cat_18_issue_oa-tokyoshimbun oa-tokyoshimbun_0_e56eee3eb989_政治資金で「会合」 麻生氏は突出、年間2400万円 六本木の会員制サロンで、銀座の高級すし店で… e56eee3eb989 e56eee3eb989 政治資金で「会合」 麻生氏は突出、年間2400万円 六本木の会員制サロンで、銀座の高級すし店で… oa-tokyoshimbun 0

政治資金で「会合」 麻生氏は突出、年間2400万円 六本木の会員制サロンで、銀座の高級すし店で…

2020年1月20日 16:55 東京新聞

 安倍晋三内閣の閣僚三人の政治資金管理団体が二〇一八年、飲食を伴う会合費として一千万円を超える政治資金を支出していたことが分かった。同年分の政治資金収支報告書で判明した。トップは麻生太郎副総理兼財務相の資金管理団体「素淮(そわい)会」の二千四百万円余りで、高級ホテルや料亭、会員制サロンなどに支出。閣僚の資金管理団体の中で突出していた。 (西田義洋)

 昨年九月発足の第四次安倍再改造内閣の首相・閣僚計二十人のうち、資金管理団体の収支報告書に飲食を伴う会合費を記載していたのは十一人。麻生氏の約二千四百六十二万円が突出し、次いで武田良太国家公安委員長兼防災担当相の約千五百十万円、茂木敏充外相の約千四百三十九万円。安倍首相は約五百三十四万円だった。

 収支報告書によると、素淮会は一八年、パーティーや寄付で約二千二百万円を集め、前年からの繰越額を含めた収入は約二億三百万円。「会合費」は百九十七件記載され、総支出約八千二百万円の29%を占めた。休日を含めて一日当たり六万七千円余りを飲食に使っている計算だ。

 素淮会の収支報告書の会合費支出先で最も多かったのが東京都港区虎ノ門の高級ホテルの約六百七十五万円(三十六件)。次いで港区六本木の会員制サロンの約六百五十万円(十二件)。ほかにも十二年連続でミシュランガイド最高評価の「三つ星」だった銀座の高級すし店、「一つ星」の和食店、フランス料理店、うなぎ店などグルメぶりが際立つ。

 麻生氏は一八年三月から五月にかけ、森友学園への国有地売却を巡る財務省の決裁文書改ざん問題や福田淳一財務次官(当時)のセクハラ問題などに追われた。この期間にも計五十三件約八百三十万円を支払っていた。このうち四件二百九十二万円が六本木の会員制サロンへの支払いだった。

 麻生氏の事務所は一日の支払いが多額になっている理由や高級店で開く理由、実際の利用回数や人数、利用日を尋ねる本紙の取材に「政治資金については法令にのっとり報告している」とだけ文書で回答した。

 麻生氏は自らが代表を務める自民党福岡県第八選挙区支部で、党本部から税金が財源となる政党交付金千二百万円を受け取っている。党支部からは福岡県内での飲食費が約三十万円支出されているが、東京都内での飲食費はほぼ素淮会が支払っている。

実質的には税金

<政治資金に詳しい神戸学院大の上脇博之教授(憲法学)の話> 政党支部にお金があるからこそ資金管理団体は余裕ができる。それを考えれば、資金管理団体からの支出であっても実質的には税金で飲み食いしているのと変わらない。

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川崎でもワインを醸造できる! 特区認定で年内にも開始 農家5軒が参入の意向

2020年1月20日 16:55 東京新聞

〈農の暮らしinかわさき〉
 「かわさきそだちワイン特区」と銘打ち、川崎市内の農家が自家栽培した果実を使って、ワインなどの果実酒を自ら醸造できるようになる。市が国に対し、酒税法に基づく製造免許の基準を緩和する構造改革特区を申請。三月下旬にも特区認定される見通しで、年内にも市内産ワインの醸造が始まる。

 酒類の製造免許には、年六千リットル(七百五十ミリリットル入り八千本分)を製造しないといけない最低基準がある。市が申請した特区は、この基準の適用を除外。少量でも、農家が自家栽培した果実でワインをつくり、自ら営むレストランなどで提供できるようになる。

 市によると、麻生と宮前、多摩の三区で、五件の農家が醸造を始める意向を示している。原料にはブドウだけでなく、イチゴやカキ、ブルーベリーなども検討しているという。

 市内の農地は五百三十八ヘクタール(二〇一九年度)。一九九〇年度の千五十八ヘクタールからほぼ半減した。都市化や相続を契機に年々減少する中で、農産物の付加価値を高めるとともに、後継者の育成が課題だ。市は「市内産ワインは新たな魅力として、農業振興や観光に波及効果がある」とみている。

