「阪神2-2ヤクルト」(30日、甲子園球場)
完璧な仕事ぶりだ。阪神・近本がいきなり魅せた。初回先頭で高梨の直球を中前に運ぶと、1死からマルテの4球目にスタート。リーグトップタイの16盗塁目を成功させ、助っ人の左中間適時二塁打で先制のホームを踏んだ。
打ってホームにかえるまでが仕事-。前夜に「1番を打たせてもらってる限り、それを一番大事な役割だと思って。1打席目を特に意識して」と話していた通りの働きを見せた。五回には投手強襲の内野安打を放ち、マルチ安打をマーク。前日3割に達した打率を・303へ上昇させた。
守備でも1-0の二回1死から中村が放った中堅左への打球に対し、快足を飛ばしてダイビングキャッチ。スタンドからは大きな拍手が湧き起こった。走攻守で活躍した切り込み隊長が、今後もチームをけん引する。
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