「練習試合、中日9-4阪神」(20日、Agreスタジアム北谷)
カッコよく“本家”がゴリラパンチをさく裂させた。六回の第3打席。陽川尚将内野手(29)が小笠原の初球を捉えた。「ちょっとこすった感じだったんですけど、風にも助けられて」。打球は左翼芝生席に飛び込む自身の今年第1号。ベンチでは仲間が両手で胸をたたくゴリラポーズで出迎えた。
18日のDeNAとの練習試合。陽川は遠征メンバーから外れ、宜野座で残留練習だった。「久しぶりの残留で、アイツ喜んどったんや。いつも“永遠の若手”扱いやからさ。『えっ、僕(遠征に)入ってないんですか?』って(笑)」と矢野監督が明かす。
その試合では、スコアボードを越える超特大弾を放った佐藤輝がベンチに戻ると、陽川のお株を奪うゴリラポーズを披露していた。
パワーは負けてないぜ!とばかりに放った一撃だけではない。初回1死二、三塁では三塁線を破る2点適時打も放った。16日の楽天との練習試合に続くマルチ安打。3打点の活躍を見せ、「若い選手がどんどんアピールしている中で焦りというのはあります」と素直な気持ちを吐露する。
「一塁も外野もできるし、年々自信をつけてきている感じ。そういう右打者がいてくれるのはありがたい」と指揮官。プロ8年目。若手に負けじとアピールを続ける姿はカッコいい!!
外部リンク