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浅草の味教えます オンライン料理教室 店主ら講師に

2020年5月26日 16:55 東京新聞

 浅草地区(台東区)の飲食店の料理人を講師に迎えるオンライン料理教室を8月から始めようと、資金をインターネットで募るクラウドファンディングが展開されている。新型コロナウイルスの影響で外国人観光客が激減した浅草で、食の魅力をアピールして近所から国内のファンを開拓し、飲食店を応援していく企画だ。 (井上幸一)

クラウドファンディング開始

 「浅草の『食』の道案内」をうたう教室名は「あさくさ食たび」。浅草を拠点に食のイベントなどを運営するオフィス「YUIRO(ユイロ)」(台東区雷門二)が主催する。八月から週一回ペースの本格的なオンライン料理教室を予定し、講師を選定中。二時間のうち前半で店の歴史などを学び、後半で料理法を伝授する。

 クラウドファンディングは十六日から始めた。六月二十五日までに五十万円集めることを目標としている。集めた資金は、店の宣伝、講師への謝礼、教室の運営などに使われる。

 資金を支援した際の特典として、飲食店の店主らが店の歴史や料理などを語るオンライン講座(料理教室はなし)に参加する権利をもらえる。洋食店「ヨシカミ」の熊沢永行さん(七月二日)、「ときわ食堂」の牧信真さん(同二十九日)、天丼店「大黒家」の丸山力三さん(同三十日)が講師で、それぞれの店のハヤシライス、穴子重、特別定食も食べられる。このほか、浅草飲食店ツアーに参加できる特典も別にある。

料理作り「浅草」身近に感じて

 YUIROの岩瀬友理代表は「料理を作ってみることで、浅草がより身近に感じられる。新型コロナが終息したら、オンラインでなく、料理教室に直接参加していただけるようにしたい」と話している。

 クラウドファンディングは、「モーションギャラリー」のプラットホームから(「あさくさ食たび」で検索)。

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「布マスク」「10万円」遅すぎた 緊急事態解除されたが…

2020年5月26日 16:55 東京新聞

 安倍晋三首相は二十五日の記者会見で、新型コロナウイルス感染拡大への対応策として打ち出してきた布マスクの全世帯配布や、全国民対象の十万円給付などに遅れが目立っている現状を踏まえ「反省すべき点は多々ある」と話した。 (村上一樹)

今月末までに6300万世帯に

 「アベノマスク」とも呼ばれている布マスクは、四月一日の政府対策本部会合で、首相が全世帯に二枚ずつ届けることを表明した。当時は全国的にマスクが品薄状態にあり、再利用可能な布マスクは「極めて有効」と指摘していた。政府は今月末までに全国約六千三百万世帯に配布する計画を示している。

 だが二十四日までに配布できたのは約二千三百五十万枚と全体の19%にとどまる。妊婦向けに別途配布した布マスクでは、汚れや異物混入が発覚。全世帯向けでも不良品が見つかり、回収や検品に追い込まれた。

申請書の郵送は今月下旬に

 首相は「配布が予想より遅れているのは事実。到着を待つ皆さんに、一日も早く届けられるよう全力を尽くす」と強調した。

 十万円の給付は、人口の多い都市部で申請書の郵送が今月下旬にずれ込む自治体が多い。横浜市などでは既に今月中の支給が間に合わず、早くても六月以降となる見通しだ。首相は「IT化などが十分に進んでいない点があることは率直に認めなければならない」と釈明した。

オンライン申請も不具合

 休業要請などで業績が悪化した企業や従業員向けの雇用調整助成金は、二十日にオンライン申請を始めるはずだったが、システムの不具合で停止。申請しようとした人が他人の個人情報を一時的に閲覧できた事例も相次ぎ、復旧のめどが立たずに支給手続きが滞っている。

 雇用調整助成金の給付についても、首相は「時間がかかっているのは事実。真剣に反省しなければならない」と語った。

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マスクで肌荒れ保湿し防ぐ 暑い時期の着用 蒸れ、乾燥、摩擦

2020年5月26日 16:55 東京新聞

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ごうと、マスクの着用時間が長くなるにつれ、口周りの肌のトラブルに悩む人が少なくない。マスク内部の蒸れや、サイズが合わないことによるこすれが主な原因だ。湿度の高い梅雨や暑さの厳しい夏に向け、予防や悪化させないためにはどうすればいいか。 (植木創太)

