キハ40系ディーゼルカー「国鉄急行形塗色」のイメージ(画像:道南いさりび鉄道)。
北海道の五稜郭駅(北海道函館市)と木古内駅(同・木古内町)を結ぶ第三セクター、道南いさりび鉄道は2019年3月1日(金)、保有するキハ40系ディーゼルカー9両のうち1両を、国鉄時代の急行形塗色に変更すると発表しました。
国鉄の急行形塗色は、キハ56系急行形ディーゼルカーなどで採用。道南いさりび鉄道線の前身である江差線などでも、この塗色の車両が急行列車や普通列車として使われていました。
今回の対象車両はキハ40-1798号です。定期検査後に「クリーム4号」と「赤11号」による塗り分けで登場します。
道南いさりび鉄道のキハ40系は、これまで急行形塗色の採用はありませんが、同社は急行形塗色の採用について「沿線にお住まいの方をはじめ、日本全国に『懐かしい』と思われる方が多くいらっしゃると思われ、その懐かしき青春時代を再度謳歌して頂こうと思っております。さらには親から子、子から孫へ、新たに鉄道と親しむきっかけとして頂き、ご家族の会話を弾ませて頂きたく思います」と説明。沿線地域来訪のきっかけ作りの一助にもしたい考えです。
急行形塗色の車両は、通常の定期列車として運用されます。一番列車は3月17日(日)の、函館14時04分発 上磯行きです。なお同日の函館15時16分発 木古内行きと、木古内16時32分発 函館行きの車内では、記念乗車証が配布されます。
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