「オープン戦、オリックス1-1阪神」(21日、京セラドーム大阪)
2年連続で開幕ローテ入りを果たした阪神・ガンケルが、最終調整の舞台で圧巻の投球を披露した。今年最長となる5回を投げ、1安打1失点(自責ゼロ)。2年目助っ人右腕が万全の調整ぶりだ。
立ち上がり2イニングをともに3人で料理した右腕。「自分から右側の方に球が抜けていた」と振り返ったが、直球と変化球を巧みに織り交ぜた投球で相手打線に的を絞らせなかった。
三回には、四球や自らの失策などで1死一、三塁のピンチ招き、佐野皓の二ゴロ間に先制点を献上した。しかし、走者を出したのはこのイニングのみ。以降は「少し足を上げる位置を高くして後ろに残るようなイメージで」とフォーム修正が奏功し、再びオリックス打線を封じた。
全球種を投じ、吉田正ら左打者に対しては「両サイドをうまく使って、真っすぐ、カットボール。ツーシームは外角よりに」。両コーナーを丁寧につき、6三振を奪った。
「チームの勝利に貢献することが自分の目標でやるべきこと。先発として投げる時はチームの攻撃に影響が出やすいように、しっかり守備からリズムを作っていきたい」
開幕3戦目の28日・ヤクルト戦(神宮)に登板予定。引き分けでのオープン戦優勝を呼び込む好投で、シーズンに弾みをつけた。
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