「何かにかぶれたかな」痛み

 岐阜市の女性会社員(41)が口周りの肌荒れに気付いたのは、暑さが増してきた五月中旬。「何かにかぶれたかな」と思うような痛みも感じ始めた。今、原因として思い当たるのは、国の緊急事態宣言が出た四月以降、着けるのが当たり前になったマスクだ。「こんなに長期間にわたって着けたことはない」。悪化が心配だが、マスクをやめることもできず頭を抱える。

 藤田医科大ばんたね病院総合アレルギー科教授で、皮膚科が専門の矢上晶子さんによると、例年、マスクによる肌トラブルを訴えて来院する患者は冬のインフルエンザの流行期や春先の花粉症の時期に多い。しかし、今年は五月以降も続いている。多いのは、マスクが肌に触れる部分が赤くなってかゆみや痛みが出る症状。「一日中マスクを着ける状況は、肌にとって大きなストレス」と指摘する。

蒸れと乾燥繰り返し摩擦加わる

 一般的な不織布マスクは目が細かく、内側に水分がこもりやすい。夏になると汗の量が増える分、なおさら内部の湿度は上がる。そうした状態でマスクを外すと、水分が一気に蒸発。肌の水分も奪うため、急激に乾燥が進む。蒸れと乾燥を繰り返し、そこにマスクの摩擦が加われば肌は荒れやすくなるというわけだ。

 予防には、マスクを着ける前や外した後、年齢や肌質に合った化粧水やクリームを塗って保湿をすることが役立つ。矢上さんは「職場や学校にいる日中は難しいかもしれないが、肌が荒れやすい人は年齢や性別に関係なく、せめて朝晩の保湿を習慣づけてほしい」と呼び掛ける。保湿の前には洗顔料を使って顔を洗うなど清潔に保つことも大事という。

 マスクは小さ過ぎても大き過ぎても、締め付けにつながったり、ずれやすかったりと、肌への刺激が大きく要注意。着けた時に快適なサイズ、形を選びたいが、マスク不足もあってなかなか難しい。そんな時は、マスクと肌が触れ合う部分にガーゼなど柔らかい布を挟めば、刺激は減らせる。ただ、あまりに厚い布を挟むと熱がこもりやすいため、熱中症の危険がある夏に向けては注意が必要だ。

 十~二十代は、こすれによる傷がニキビの悪化につながることもある。痕を残さないよう、見つけたら早めに皮膚科専門医にかかって治療を受けたい。矢上さんは「マスクを着けて夏を過ごすのは多くの人にとって初めての経験」と言い、対策を呼び掛ける。

通気性よい天然素材、夏用の需要

 保冷剤を入れるポケットがあったり、通気性のいい天然素材でできていたり。暑い日でも快適な夏用のマスクの需要が高まる。

 不織布製に比べて、目が粗く、通気性がいいのが布製マスクだ。イオングループのコックス(東京)は14日から、触れるとひんやり感じる大人用マスクの予約販売を始めた。素材は主にポリエステルで紫外線を防ぐ効果も。約1週間で想定の10倍の注文を受けた。

 手作り品が買えるサイト「Creema」でも、布マスクの出品は急増。運営するクリーマ(同)によると、2月の約2000点から現在は12万点以上に。「夏用」をうたい、夏の着物に使われる綿や麻などで作ったものも目立つ。

熱中症と感染拡大防止、使い分け

 ただ、マスク着用の大きな目的は飛沫(ひまつ)を防ぎ、感染を広げないこと。公衆衛生学が専門で、「マスクの品格」の著書がある聖路加国際大大学院准教授の大西一成さん(41)によると、通気性を求め過ぎると、本来の効果が薄れる危険がある。

 「3密」のような感染リスクが高い状況では、顔の形にフィットした不織布製など飛沫防止効果の高いマスクを着けるのが適切。布製は、人との距離が保てる屋外などに限るべきだという。「素材や構造による効果の違いを理解し、熱中症の危険も考えながら使い分けて感染拡大防止と快適さを両立させて」と呼び掛ける。