 この特区が認定されれば県内初。全国では昨年十月時点で埼玉県入間市、千葉県木更津市など百九十カ所で認定されている。

 今回の特区申請は、ピノ・ノワールやシャルドネなど、六種類のワイン用ブドウを麻生区岡上(おかがみ)で自家栽培している農業生産法人カルナエストからの相談がきっかけだった。

 同社は一七年に初めてブドウを収穫し、醸造は東京都練馬区のワイナリーに委託してきた。代表の山田貢さん(37)は「ブドウ栽培から醸造まで、川崎でワイン造りができるんだと知らせたい。若い世代に都市農業の可能性を示したいし、夢を持ってもらいたくて」と語る。

 年内に小規模な醸造施設を整備し、今年収穫するブドウを使って、フレッシュな「ヌーボー」を提供したいという。市民がワイン造りを体験できる場づくりも検討している。

 ただ、今回の特区では農家が自ら営む施設での提供に限られ、自家醸造したワインのボトル詰め販売は認められていない。その実現には、別の特区申請とともに最低でも年二千リットルの製造が必要で、ハードルがより高くなる。

 山田さんは「今回は第一歩。ほかの農家とも連携して、次のステップを目指したい」と話している。 (石川修巳)

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cat_18_issue_oa-tokyoshimbun oa-tokyoshimbun_0_cfd7fd23e223_小雪さんの朝晩のみそ汁 強い体をつくってくれた母にならって <家族のこと話そう> cfd7fd23e223 cfd7fd23e223 小雪さんの朝晩のみそ汁 強い体をつくってくれた母にならって <家族のこと話そう> oa-tokyoshimbun 0

小雪さんの朝晩のみそ汁 強い体をつくってくれた母にならって <家族のこと話そう>

2020年1月20日 16:55 東京新聞

 兄、姉、私の三人きょうだいです。父は繊維関係の貿易業、母は、私が子どもの頃は海外の服を輸入してブティックを開いていました。

 母は自分の体質改善と家族の健康のために、玄米を一晩水につけて発芽させ、炊飯器の中で三日ほど保温して発酵させた「発芽発酵玄米」を取り入れていました。私も五歳から、ごま塩をかけた玄米、梅干し、煮物、みそ汁、おやつは小魚という食事でした。

丈夫…疲れるために走っていた

 自分の体がとても丈夫なことに気付いたのは、高校生でモデルを始めてからです。仕事がどんなにハードでも倒れないし、風邪もひかない。三十歳頃までは、仕事に行くだけでは足りず、疲れて眠るために走っていたほどです。

 強い体を作ってくれた母の食事にならって、日本の伝統的な食品を子どもたちの食事に取り入れています。

 といっても、みそ汁を作るというシンプルなことなんです。小学二年の長男、一年の長女、四歳の次男には、朝晩みそ汁を出しています。砂糖代わりに甘酒を使った煮物や納豆など、発酵食品も毎食一品は入れています。

 子どもたちの体にお母さんの常在菌をたくさん入れて免疫力を高めてあげたいので、素手で五種類のみそも作っていますし、おむすびも手でじかに握ります。除菌重視の世の中ですが、人の体に日常的に共生して体を守ってくれる常在菌の働きはとても大事だと思います。

みそ汁づくりは夫も

 子どもは体調次第で食べたり食べなかったりなので、みそ汁は朝晩の一回飲み干してくれれば、菌が入るのでOKとしています。三人とも「みそ汁と納豆ご飯が食べたい」と喜んで食べています。シンプルな味付けが好きで、長男は「塩だけがいいんだよな」「甘すぎるカボチャはおいしくない」と言います。

 みそ汁を作るのは夜。子どもが寝てから作るか、夕食時に多めに作り、翌朝、具を足します。朝は火にかけて温めるだけ。みそ汁は夫も作ります。頑張ってご飯作りをするのではなくて、自然の素材を体がおいしく感じるような食生活にするのがポイントなのかな。子どもたちはインフルエンザにもかからないですし、丈夫に育っています。

