プロは結果がすべての世界。ただ、ファンが応援する理由は結果だけではない。「この選手の投球が見たい」、「あの打撃が好き」など、選手自身が大きな魅力になると思う。
26日の開幕戦、ドラフト8位・石井大(四国ILp・高知)がプロ初登板を果たした。同点適時打を浴びて降板し、ほろ苦いデビューとなったものの、球界を代表する打者・山田を全球直球で空振り三振に斬るなど、ヤクルトのクリーンアップ相手に堂々の投球を披露。気迫あふれる投球には引き込まれるものがあった。
ネット配信で見守った石井大の父・智之さんも「ルーキーじゃない。上出来じゃないかな」と息子をねぎらった。この言葉には大きくうなずける。『石井大の投球が見たい』と球場に訪れる人がこれから増えそうだな…。そう感じたのは、記者だけじゃないはずだ。(間宮涼)
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