「練習試合、DeNA2-6阪神」(18日、アトムホームスタジアム宜野湾)
さすがの“エイトマン”だったと言いたい。背番号「8」の阪神ドラフト1位・佐藤輝(近大)だが、特大2ランなど4安打3打点。この日は第1打席から“雰囲気”が出ていた。
まず相手バッテリーのリズムに乗らず、自分のタイミングで打席へ入れていた。まるでプロの第一線で何年もプレーしてきた選手のようだ。16日の楽天戦は、少しキャンプ疲れもあるように見え、打撃も体の開きが見られた。この日も、多少の開きはあったのだがリラックスした様子で打撃に取り組めていた。
当然、疲労はたまるもの。しかし、一流選手か、そうでないかの違いの一つは、いかに早く疲労を取れるかなのだ。佐藤輝の疲労回復力の早さは“一流の証し”だと言っていい。
この日は1軍経験のある投手たちと対戦を重ねた。最後の2ランも見事だったが、その中でも初回には、大貫から右翼線への先制適時二塁打を放ち、対応力の良さも感じさせる内容。何よりもプロの1軍クラスからタイムリーを放ったのは自信につながる。
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