「DeNA5-4阪神」(19日、東京ドーム)
やっぱり勢いに乗る男は違う。劣勢のムードだからこそ真価を発揮した。右打席で初タイムリー、同点のホームに生還する激走と活躍したロハス。ただ、敗戦に口は重い。静かに試合を振り返った。
「自分の打席よりも負けることが悔しい。勝ちに貢献するという意味で勝てなかったことが全て。悔しいというのが大きいね」
まずはバットで魅せた。2点を追う五回。無死一塁で右打席に立つと、左腕・坂本のスライダーを捉えた。打球は左翼線を破る二塁打。スタートを切っていた一走・佐藤輝が生還し、1点を返した。
右打席で放った初の適時打。この試合前まで22打数1安打と苦戦していたが、必死に食らいついて快音を響かせた。これで14日の広島戦から5試合連続安打を記録。「タイミングもリズムもいい感じになってきてる」と手応えを口にした。
足でも全力プレーは欠かさない。三塁まで進むと、梅野の打席で4球目が暴投に。すぐさま反応して本塁へこん身のヘッドスライディング。気迫を前面に出したプレーで、試合を振り出しに戻した。
20日からは敵地で中日との3連戦。「ファンのみなさんのためにホームであれ、アウェーであれ、チームに貢献できるように頑張っていくよ」とロハス。連敗阻止へ。2軍でマルテが調整を行う中、好調のバットで勝利を呼び込む。
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