「創作のパワーをチャージするスポットに」
東京臨海高速鉄道りんかい線の国際展示場駅(東京都江東区)の改札内コンコースに2019年3月18日(月)、故手塚治虫さんのマンガキャラクターたちが大集合した大型の陶板レリーフが出現しました。
国際展示場駅に設置された陶板レリーフ「Osamu Tezuka,Characters on Parade~手塚治虫キャラクターズ大行進」(2019年3月18日、伊藤真悟撮影)。
「Osamu Tezuka,Characters on Parade~手塚治虫キャラクターズ大行進」と題されたレリーフは、縦およそ2.6m、横およそ8.8m。マンガ『ジャングル大帝』のパンジャを先頭に、レオ、『マアチャンの日記帳』のマアチャン、『鉄腕アトム』のアトム、ウラン、『リボンの騎士』のサファイア、『どろろ』の百鬼丸、『プラック・ジャック』のブラック・ジャック、ピノコなど、36のキャラクターが行進しています。
国際展示場駅は、同人誌の展示即売会「コミックマーケット」が開かれる東京ビッグサイト(東京国際展示場)が近くにあり、国内外から多くのマンガファンが集まります。レリーフを企画・制作した日本交通文化協会は、設置目的のひとつとして、「駅やその周辺地域から日本独自の文化・風土・歴史を世界へ発信し、観光客誘致や地域の活性化に貢献」することを挙げています。
レリーフの原画は、1976(昭和51)年に手塚治虫さんが描き下ろした少年漫画雑誌の付録ポスターです。元は92のキャラクターが描かれていましたが、今回のレリーフでは、そのなかから36のキャラクターが選ばれ再構成されています。
3月18日(月)の完成披露除幕式で、東京臨海高速鉄道の安井潤一社長は「この作品が、多くの方々から末永く愛されることを心から願っています」と挨拶。手塚治虫さんの長女で手塚プロダクションの取締役でもある手塚るみ子さんは「毎年、国際展示場では手塚にゆかりあるイベントが開催され、世界中のファンが国際展示場駅を頻繁に利用しています。この場所で多くの人が夢や希望に想いを馳せ、創作のパワーをチャージするスポットとなれば幸いです」と話しています。
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