「オープン戦、ソフトバンク4-3阪神」(7日、ペイペイドーム)
虎の守護神は今年も健在だ。スアレスが今季初登板で1回無失点。初実戦ながら最速は158キロを計測し、全く不安を感じさせない。1安打を許し四球も1つ与えたが、右腕は無失点で抑えたことに安どした。
「1試合目にしては良かったと思う。真っすぐの制球を心がけた。四球も出したし、ヒットも打たれたが、試合で一番大事なことは点を取られないこと。それは意識してできたかなと思います」
八回に登板。先頭打者からエンジン全開だ。リチャードに対してオール直球勝負。初球155キロで空振りを奪い、2球目は157キロでファウル。最後はクイックで投げて、この日最速タイの158キロで二ゴロに斬った。
続く栗原に四球、柳町に右前打を浴び、一、二塁としたが一切動じない。代打・釜元を154キロ速球で空振り三振。最後は代打・上林を遊飛に仕留めた。4年連続日本一に輝いた古巣との対戦に「シンプルにいいチームなので、そういうところに投げられて良かった」と収穫を口にした。
矢野監督も「1回目の登板でも出来上がってる」と高く評価。昨季のセーブ王は「状態を上げていくことと、走者を出さないことを意識する」とさらなる上積みを予感させた。今季も虎の守護神はスアレスに託される。
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