阪神の新人選手入団発表会が7日、大阪市内のホテルで行われ、即戦力左腕として、来春の1軍キャンプ参加が内定しているドラフト2位の伊藤将司投手(24)=JR東日本=は、大山との対戦を熱望した。
先発ローテの座を勝ち取るためには、少ないチャンスを確実にものにしていかなければならない立場。「アピールする機会もそんなに多くないと思う。一つ一つの積み重ねで、しっかりアピールしていきたい」と意気込む。
そこで狙うのが自軍の4番斬りだ。2学年上の大山とは大学日本代表で一緒になったこともある。「面識もある仲なので対戦したい」と話し、「三振のイメージが湧いています」と言い切り、同じ左腕の高橋にも“宣戦布告”した。
「やっぱり高橋遥人さんが左のエース、軸だと思っているので。負けずに自分がエースを取る気持ちでやっていきたいと思います」
会見後のファンクラブイベントでは、直前の佐藤輝につられて「背番号8、伊藤将司です」と言い間違えた後、慌てて背番号27に訂正するひと幕も。契約金の使い道については「自分のご褒美では車を買いたい。お父さんには育毛剤を。オーダーメードで抜けないタイプです」と笑わせるなど、おちゃめな面ものぞかせた。
「1年目から必ず2桁勝利を」と目標を掲げる左腕。まずは自軍の主力を打破して、のし上がっていく。
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