 仕事と子育ての兼ね合いは一番難しいところ。どの子も四歳ぐらいまでは記憶がないほど大変です。三人もいるので、いつまで続くんだろうと気が遠くなることもあります。でも、去年に比べたら一時間多く働けたな、去年はもっと抱っこをせがまれていたな、と思い返すとちょっとだけ楽になっているのに気付きます。日々楽になると信じ、できるはずのことができない日があってもよしとする、気持ちの訓練も大事ですね。

 聞き手・今川綾音/写真・由木直子

こゆき 1976年、神奈川県生まれ。95年、高校3年でモデルデビュー。2000年、パリ・コレクションに参加。03年、米映画「ラストサムライ」に出演。その他多くのテレビドラマ、映画、CMなどで活躍。24日公開のドキュメンタリー映画『いただきます ここは、発酵の楽園』でナレーションを務める。

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往年のファンの要望で「王様クレイヨン」30年ぶりに復刻

2020年1月20日 15:05 東京新聞

 群馬県桐生市広沢町のクレヨンメーカー「王様クレイヨン商会」が、およそ30年ぶりに自社ブランドの製品を復刻する。トランプの絵札のキングをあしらった印象的なパッケージで、かつて多くの子どもたちから親しまれた製品だ。インターネットで資金を調達するクラウドファンディングで2月27日まで、復刻のための支援を求めている。(池田知之)

 王様クレイヨン商会は昭和初期ごろに東京で創業した老舗。製品は子どもたちに愛されたほか、童話「ごんぎつね」で知られる児童文学作家・新美南吉の作品「最後の胡弓(こきゅう)弾き」や、作家山口瞳のエッセーなどにも登場している。

 同社は数度にわたり経営主体が変わったが、現社長の荻野光一さん(55)の祖父と当時の王様クレイヨン商会の経営者が親しくなったのを契機に、1962(昭和37)年に桐生の現在地に工場が建設された。その後、荻野さんの父が経営権を得て社長に就き、荻野さんは98年に引き継いだ。

 クレヨンは人気を集めたが、不況などの影響で売り上げは伸び悩み、平成の初めごろに自社ブランドでの製造を中止。代わりに、床の傷を目立たないようにする補修材としてのクレヨンや、相手先ブランドによる生産(OEM)に注力するようになった。

 ただ同社には全国の往年のファンから復活を望む手紙がしばしば寄せられていた。荻野さんは「長く続いた企業の社長として歴史の重圧を感じる。クレヨンに思い入れを持っている人に届けたい」と決心、復刻を決めた。

 同社工場では、熟練の技術を持つ荻野社長らが主原料のパラフィンをかまで熱して、型に流し込む昔ながらの製法で試作を重ねている。

 クラウドファンディングで集める金額の目標は200万円で、支援額3000~2万5000円の8種類を用意した。額に応じてクレヨン(20色入り)のほか、オリジナルのシャツやマグカップ、トートバッグなどの返礼品がある。クラウドファンディングのサイトは「王様クレイヨン クラウドファンディング」の検索ワードで調べられる。

 一連の製品は将来的に小売りも視野に入れている。

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cat_18_issue_oa-tokyoshimbun oa-tokyoshimbun_0_0521c89d46a7_「もぐもぐタイム」職場でも ほっと一息、能率アップ 社内コミュニケーションも円滑に 0521c89d46a7 0521c89d46a7 「もぐもぐタイム」職場でも ほっと一息、能率アップ 社内コミュニケーションも円滑に oa-tokyoshimbun 0

「もぐもぐタイム」職場でも ほっと一息、能率アップ 社内コミュニケーションも円滑に

2020年1月20日 02:00 東京新聞

 仕事中、小腹がすいたときや気分転換したいとき、つい欲しくなるのがコーヒーや甘いお菓子だ。かつては仕事中の飲食を「だらしない」などとして禁じる例も多かったが、最近は「能率アップにつながる」と、積極的に認める企業が増えている。加えて「社内連絡もメールやSNSが中心」という傾向が強まったことを背景に、社員同士の会話を促すのにも役立つと注目を集める。 (添田隆典)

働き方改革にも一役

 ビスケットやラスクに、ストレス軽減に効くアミノ酸GABAを含むチョコレートも。ゲームアプリを開発する「サイゲームス」(東京都渋谷区)の休憩室に設けられた棚には約二十種類のお菓子がぎっしり。時折、社員が訪れては好きなお菓子を手に取って仕事場に戻る。徳茂敏一さん(32)は「外に買いに出る手間が省ける」と笑う。

