阪神・藤浪晋太郎投手(26)が18日、甲子園に隣接する室内練習場での全体練習に参加し、19日のオリックスとのオープン戦(京セラ)のテーマに『初回の投球』を掲げた。前回12日の西武とのオープン戦(甲子園)では初回に3失点。開幕前ラスト登板を納得の形で終え、3月26日のヤクルトとの開幕戦(神宮)へ向かう。
室内練習場でキャッチボールを終えた藤浪は、センバツの準備が進む甲子園のブルペンへ足を進めた。「ちょっと確認したいことがあったので」。3月26日のヤクルトとの開幕戦(神宮)まで1週間。開幕前ラスト登板を納得の形で終えて、本番へ向かうつもりだ。
「ブルペンで出しているもの、いいものを出せたらなと思いますし、内容というか、自分の意図したアウト、支配的な投球ができればなと思います」
19日のオリックス戦は100球前後の球数が予想され、イニングも伸びる可能性がある。キャンプから5試合に登板して17イニングを投げ、防御率2・12。好調を維持して、いよいよ本番モードに突入する。
12日の西武戦では初回に力みが出て、3点を失った。二回以降は無駄な力を抜いて山賊打線を無安打無得点。前回の反省を踏まえ、初回の投球をテーマに掲げる。
「初回に力みが出るのはある程度仕方ないと思うんですけど、それが悪い方に出ないようにできれば。意識の中で落ち着いてというのは持って入りたいなと。あまり頑張りすぎないように入りたいと思います」
プロ9年目で初の大役。開幕戦は華やかな雰囲気に加えて、独特の緊張感が漂う。大一番でも本来の力を発揮するために、心身のコントロールを確認する。
チームはここまでオープン戦10試合を戦って7勝2敗1分けと、ソフトバンクと並んで首位。藤浪は「オープン戦と公式戦は違う」と冷静に話しつつも、「雰囲気が良いのは間違いないと思います」と言った。
19日に2年ぶりに開幕するセンバツには、母校の大阪桐蔭も出場する。自身の同大会制覇から9年。先輩の威厳を示し、開幕戦へ準備を整えていく。
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