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cat_18_issue_oa-tokyoshimbun oa-tokyoshimbun_0_6e1l5y8baxe9_「オンライン紙芝居」で世界つなぐ 週1開催、海外からも 6e1l5y8baxe9 6e1l5y8baxe9 「オンライン紙芝居」で世界つなぐ 週1開催、海外からも oa-tokyoshimbun 0

「オンライン紙芝居」で世界つなぐ 週1開催、海外からも

2020年5月26日 16:55 東京新聞

 川崎市を中心に活動するプロの紙芝居師が、ビデオ会議方式の「オンライン紙芝居」に挑戦している。本来、目の前の観客と一緒に作り上げる触れ合いが紙芝居の醍醐味(だいごみ)だが、新型コロナウイルスの影響でイベントが次々中止に。「今こそ、紙芝居のワクワク感を子どもたちに届けたい」との願いに共感が広がり、海外からも演者が集う場になっている。(石川修巳)

昨年末から「青空かみしばい」

 四月中旬から「オンライン青空かみしばい」を始めたのは、「紙しばいや もっちぃ」こと望月晶子さん=東京都世田谷区。二〇一五年に紙芝居を始めて丸五年になる。

 昨年十二月からは、川崎市高津区の小さな公園で行われる野菜市に合わせ、「青空かみしばい」を開催。年齢も障害の有無も、プロ・アマも問わずに出演できる趣向で、「みんなで非日常の娯楽を共有したい」という願いだった。

一転コロナ禍、Zoomで開催

 しかし、コロナ禍で開催できなくなった。「まるで世の中が真っ暗なトンネルに入ったよう。今こそ、人と触れ合える紙芝居を届けたかった。一人じゃないよ、って」。着目したのが、Zoom(ズーム)によるオンライン開催だった。

 望月さんが週一回のペースで始めた試みに、各地の紙芝居師らが協力。賛同の輪は海外にも広がり、メキシコやブラジル、スイスなど、紙芝居で世界をつなぐ場になっている。

宣言解除で次回31日で終わる

 二十三日にあった七回目は約四十人が参加。米国の紙芝居研究者タラ・マクガワンさん、大阪のベテラン紙芝居師大塚珠代さんらが出演し、拍子木と「はじまり、はじまり~」の声が響いた。「離れているのに、お茶の間に集まっているみたい」と望月さん。

 緊急事態宣言の全面解除に合わせ、オンライン開催は次回の三十一日で終了。リアルな青空かみしばいは八月に再開予定という。詳しくは「オンライン青空かみしばい」のフェイスブックページへ。

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cat_18_issue_oa-tokyoshimbun oa-tokyoshimbun_0_jbwhorymk2sn_生徒に「アベノマスク着用」 深谷の中学が文書 学校謝罪 jbwhorymk2sn jbwhorymk2sn 生徒に「アベノマスク着用」 深谷の中学が文書 学校謝罪 oa-tokyoshimbun 0

生徒に「アベノマスク着用」 深谷の中学が文書 学校謝罪

2020年5月26日 16:55 東京新聞

 埼玉県深谷市の市立中学校が、政府が全世帯に配布した布マスクについて「アベノマスク着用」と強要するような文書を、生徒に配布していたことが分かった。市教育委員会は「強制の不安を与える表現があった」として二十五日、同校に対応を要請。学校側は「各家庭でご用意いただけるマスクでかまいません」とのメールを保護者に配信し、謝罪した。 (渡部穣)

臨時登校日、次回の持ち物に

 市教委などによると、文書は臨時登校日だった二十二日に三年生に配られ、次の登校日の二十七日の持ち物として「アベノマスク着用(別のマスク着用生徒については携帯しているか)の確認」とあった。「個別指導」の欄には「アベノマスク(着用または持参)を忘れた生徒は少人数教室に残る」とも書かれていた。

 内容に驚いた保護者が学校に問い合わせ、撤回を求めた。しかし学校側は「国から配られたものなので着用すること」と応じず、「アベノマスクなら全員が所持している」「華美なデザインのマスクでアピールすることがないようにとの意味もある」などと説明したという。