 オフィスがあるのは、地上二十四階建てビルの十五階。付近にはコンビニもあるが、エレベーターを使って往復すると十分近くかかり、買いに行けば、その都度仕事がストップする。

 昨年四月施行の働き方改革関連法は、残業時間の上限を月四十五時間と明記。同社はそれに合わせ、限度時間を超えると仕事場への入退室を制限するルールを課した。お菓子の棚を管理する総務の永井智博さん(32)は「これまで以上にめりはりが大事。糖分を補給して一息つきたいとき、すぐ手に入るのは便利」と話す。置き菓子は働き方改革に一役買っているわけだ。

 同社は二〇一四年から、大手菓子メーカー「江崎グリコ」による置き菓子のサービス「オフィスグリコ」を利用している。専用の棚を設けると、利用状況に応じて、お菓子を補充したり、社員の要望などを基に新しい商品を入れてくれたりする仕組み。利用者は一つ当たり百~二百円で品物を購入する。棚の設置や商品の補充は無料。グリコは売れた分の代金を受け取る。

コーヒーマシンの周りに集まって

 美容系サイトを運営する「アイスタイル」(東京都港区)が使っているのは、大手飲食品メーカー「ネスレ日本」のサービス「ネスカフェアンバサダー」だ。コーヒーマシンのレンタルは無料。ネスレから購入したコーヒー粉を使ってコーヒーを入れる。同社では一杯五十円を徴収。一カ月で約千杯が飲まれている。

 もともとは一三年、オフィスにコーヒーの自動販売機がないことから導入したが、最近は社内コミュニケーションを促す意味でも欠かせない。同社では三年前から打ち合わせや連絡に社内チャットを取り入れた。便利な半面、直接顔を合わせて話す機会は減った。しかし、マシンの周りには人が集まる。「ほっと一息つく時間だから会話が弾みやすい。チャットで名前しか知らなかった人と出会って話すこともある」と社員の寺田穂(みのり)さん(24)。こうしたつながりが部署を超えた仕事をやりやすくしている。

「ほどほど」が大切 お薦めはチョコ

 オフィスグリコのサービスは〇二年に始まり、今では約十万カ所の事業所が利用。一二年からスタートしたネスカフェアンバサダーの利用は四十六万カ所に上る。残業規制やSNSの浸透を受け、「作業効率のアップや社内コミュニケーションの円滑化などを目指して使う企業が増えている」と、両社は口をそろえる。

 仕事の能率を上げる効果はどうか。管理栄養士の足立香代子さん(71)は「コーヒーに含まれるカフェインには眠気覚ましの効果、お菓子に含まれる糖分は集中力の維持に効果がある」と説明する。ただ、大事なのは「ほどほど」。国の食品安全委員会は、カフェインの取りすぎは目まいや吐き気を催す恐れがあると指摘する。お菓子も食べ過ぎると、肥満などが心配だ。

 足立さんのお薦めはチョコ。「脂肪が含まれるので満腹感が得られ、血糖値の上昇も穏やか」。コーヒーとチョコで気分を変えたら、さあ、もう一仕事だ。

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cat_18_issue_oa-tokyoshimbun oa-tokyoshimbun_0_12eb724a8e1e_茨城県の認可外保育施設 5年で死亡事故4件 県の不十分な情報公開に批判 12eb724a8e1e 12eb724a8e1e 茨城県の認可外保育施設 5年で死亡事故4件 県の不十分な情報公開に批判 oa-tokyoshimbun 0

茨城県の認可外保育施設 5年で死亡事故4件 県の不十分な情報公開に批判

 水戸市の認可外保育施設で2018年9月、生後2カ月の男児が死亡していたことが分かった。国の指導監督基準を満たしておらず、茨城県が行政処分の検討を始めた時だった。県内の認可外保育施設では15年以降に4件の死亡事故が発生しているが、県は詳細を公表しない事故もあり、識者は、情報公開が不十分で再発防止に生かせられないと批判する。 (鈴木学)

うつぶせ寝で死亡 職員3人とも無資格

 水戸市のこの施設は既に廃止届が出され、現在は運営されていない。茨城県は事故後、有識者による検証委員会を設置。再発防止に向けた報告書がまとめられ、昨年10月、県のホームページに掲載したが、報道発表はしていない。

 報告書によると、男児が死亡したのは24時間開所のベビーホテル。2018年9月1日午前3時半ごろ、母親が迎えに来た際に施設長が寝ていた男児を抱き上げたところ、冷たくなっており、病院で死亡が確認された。死因は特定できなかった。

