藤浪とともに新型コロナウイルスに感染した阪神の伊藤隼太外野手(30)と長坂拳弥捕手(25)が23日、兵庫・西宮市内で会見を開き、軽率な行動について反省の弁を述べた。伊藤は「自覚が足りなかった」と猛省。長坂も「軽率だった」と謝罪した。両選手とも24日から自主練習を開始する予定。
かけられた言葉をむげにしてはならない。「多くの方に迷惑をかけてしまった」。長坂が自らの軽率な行動を反省し謝罪。退院した8日には矢野監督へ電話報告した。「『これからが大切だから頑張っていこうな』と、そういう話をしていただきました」。野球への姿勢で信頼回復に努めるしかない。
チームメートに頭を下げて回った。この日、久しぶりに球団施設を訪れた。「甲子園で練習している選手の方々には今日、直接謝罪をさせてもらいました」。長坂自身も24日から鳴尾浜で自主練習を開始する方向だ。
一度、3月18日に発熱したが、風邪と診断された。ただ、味覚障害に似た症状を訴え、PCR検査を受けると陽性と判定された。入院中は「毎日、朝から夜まで働かれていた」と最前線で戦う医療従事者を間近にした。
今まで以上の自覚が求められる。近日中に選手寮「虎風荘」を退寮する考え。将の思いと医師たちへの恩にはプレーで報いるしかない。
※写真は代表撮影
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