「中日1-2阪神」(22日、バンテリンドーム)
中日・大野雄と阪神・青柳による日本代表に選出された好投手同士の対戦で、ロースコアになると思って見ていたが、素晴らしい投手戦となった。
まず青柳の良さは“両方のミス”をしないこと。この日の投球もそうだったが、例えばコースが甘くても低めに投げられているなど、コースと高さを同時に間違えない投球ができている。相手打線からすれば、連打しにくいピッチングだったともいえる。
青柳の1年目の時期などは、球の強さがあっても制球に不安が見られた。ただ、昨シーズンの経験も自信になっているだろうし、今はマウンド上での姿から落ち着きと余裕すら感じられる。
一方、大野雄はエースらしいエース。週の頭を任され、この日も『最後まで自分で投げ抜くんだ』『皆のためにリリーフは投げさせない』という姿勢が見られた。テクニカル面はもちろん、素晴らしいマインドを持った中日のエースだ。
外部リンク