阪神・佐藤輝明内野手(22)が22日、将来的に侍ジャパンのユニホームに袖を通したいという希望を明かした。球宴で東京五輪メンバーと接する機会があり「代表に選ばれて野球をやってみたい」と日本代表へのモチベーションが高まった。国際大会に招集されるため、圧倒的な成績を残していく。
いずれは日の丸を背負って、世界を相手に戦場に立つ。球界を代表する選手が集う球宴で、ソフトバンク・柳田やヤクルト・村上ら東京五輪メンバーと交流した佐藤輝。貴重な経験や金言を得られた2日間となったが、その一方で侍戦士として世界で戦いたいという野望が強くなっていた。
「代表に選ばれて、野球をやってみたいという気持ちは強くなりました」
近大在籍時の18年に日本代表として国際大会に出場したが「(他国は)技術、フィジカルの両方でレベルが違うと思った」と実力差を痛感した。トップチームとなれば、さらに能力に秀でた各国の選手が名を連ねる。侍ジャパン入りを果たすため、誰もが納得する好成績を維持することを目標に掲げる。
「自分のやるべきことを継続して行い、結果を出していけるように頑張りたいです」
同門を巣立ったオリンピアンとの交流も大きな刺激となっていた。近大職員で東京五輪アーチェリー代表の古川高晴(36)だ。「近畿大学出身ですし、野球部とアーチェリーの練習も隣なので」。競技は違えど、志高きアスリート同士として話に花を咲かせた過去があり「応援しています」とメダル獲得に期待を抱く。
アーチェリーの他に、バスケットボールにも関心を持つ佐藤輝だが「楽しみにしている競技はやっぱり野球」と即答。「久しぶりに(野球が)帰ってくるということで楽しみ」と一ファンとして観戦を待ち望んでいる。
五輪の野球で記憶にあるのは、4位に終わった08年の北京五輪だ。「(星野ジャパンで)優勝できなかったところですかね。今年は優勝してほしいなと思います」と侍戦士の逆襲を切に願う。稲葉ジャパンの戦いに目を光らせつつ、野球へのモチベーションをさらに高めていく。
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