阪神の新外国人、ラウル・アルカンタラ投手(28)=前韓国・斗山=とメル・ロハス・ジュニア外野手(30)=前韓国・KT=が19日、西宮市内の球団事務所で入団会見に臨んだ。昨季、韓国リーグで20勝を挙げて最多勝に輝いたアルカンタラは「すべて勝ちたい気持ちで臨む」と、日本でも白星を積み重ねることを誓った。両選手は20日の2軍練習(鳴尾浜)から合流予定。
「すごい良いチームに来られてうれしい」。グレーのスーツ、黒のネクタイに身を包み、やや緊張した面持ちで話し始めた右腕。シャイな性格だといい、「ワタシハアルカンタラデス。アリガトウゴザイマス」と勉強中の日本語を照れくさそうに披露した。
先発として期待され、制球力と常時150キロ超の速球が武器。さらにスプリットにも自信を持っており、「初球にストライクを取れる球でもあり、三振を取る球でもある。色んなところで使っていきたい」と意気込んだ。
隔離期間中も調整を続け、「良いコンディションでできた。練習に良い状態で臨めると思います」と万全をアピール。早ければ20日、鳴尾浜での2軍練習に合流する見通しだ。
背番号は44。虎党の応援をテレビで見ていたといい、「そこで早くプレーしたい気持ちだった。ぜひみんなで優勝に向けて頑張りたい」と静かに闘志を燃やす。チームの悲願達成へ、頼もしいピースが加わった。
※写真は代表撮影
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