「阪神3-1中日」(4日、京セラドーム大阪)
貴重な3点目の起点となったのは、絶好調ルーキーのバットだった。代打で七回先頭の打席に立った阪神のドラフト6位・中野(三菱自動車岡崎)。ベテラン・谷元が投じた8球目のフォークを中前にはじき返して出塁し、糸原の適時打でホームを踏んだ。
「なかなか点が入らない中で出塁するという役割。追い込まれていましたが、なんとか食らいついて安打にすることができて良かった」。笑顔で振り返った背番号51はこれで8打数4安打の打率・500。途中出場が続く中で、しっかりとアピールを続けている。
好調の要因を「積極的にバットを振りにいけていること」と明かした中野。「同じポジションの人間が結果を出したら、自分も出さないといけないというプレッシャーはあります」と3日の同戦でサヨナラ打を放った姿が刺激になったことも明かした。
「ほんとにバッティングは非凡なのものがある」と矢野監督。打撃も良く、二塁、遊撃を守れる貴重なバックアップの存在に目を細めた。
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