 当時、男児はうつぶせ寝だった。乳幼児突然死症候群を防ぐため、国の基準ではあおむけに寝かせるよう定めているが、守られていなかった。また、職員の3分の1以上は保育士などの有資格者でなければならないが、施設長を含め職員3人は全て無資格だったなどの違反もあった。

行政指導を受けても、運営は改善されず

 県子ども未来課によると、この施設は設置届が提出された2012年度以降、保育士の確保などを繰り返し指導してきたが、改善がみられなかった。死亡事故は、行政処分を前提とした立ち入り調査を実施した後だったという。

 子ども未来課は昨年、県内の認可外保育所で5年間に4件の死亡事故の発生があったことを明かした。

 しかし、今回の死亡事故のほかに詳細が明らかになったのは、2015年6月、つくば市の認可外保育施設で1歳5カ月の男児が浴槽で溺死し、業務上過失致死の罪で経営者の女性が地裁支部で有罪判決を受けたケースだけ。

 残る2件のうちの1件は、今回と同じとみられる水戸市の施設で2016年7月に起きたゼロ歳女児の死亡事故。施設名は明らかにされていない。もう1件は、2015年に発生したこと以外は伏せている。

保護者に重要な情報を隠すのはおかしい

 詳細を公表しない理由について、萩本浩志課長は「国による指針などがない」と主張。2016年の死亡事故は検証しようとしたが、「当時は検証に必要な情報を関係者から得られなかった」としている。

 識者はどう見るか。保育事故に詳しい寺町東子弁護士は「保護者にとっての重要情報を行政が隠すのはおかしい。公表すべきで、事故対応も含め保護者は子どもを預ける判断をするし、事業者側も前向きに改善する姿勢があれば、事故が起きた事実を公表されただけで決定的なダメージにはならない」と言い切る。

 また、18年の死亡事故は報告書を読む限り、県の指導監督が「雑に見える」と指摘する。

 「事故があった施設は無資格者のみの保育で、避難訓練をしない、保護者の緊急連絡先の整備が不十分、調乳に携わる職員の検便をしないなどが常態化していた。それで運営を継続させたのはなぜか。悪質な施設を排除するのが行政の役割だ。行政の指導監督が保護者にとっての命綱で、県の監督指導態勢がまず課題ではないか」と疑問を投げ掛けた。

2020年度から立ち入り調査結果を公表へ

 水戸市の死亡事故の検証委は報告書で、認可外保育施設の立ち入り調査結果の公表の検討を求めるなどの提言をした。茨城県は提言を基に2020年度から、認可外保育所に関して保育従事者や有資格者の数などの情報とともに、調査結果を公表する方針を決めた。

 県子ども未来課によると、施設立ち入りの権限を移譲しているつくば市など32自治体は自前で、残りの水戸市など12自治体は県が調査している。現在、結果を公表しているのはつくば市だけだという。

 権限を移譲している自治体と足並みをそろえる必要があるため、公表の基準を近くまとめる。調査終了後、速やかに公表するのか、ある程度まとまってから公表するのかは、これから決めるとしている。

 提言にある巡回指導は既に始めた。また、睡眠中の子どもの状態をきめ細かく観察し、口頭のやりとりだけでなく、書面や電子媒体に記録することも求めている点については、書式を作成中としている。

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脱正月太りへ30分間トレ あなたはどれ?<比べてみま選科>

2020年1月17日 16:55 東京新聞

 正月の暴飲暴食に加え、寒さで運動不足の状態では-。そこで、仕事帰りや買い物ついでに利用しやすい短時間で効率的な運動ができるスタジオを紹介。それぞれわずか30分の運動だ。 (価格は、月/最低料金を表記。入会金、手数料などは別途)

◆バスト・ウエスト・ヒップ・太ももなどに効く

■アルペンクイックフィットネス

 動かした力やスピードにより運動負荷がきまる油圧式マシンを使用。重りで負荷を調整するマシンとは異なり、急激に重さがかかることがないので無理なく自分のペースで運動できる。女性専用スタジオで、バスト・ウエスト・ヒップ・太ももなど、女性が気になる部分を鍛える8台のマシンと、ボードの上でオリジナルDVDを見ながらの有酸素運動を交互に約30秒ずつ行うサーキット式。体組成測定もある。5042円~。運動後は、手足を温水につけ、余分な脂肪や老廃物などを汗と一緒に排出する有機ゲルマニウム温浴も(予約制、別料金)。スポーツメーカーの「アルペン」が運営。全国に50店舗がある。(電)052・559・0160