学校独自に、校長「配慮欠ける」

 市教委によると、文書の内容は学校側が独自の判断で決めていた。校長は取材に対し「配慮に欠けていた」と釈明した。

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東京都で新たに8人の感染確認 宣言解除の目安を下回る

2020年5月25日 16:55 東京新聞

 関係者によると、東京都で25日、新たに8人の新型コロナウイルスの感染者が確認された。これで都内の累計の感染者数は5160人となる。

 24日までの直近7日間の新規感染者数の平均は約7・1人。国が緊急事態宣言解除の目安とする10人程度を下回っていた。

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cat_18_issue_oa-tokyoshimbun oa-tokyoshimbun_0_1knzdatsul48_東村山→都心 無料通勤バス「銀河鉄道」が運ぶもの 1knzdatsul48 1knzdatsul48 東村山→都心 無料通勤バス「銀河鉄道」が運ぶもの oa-tokyoshimbun 0

東村山→都心 無料通勤バス「銀河鉄道」が運ぶもの

2020年5月25日 16:55 東京新聞

 新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言が発令される中、東京都東村山市から都心まで無料の通勤バスが走っている。平日の朝、「密」になりがちな電車に乗らずに出勤してもらおうと、地元のバス会社「銀河鉄道」が運行。どこからも補助を受けず、燃料代も自腹のバスをなぜ走らせるのか。乗ってみて考えた。 (稲垣太郎)

乗客16人、2人席に1人ずつ

 まだ肌寒い午前五時四十分、西武線東村山駅の東口に大型バスが止まった。前夜までに予約した利用者が一人、二人と近寄ってくる。社員が通勤定期や社員証を見せてもらい、両手に消毒スプレーをかけてから車内に案内した。

 この日の利用者は十六人。車内は四列、四十九席で、マスクを着け、二人席に一人ずつ座る。「こちら特報部」の席の周囲は、通路を挟んで男性が一人と、前後に一人ずつ。人との距離が開いていて安心感がある。

「安心」「電車は感染怖い」「感謝」

 午前六時、出発。信号で止まるだけで道路はすいており、渋滞はほとんどない。利用者は眠ったりスマホを見たり、新聞を広げたり。グループはおらず、車内は静かだ。

 後方にいた電話オペレーターの女性(56)は、個人情報を扱うためテレワークできず、出勤せざるを得ないという。「電車の方が早いけど、安心して出社できるので、ほぼ毎日使わせてもらっている」。IT企業に所属するエンジニアの男性(39)も派遣先の企業まで行かなくてはならず、在宅勤務はできないという。「電車は感染が怖い。このバスには感謝しかない」

運転士「地元に恩返し、やりがい」

 経由地の新宿駅西口で七人ほどが下車。運転士の辻明さん(66)に「ありがとうございました」とお礼を言っていく。七時四十分、終点の東京駅丸の内口に予定より二十分早く到着。「観光バスでもお礼を言われるが、より感謝されている気がする。地元に恩返しできて、やりがいがあります」と辻さんは話した。

 運行する銀河鉄道の山本宏昭社長(56)は無類のバス好きだ。実家の酒店の前に路線バスのバス停があり、物心ついたころから見ていた。運転士になることを夢見るようになり、大学卒業後は家業を手伝いながら中古のバスを買うほどに。一九九九年に「銀河鉄道」を設立した。

観光バス全予約キャンセルで決断

 現在、社員は約五十人。観光バスの収益で路線バスの赤字を補う形で自転車操業してきたが、その観光バスの予約がコロナですべてキャンセルになった。「心臓が止まった状態。やれることをやり尽くそう」。山本さんはそう思い、観光バスを使って役に立ちたいと考えた。

 路線バスとして申請したら認められるまで時間がかかり、今困っている人たちを救えない。国土交通省と相談した上、三月十二日から新宿駅経由東京駅行きと、新宿駅行きの二便で始めた。山本さん自身も大型連休前まではハンドルを握った。現在は東京駅行きだけに減らしたが、今月二十日までに延べ六百七十三人を運んだ。

自費運航にエール続々

 燃料代は路線バスの日々の売り上げで補うが、路線バスも苦しい。売り上げが前年同月比で50%以上減った中堅・中小企業に最大二百万円を支払う持続化給付金に申し込んだが、入金時期は不明。業績が悪化した企業が従業員を休ませた場合に支給される雇用調整助成金も「計算が煩雑で必要な書類も多い。申請するだけで大変」と妻の優子専務(56)は頭を抱える。

