阪神の西勇輝投手(29)が登板予定だった13日のオリックス戦(京セラドーム)を回避することが12日、決まった。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、シーズン開幕が遅れるため。一度登板間隔を空けた上で、再び体を仕上げていく。
「あした投げへんから。今しかできないことをね」。練習の最後、西勇はアルプスに足を向けると、階段ダッシュを繰り返した。開幕は遅れるが開幕投手は不変。「(やることは)変わらない」と、最善の調整法を探りながら本戦を見据える。
「僕一人というよりも、みんなで考えていけたらいい」。練習前に、延期期間のファンサービスについて話し合った。チームとして一丸で、積極的に取り組んでいく姿勢だ。
また、同じく14日の同戦に先発予定だったガンケルも回避。それぞれ一度登板を飛ばした上で翌週から、再び開幕を逆算した週末ローテに戻る見込みだ。エースの胸にあるのは、野球界の発展と誰かを喜ばせる姿勢。日程の決まらぬ開幕に向けて、今は着実に照準を合わせていく。
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