s 勝笑 Time!オレがヤル」や、日本一という目標を改めて伝えられた。「ファンを喜ばせるという中で勝ちにこだわってやっていこうということだった。また一からスタートして、最高の1年にしたい」と気持ちを高ぶらせた。
今後はシート打撃や紅白戦など、本番を見据えた練習を行っていく。慎重に歩みを進めてきた開幕が見えてきた。「一つの方向を向いて、僕らは勝つということでファンを喜ばせるっていうのを第一に置いている。チーム全体でモチベーションを上げつつ、同じ方向を向いてやっていけたらいい」。最高の2020年とするためにも、気持ちを一つに戦い抜く。
※写真は阪神タイガース提供
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