 それでも、取り組みを知った人たちからは「励まされた」「陰ながら応援します」などと書かれた手紙やメール、寄付が百通以上寄せられているという。山本さんは「無料通勤バスをやらなかったら、会社の危機を乗り越えられたというわけじゃない。感染の恐怖がなくなるまで続けたい」と意欲を語っている。

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「非国民は閉店しろ」「売国奴」 自粛警察の貼り紙が悲しすぎる

2020年5月25日 16:55 東京新聞

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、営業中の飲食店に脅しともとれる張り紙などをして自粛を求める「自粛警察」が後を絶たない。東京都荒川区で飲食店を経営するフィリピン出身の女性(57)も連日張り紙をされ、心無い言葉も浴びせられた「被害者」の一人だ。重くのしかかる家賃や生活費のため「命懸けで営業するしかなかった。どの飲食店も大変な状況。誹謗中傷(ひぼうちゅうしょう)は悲しすぎる」と訴える。 (西川正志)

閉店後の深夜、マスクの男女二人組

 「営業自粛しない非国民は閉店しろ」。五月のある日、店の玄関ドアや看板にこんな張り紙があった。はがしても翌日にはまた張られる。三日目の閉店後の深夜、マスク姿の男女二人組が張り紙をしているのを目撃。声を掛けると、「売国奴」「おまえのやっていることは犯罪だ」とののしられた。五分ほど口論になったが、夫が駆けつけ、二人は逃げていった。

 感染拡大前までの営業時間は午後七時~午前二時。都は午後八時での閉店を要請したが、女性は午後十時までの短縮にとどめた。客がいる場合は看板を消し、その客が帰るまで営業を続けた。

店を空けないと生きていけない

 「店を開けないと生きていけなかった」。女性が苦しい事情を明かす。家賃など月々にかかる固定費は十七万円以上。要請された午後八時までの一時間で稼ぐことは不可能で、大家も支払いの延長を認めてくれなかった。個人タクシーの運転手の夫も仕事がほぼなくなり、収入が激減。生活費の捻出もままならなくなった。

 一人で切り盛りするこぢんまりとした店は「三密」になりやすく、感染リスクは低くない。「私も感染するかもしれない」という恐怖感を抱えつつも、重くのしかかる家賃や生活費を考えると、営業せざるを得なかった。

苦しい現状も思いやって

 誹謗中傷の張り紙をされてからは、閉店後の帰り道が怖くなった。店が壊されるかもしれない、誰かに暴行されるかもしれない。そんな不安がつきまとった。「なぜあんな心無い言葉を投げつけるのか理解できない」。憤りを感じるが、このまま感染が収束しなければ、十九年間続けてきた店を閉めることも検討している。

 いま、女性は願う。「どの飲食店も感染収束後に客足が戻るかどうかは分からず、不安は大きい。苦しい現状を少しでも思いやってほしい」と。

「3密だ」「マスクしてない」など110番2441件 警視庁

 警視庁によると、今年1月以降に入った110番のうち、新型コロナウイルス感染症に関連した内容の通報が2441件(18日時点)あった。同庁幹部は「外出自粛要請で日常生活が制限されている影響などで、他人の言動にストレスを感じて110番するケースが多いようだ」と話す。

 この期間にあった110番の総数55万8846件の内容から、「コロナ」「緊急事態(宣言)」「自粛」など新型コロナウイルスに関連するキーワードに該当したものを抽出した。「緊急事態宣言中に飲食店が営業している」「子どもが公園で遊んでいて3密が起きている」「薬局が50枚4000円という高額でマスクを売っている」など、人との接触や経営・外出自粛、マスク販売に関する内容が目立った。

 他にも「近所のタイヤ店の作業音がうるさい。店員がマスクをしていないので注意してほしい」という内容や、公園でマスクをせず走っていた人が「見知らぬ男性に注意された」と通報してきた例もあったという。 (奥村圭吾)

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自殺職員の妻が語った夫の絶望「やったらあかんことやらされた」 森友文書改ざん

2020年5月25日 16:55 東京新聞

 学校法人「森友学園」の国有地売却問題を担当していた財務省近畿財務局の赤木俊夫さん=当時(54)=が、佐川宣寿(のぶひさ)元国税庁長官の指示で決裁文書の改ざんを強要され自殺に追い込まれたとして、佐川氏と国を提訴した妻雅子さん(49)が本紙の取材に応じた。 (望月衣塑子)