◆2500mの高地環境で 酸素供給能力高める

■TetraFit white

 スタジオ内は標高2500mの高地環境。酸素濃度が低い中で運動をすることで、酸素供給能力が高まり、呼吸の質が上昇。細胞が活性化し、若返りが期待できるという。継続することで、心肺機能の向上や、疲れにくい体に変わっていき、苦しくも辛(つら)くもないので、高齢者も無理なくトライできそうだ。ランニングなどを行う5台の自走式のトレッドミルは、30分歩くだけで約2時間の運動効果があるという人気のマシン。6種あるストレッチマシンと組み合わせ、有酸素運動と筋トレができる。

 ひばりケ丘北口店。西東京市ひばりが丘北3の3の30。1万2078円~。ストレッチだけ利用6578円も。完全予約制。(電)042・439・6175

◆「タニタ」がチェック 月に1度アドバイス

■タニタフィッツミー

 健康総合企業の「タニタ」がプロデュースする女性専用のサーキットトレーニング。2004年に開業、全国64店舗を展開する。

 12台の油圧式の専用マシンを使い筋肉を鍛える運動と、有酸素運動を30秒ずつ交互に繰り返し、2周するとアッという間に30分が経過。運動はもちろん、同社のプロ仕様の体組成計による月に1度の体のヘルスチェックが特徴だ。体幹部や腕と脚の左右5カ所の部位の筋肉量、脂肪量を計測し、体脂肪率と筋肉量による体形判定をする。スタッフのアドバイスが受けられ、自分の体に向き合うことで継続的な運動を促す。

 予約不要なので、気軽に通える。5280円~。(電)0120・513121


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エンテツさんの大衆食堂ランチ 自由軒(オムライス)

2020年1月17日 16:55 東京新聞

 北区のJR赤羽駅南改札すぐ前に昔からある洋食と中華の食堂だ。赤羽は近年「住みやすい街」や「飲ん兵衛の聖地」として人気のようだし、にぎわっている。かつては周囲に工場も多く労働者の街であり、働く人たちの生活を安くうまく支える飲食店が人気を集めてきたのだが、自由軒もその一軒。何度か利用しているが、いつも満足、また足が向く。

 昔の地味な佇(たたず)まいのままの入り口に「本日のおすすめ」のサインボード。生姜(しょうが)焼定食¥700、オムライス¥720、タンメン¥600。正月らしい彩りのオムライスにするかと思いながら入る。常連さんが描いたという額装のない絵がたくさん、カレンダーが数点も、壁を埋めている。その光景は、地域の人たちの「たまり場」「休憩所」といった感じで、妙にくつろぐ。このように地元に生きる姿そのままの食堂は、本当に少なくなった。

 オムライスは、まずいはずはない。姿も美しく、しっかりした味わい。食べていくと中華の文様が入った白い器の底に「自由軒」の赤い文字が鮮やかに、誇らしげだった。 (大衆食堂の詩人 遠藤哲夫)

 ◇東京都北区赤羽南1の6の4。営業時間 月曜16~21時、火~日曜10時~14時半、16~21時、無休。焼魚定食600円、ハンバーグ定食570円など定食各種。チャーハン620円、カツカレーライス750円ほか、ラーメン470円から麺類や一品料理などメニュー豊富

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人権NGOの発表に中国外交官が“乱入” 言論弾圧の批判「全く受け入れられない」

2020年1月17日 16:55 東京新聞

 【ニューヨーク=赤川肇】国際人権非政府組織(NGO)ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)は十四日、米ニューヨークで人権問題の年次報告を公表した。中国政府による少数民族ウイグル族の強制収容や言論弾圧を例に「世界の人権が中国の攻撃に脅かされている」と中国脅威論を展開。会見には中国国連代表部の外交官が突然現れ、「偏見と虚偽に満ちている」と反論を繰り広げた。

 約六百五十ページに及ぶ年次報告では国別の人権状況に加え、中国に関しては、巻頭特集を含め約三十ページにわたり詳報した。習近平国家主席らが体制を維持する上で人権を「脅威」と見なし、国内外で抑圧や監視を強めていると指摘。「中国は単なる新興大国ではなく、国際人権制度を脅かす存在だ」と国際社会として対処する必要性を説いている。

