「ヤクルト3-1阪神」(25日、神宮球場)
二塁ベース上で決めポーズの“ファイアボール”がさく裂した。来日初の長打を放ったボーア。第2戦で長いトンネルを抜け出した主砲が、2試合連続で快音を響かせた。
突破口を切り開こうと奮起したのは五回。高梨が投じた初球、外角寄り146キロ直球をコンパクトに振り抜いた。打球は低い弾道で中堅・山崎の頭上を越えた。得点にこそつながらなかったが、一気に二塁を陥れてチャンスメークした。
前日24日の同戦では、開幕から19打席目で待望の来日初安打を記録。「自分自身、状態はよくなっていると思う」と確かな手応えを感じつつある。
ただ求めるのはチームの勝利だ。「負けるのは本当に悔しいから、何とか勝利に貢献していきたい」。主砲が自らのバットで負の流れを変えてみせる。
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