明るかった夫から笑顔が消えた

 同じ岡山県の出身。出会って二回目にプロポーズされて結婚した。大きな声でよく笑い、明るく物知りで、とにかく優しかった。コンサートでも落語でもチケットを必ず二枚買うので、毎週末、連れ回され、気付くと、私も落語も美術館も大好きに。楽しむ夫を見ているのが幸せで、よく笑われるが、趣味は「赤木俊夫」だった。

 彼の顔から笑顔が消えたのは、一七年二月二十六日、佐川宣寿(のぶひさ)元理財局長らの指示で近畿財務局職員が大量に日曜日に呼び出され、上司に改ざんを命じられた日から。直後の旅行では、よく笑う夫が全く笑わなくなった。

 「内閣が吹っ飛ぶようなことをさせられた」「やったらあかんことをやらされた」

辞めることもできず、うつ病に

 改ざんは打ち明けてくれなかったが、日に日に表情は暗く、口数も減った。数カ月後、早期退職制度で辞めようと上司に相談したが「無理だ」と断られたと聞いた。あの時に辞められたら、夫はその後も苦しみ死ぬ必要はなかったのではないか。

 夏の異動がなく落ち込みは悪化、うつ病を発症した。家の上を飛ぶヘリの音を聞くと、窓の端から隠れて見るように。相談した産業医には「詐病では」などと責められ、傷ついた。

「全部自分のせいにされる」と自傷行為

 「検察が追ってくる」「最後は全て自分のせいにされる」。妄想や恐怖を口走り、昼夜問わず泣き、体をかきむしりたたくなど、自傷行為を繰り返した。

 一八年三月二日、新聞一面に改ざんが報道されると「ちくしょう。もう死ぬ」と山にこもり、翌日は「近所の人に裁判にかけられる」と暴れ、否定する私に馬乗りになってきた。

夢に現れた夫「大事なもの置いてきた」

 自殺した直後の五月、夢に何度か夫が現れた。「大事なものを置いてきた」と言っていた財務省でさがし物をする姿。もう一つは「俺は元気だよ。死ななくてもよかったのになぁ」と、屈託なく笑う姿だった。

 「自分の体の半分がもぎ取られたような喪失感が今も続く」と雅子さん。「どんな状況でも生きていてほしかった。いつか元気になり、かつてのように太陽のような笑顔を見せてほしかった。どうしてあげればよかったのか。今も答えが見つからない」

首相夫妻、墓前で手を合わせてほしい

 財務省や近畿財務局幹部たちの真実にふたをし、見て見ぬふりの心ない言動に何度も傷つき、提訴を考えるようになった。一七年二月十七日、「私や妻が関わっていれば、総理大臣も国会議員も辞める」との首相の答弁がなければ、佐川氏が改ざんを指示し、夫が自殺に追い込まれることはなかった、との思いが込み上げる。

 「首相夫妻には、とっちゃん(俊夫さん)の墓前で手を合わせてほしい」。静かにつぶやいた。

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JR浜松町駅ホームの小便小僧 新型コロナで初めてマスク姿に

2020年5月25日 16:55 東京新聞

 季節や時代を映しながら毎月、衣装が変わるJR浜松町駅(港区)の小便小僧が初めてのマスクを着けた。新型コロナウイルスの感染予防を呼び掛けている。

 戦後復興期に設置された小便小僧は、いつしか、誰かの手で衣装を着せられるようになった。一九八六年から、港区の手芸グループ「あじさい」(後藤和子会長)が活動を引き継ぐ。

 現在は、毎月二十六日の着せ替えが恒例行事。緊急事態宣言が出たため、後藤さんは、先月の着せ替えは中止も考えたというが「マスク姿で公共交通機関の利用マナーを伝えよう」と思い直した。

 「マスクを着けた姿もかわいい。先が見えない不安の中で駅を利用する人たちに、ほっこりした気持ちになってもらえれば」

 梅雨入りする六月の衣装は、レインコートと長靴姿を予定している。メンバーと話し合って決めるが、コロナの収束が見えないなか、マスクは「また、着けることになるでしょうね」。そのときは、黄色のマスクをコーディネートしようと思っている。 (浅田晃弘)

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