 会見では、HRWのケネス・ロス代表らの報告の概要説明の後、中国国営メディアの記者が、報告は香港の反政府デモについて警察の「過度の鎮圧」を批判する一方、暴動やデモを擁護していると批判。中国の外交官は「中国政府提供の事実情報を無視している。全く受け入れられない」などと加勢した。

 ロス氏は「誤りがあると言うなら具体的に示して」と応対。HRWの中国担当者は「十四年間担当しているが、中国政府から質問の回答をもらったことは一度もない」と切り返した。

 報告は、日産自動車前会長カルロス・ゴーン被告の事件で注目された日本のいわゆる「人質司法」についても問題視した。

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相模原殺傷公判「相当なトラウマに」 負傷者親族の調書も朗読

2020年1月17日 16:55 東京新聞

「ゲームのように命奪った」

 相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者ら四十五人が殺傷された事件で、殺人罪などに問われた元施設職員、植松聖(さとし)被告(29)の裁判員裁判の第四回公判が十六日、横浜地裁(青沼潔裁判長)で開かれた。検察側は殺害された七人の遺族と、重軽傷を負った入所者二十四人の親族の供述調書を朗読。「ゲームのように尊い命を奪ったとしか思えない」といった遺族の指摘のほか、一命を取り留めたものの深刻な心の傷を負った入所者の様子が紹介された。

 検察側は十五日に犠牲者十二人の遺族の調書を朗読しており、すべての犠牲者十九人の遺族の調書が朗読された。

 殺害された男性=当時(66)=の遺族の調書で「ラジオのチューニングが大好きで、きれいな音が出るととてもうれしそうにした」などと、一人一人の生前のエピソードが紹介された。

事件後も続く苦しみ

 重軽傷を負った入所者二十四人の親族の調書は、家族が実名での審理を希望した尾野一矢さん(46)のほかは「乙A」「乙B」などの記号で読み上げられた。

 「乙G」と呼ばれた当時四十一歳の入所者の母は調書で「事件の映像が流れると目をそらし、精神的に相当なトラウマ(心的外傷)になったのだろう」と事件後も苦しみが続いていると明かした。「乙H」と呼ばれた当時四十二歳の入所者の母と兄の調書では「怖い思いをして心に深い傷を負ったと思う」などと、事件で受けた被害の大きさを代弁した。 (曽田晋太郎)


 相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」殺傷事件の裁判員裁判で、検察側は16日、犠牲となった入所者19人のうち、前日の12人に続き7人の遺族の供述調書を法廷で朗読した。要旨は次の通り。 

『植松被告が精神障害者だったら憎み切れるか…』▼男性(66)の兄

 七歳年下の弟だった。ほとんど言葉は話せなかったが、表情豊かで身ぶり手ぶりで気持ちを伝えようとしていた。「あー」「うー」といった単語で何をしたいのか意味が伝わった。他の人の言葉は理解しているようで、うれしそうにしたり、露骨に嫌な顔をすることもあった。

 ラジオのチューニングが大好きで、チャンネルを回し、きれいな音が出ると、とてもうれしそうだった。分解も好きで、面会に行くと「お土産でラジオを持ってきてくれたでしょ」と言うように「あー」と声を出し、せがんできた。

 最後に会ったのは二〇一六年七月十日。「また来るからな」と帰った。この日が最後になるとは予想もしなかった。植松(被告)と面識はない。決して許せない。ただ、精神障害者だった場合は、憎みきれる自信がない。

『「あー、うー」と歌って楽しませてくれた』▼別の男性(66)の姉

 弟は生まれて初めての正月に肺炎で高熱が出て症状が悪化し、脳性まひと診断された。言葉はほとんど話さないが、「あー」「うー」と一生懸命声を出していた。歌が大好きで家はいつも歌が流れ、弟は身ぶり手ぶりを交えて「あー」「うー」と歌って家族を楽しませた。弟の笑顔が見たくて、家の中は楽しい会話があふれていた。

 ドライブが好きで、網膜剥離で目が見えなくなってからも、景色が見えているかのように体を揺すって楽しんでいた。果物が大好きで、サクランボ狩りやモモ狩りのバス旅行に行った時は一緒に食べた。今度どこに行こうか、何をしようかと考える幸せを奪われた。

