阪神の新人選手入団発表会が7日、大阪市内のホテルで行われた。
満員の甲子園に「あと1球コール」がこだまする。1点リードの九回、佐藤蓮の165キロ直球に巨人・坂本のバットが空を斬る。やった!2005年以来、16年ぶりの歓喜の胴上げだ-。
来季、こんなシーンが見られるかも!?ドラフト3位・佐藤蓮投手(22)=上武大=は、大学4年秋のリーグ戦で胴上げ投手となった。優勝の味を知る剛腕はプロでも再現を狙う。
「優勝を決める試合で投げられるというのは信頼されたピッチャーしかできない。阪神タイガースの中でも任せてもらえるようなピッチャーになりたい」
背番号は30。05年の胴上げ投手・久保田2軍投手コーチの骨太ナンバーを受け継いだ。「(印象は)やっぱりJFK。自分も、最後は佐藤蓮に任せれば抑えてくれる-というようなピッチャーになりたい」と目を輝かせる。
最速155キロ右腕は162キロを誇る藤浪に憧れる。160キロを出す自信を聞かれると、「あります!」ときっぱり。「将来的には165キロを出して、球界を代表するピッチャーになります」と大谷超えも宣言。先発か中継ぎか起用法は流動的だが「中継ぎだったら60試合登板。先発だったら2桁勝てるように。抑えだったら、守護神、セーブ王を目指したいです」と言い切った。
体重101キロ。趣味は「食べること」だ。「カツ丼が好き。たこ焼きだったり、お好み焼きをいっぱい食べたい」。初めての関西生活に心は躍る。ビッグルーキーはテルだけじゃない。レンも猛虎新時代を担っていく。
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