一時は試合出場のチャンスを得られないだかりか、紅白戦にも入れない日もあった大久保智明だが、6月から先発出場の機会を増やして来た。
その努力はリカルド ロドリゲス監督も認めており、選手たちの前で「普段の練習から毎日努力してきた。だから私はチャンスを与えたし、いいプレーを見せたからリーグ戦にも出ている」と言うほどだ。
その「努力」のひとつが、プロ入り前から毎日のように取り組むこの1対1だ。
なかなか試合に関われない日々は、福島竜弥と対戦し、互いに攻撃と守備を磨いて来たが、この日はチームの主力DFである岩波拓也に挑戦。
足に吸い付くように自在にボールを操り、キレとスピードが抜群のドリブルに岩波もキリキリ舞い。
岩波も意地を見せて奪うシーンもあったが、大久保は「今日は勝ち。今日は狙い通りです」と爽快感に溢れる少年のような笑顔を見せた。
さらに、現在はSC相模原に育成型期限付き移籍している藤原優大も挑戦するが、ボールと体が逆になる動きに対応できずに転倒。「これが僕の実力です」と完敗宣言で周囲を笑わせた。
大久保のドリブルはスペクタクル性に富んでいることはもちろん、将来を夢見るサッカー少年少女の参考になることも間違いなし。みなさんぜひご覧ください!
(浦和レッズオフィシャルメディア)