 犯人は障害者の人権を無視し、まるでゲームのように尊い命を奪った。弟の苦痛以上のものを与えたいが、やり場のない怒りをどこにぶつけたらいいのか。

『子供のような表情、かわいかった』▼男性(55)の妹

 兄は生後数カ月のとき高熱が続き、それが原因で脳性まひと診断された。体が不自由で会話はほとんどできなかったが、私たちの言葉はある程度理解していた。子どものようにシュンとした表情を見せることもあり、家族はその様子を「かわいい」と感じていた。

 小学校には通えなかったが、先生が自宅で勉強を教えてくれた。そのおかげで数字やひらがなを理解し、紙に「りんご」と書けば、冷蔵庫からリンゴを取ってきたり、紙に家族の誕生日の日付を書くと、誕生日の人を指さしたりできた。

 父の帰りが遅いと大声を上げるなど、時間を理解し、時間にうるさかった。テレビの歌番組をまねて歌ったり踊ったりすることもあった。園の職員から「正義の味方のように他の利用者の面倒を見てくれる」と言われ、うれしい気持ちになったことがある。

『きれいな顔で寝かされていた弟に呼びかけたが…』▼男性(65)の兄

 やまゆり園の職員から「弟が亡くなった」と聞いた時は、ショックで心が壊れないようにするため、感情がストップしたかのような感じだった。

 面会室のベッドに寝かされた弟の顔はきれいだった。ほほに触れたが、それほど冷たくなかったので、寝ているだけではないかと思い、名前を呼び掛けたが、反応はなく、死んだのだと実感した。

 「いー」「いや」など簡単な単語は話せた。まだ小さかった私の娘を見ると、呼び掛けてくれた。娘が大人になってからも目を細めてくれる、心優しい弟だった。
 言葉は不自由でも、身ぶり手ぶりで気持ちを表現するので理解できた。動物が好きで特にイヌが好きだった。幼いころに一緒に過ごせず、時間を取り戻そうとしていた直後の事件で悔しい。

『照れくさそうにしていた会話が最後に』▼男性(49)の母

 幼い時から情緒の不安定さと知能の遅れを抱えていて手はかかったが、私たち夫婦にとって初めての子。かけがえのない子だった。

 夫と囲碁を打つことや私と外出するのが大好きだった。碁を打つ時は真剣そのもので障害があるとは思えなかった。成人になり、本人の希望通りパンチパーマでスーツを着て写真を撮った時はうれしそうだった。

 親が亡くなった後も安心して暮らせるように入所を決断した。誕生日に電話して「おめでとう。いくつになった?」と聞くと「四十九だよ」と。「みんなと仲良くね」と言うと、照れくさそうに「もういいよ」と言って職員に電話を渡した。それが最後になった。

 亡くなったと聞き、頭が真っ白になった。息子が生きているだけで私は幸せだった。必死で生きてきたあの子の人生は何だったのか。答えが見つからない。

『一番いい顔が最後の姿』▼男性(67)の兄

 最後に会ったのは七月十日。二十分ぐらい身の回りの世話をした。帰る時「また来るからよ」と言うと、弟は車いすから私を見て右手を上げて笑顔であいさつした。職員が「一番いい顔」と言ってくれた。元気な最後の姿になるとは夢にも思わなかった。

 弟には生まれつき知的障害があったと聞いたが、両親にかわいがられた。弟は父のまき割りや草刈りを手伝っていた。自分は家を離れたが、弟は両親と家事をし、一緒に家を守ってくれていた。草刈りがうまく、入所してからは職員にやり方を教えていたと聞いた。

 弟がどれだけ怖い思いをしたのか。無念だったのは間違いない。本当に手がかかることもあったが、弟を人間として見なかったことはない。どんな人間でも命は命。どんな罰を受けても償えないが、とにかく償ってもらいたい。

『植松被告の考えはどこから生まれたのか』▼男性(43)の母

 息子は姉よりハイハイや歩くのが早かった。三歳の時、話さないことが気になり、自閉症の傾向があると診断された。じっとしているのが苦手だった。「あー」「うー」としか言えず、家族はわかっても、他人とコミュニケーションを取るのは難しかった。

 特別支援学校を卒業後、社会福祉法人の工房に通い、働くことを学んだ。少額ながら給料をもらうなど、社会貢献をする姿がうれしかった。

 事件があった七月に会いに行き、楽しく過ごした。大好きなアイスを食べ、ジュースを飲む姿に癒やされた。「じゃあね」と告げると、部屋に戻っていった。それが最後の姿。

 植松被告の考えはどこから生まれたのか。採用時の志はどこに行ったのか。自分がしたことに満足しており、一生許すことはできない。息子を返してほしい。

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