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年収1000万円の高校生同士でトラブル 警視庁が少年3人逮捕 被害者側はフォロワー200万人

2019年9月26日 16:55 東京新聞

(写真は警視庁の外観)

 会員制交流サイト(SNS)で年間約一千万円の広告収入を得ている高校生を呼び出し、アカウントを削除させたとして、警視庁は二十五日、電子計算機損壊等業務妨害の疑いで、高校三年の男子生徒(18)=東京都文京区=ら都内の十八~十九歳の少年三人を逮捕したと発表した。逮捕は二十四日。

LINE@アカウント消去させた容疑

 少年事件課によると、男子生徒らは被害者の高校生と内容が競合するSNSを運営しており、「自分たちの収入を伸ばすためにやった」と容疑を認めている。

 逮捕容疑では、二月二十二日午後五時半ごろ、北海道北斗市の高校三年男子(18)を東京駅に呼び出し、乗用車の中に連れ込んで、携帯電話で「LINE@」の四つのアカウントを消去させ、業務をできなくしたとされる。

ダンス映像や恋愛記事で広告収入

 同課によると、被害を受けた高校生は「LINE@」で中高生向けにダンス映像や恋愛関係の記事などを発信し、約二百万人にフォローされていた。逮捕された男子生徒もSNSで年間約一千万円の広告収入があった。男子生徒らは二月上旬、「五千万円であなたのサイトを買いたいと言っている人がいる。仲介する」とSNSで高校生に伝え、呼び出していた。

 同課は九月三日、監禁と強要容疑で、男子生徒ら三人を逮捕していた。

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cat_18_issue_oa-tokyoshimbun oa-tokyoshimbun_0_8c9cb6a2fb57_台風で倒れたゴルフ場鉄柱 避難住民の怒り「もう住めないかも」 経営者の女性、本紙取材に「今は…」 8c9cb6a2fb57 8c9cb6a2fb57 台風で倒れたゴルフ場鉄柱 避難住民の怒り「もう住めないかも」 経営者の女性、本紙取材に「今は…」 oa-tokyoshimbun 0

台風で倒れたゴルフ場鉄柱 避難住民の怒り「もう住めないかも」 経営者の女性、本紙取材に「今は…」

2019年9月26日 16:55 東京新聞

 台風15号の強風でゴルフ練習場の鉄柱が倒壊した千葉県市原市の現場は、今も鉄柱が住宅を押しつぶすように倒れたままになっている。被害から二週間以上たったが、撤去の見通しは立っておらず、避難生活を送る住民は「いつまで、このままなのか」といら立ちを募らせる。(岡本太)

高さ30~40mが10数本、幅110mにわたって

 「早く撤去しないと、さらに崩れるかもしれない。なぜこんなに時間がかかるんだ…」。住民の細野実さん(62)は、自宅の二階に食い込み、ひしゃげた鉄柱を見上げた。ここに住んで十六年。「もう住めないかもしれない」とため息をついた。

 被害があったのは九日未明。練習場のネットを固定する高さ三十~四十メートルの鉄柱十数本が強風にあおられ、幅百十メートルにわたって十数軒を覆うように倒れた。ほとんどの住宅で屋根や二階部分などが大破した。

道をふさがれ、車で近づくこともできない

 細野さん宅は鉄柱一本が二階の寝室を直撃。布団で就寝していた妻の横約一メートルに、鉄柱が突き破ってきた。一階にいた細野さんはすぐに二階に上がり、妻を救出。「天井に穴があり、真っ暗な空が見えた。なにが起きたのかしばらく理解できなかった」。二階の別室にいた長男は無事だった。

 放置された鉄柱のため、自宅前の市道もふさがれたまま、車で近づくことすらできない。「穴の開いた二階寝室には雨水がたまり、カビが広がり始めています」。一家は今、市内にある妻の実家に身を寄せている。

「撤去する」説明あったが、見通し立たず

 複数の住民によると、練習場の経営者の女性は十一日、詰め掛けた住民に対し、鉄柱を撤去すると説明したが、その後、具体的な日程などは示されていない。経営者は二十四日、本紙の取材に「撤去をする考えはあるが、日程などについて今の段階で言えることはない」と話した。

 市原市によると、二十一日には業者による現地調査が行われた。住民によると、解体業者による住民向けの説明会が二十六日夜に開かれる予定だという。

◆経営者側「修繕費も補償する」から一転「できない」

 被害を受けた住宅の補償は、生活再建に向けた大きな課題となる。複数の住民によると、練習場の経営者は当初、「住宅の修繕費なども補償する」と説明したが、後日、練習場運営会社の代理人弁護士が「自然災害なので補償できない」と態度を転換。住民の不安を加速させている。

 不動産トラブルに詳しい秋山直人弁護士によると、今回のケースでは、鉄柱やネットの管理に不備や過失があったかが、損害賠償責任の有無を分けるという。

 現在、国土交通省などが倒壊の原因について調査しており、その焦点の一つが施設の老朽化だ。今回の倒壊では、鉄柱とコンクリートの基礎部分を固定するボルトが複数の場所で破断しており、練習場側が適切な点検や管理を行っていたかが、問われることになる。

 台風15号では、市原市と隣接する千葉市中央区で観測史上一位の最大瞬間風速五七・五メートルを観測。通常の予想を超える暴風が原因で倒壊したと判断されれば、損害賠償を請求することは難しくなる。

 仮に練習場側に損害賠償責任を問えない場合、住民は火災保険で対応することになるが、補償の範囲は保険の契約内容によってさまざま。住宅に被害を受けた住民の男性は「駐車場から車を出せず、レンタカー代もかさんでいる。保険がどこまで適用されるか不安だ」と話した。

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駅と電車内の「迷惑行為ランキング」 鉄道72社がポスターで注意喚起

2019年9月26日 16:55 東京新聞

 迷惑な行為が一目瞭然-。日本民営鉄道協会(千代田区)は十月から、加盟する国内七十二社の列車や駅で、マナーアップを呼び掛けるポスターを掲示する。昨年秋のアンケートに基づき、迷惑行為の一位~六位をイラスト付きでまとめた。広報担当者は「利用者のマナー意識の向上につながれば」と話す。

子どもでもわかるようイラスト化

 車内で大きなリュックを背負ったまま立っている男性、騒々しくおしゃべりしている二人組、大きく脚を広げて二人分のスペースに座っている人…。こんな「迷惑な人たち」に周囲の乗客が困っている様子を描き、「この中に、あなたはいませんか?」「思いやりが行き交う、駅・電車内に」と書き添えた。

 広報担当者は「小さな子どもにも分かるように迷惑行為をイラストで表し、乗客の目に留まりやすいよう黄色を基調にした」と説明する。

 ポスター作製に先立ち、協会は昨年十、十一月、ホームページで迷惑に感じる行為を尋ね、約二千七百人が回答した(選択式、複数回答可)。

 最多は「荷物の持ち方・置き方」で37・3%。そのうちの六割余りが、背中や肩にかけたリュックサック、ショルダーバッグなどを迷惑に感じていた。

 二位は「騒々しい会話・はしゃぎまわり」(36・9%)。三位は「座席の座り方」(34・5%)で、具体的には「座席を詰めて座らない」「足を伸ばす・組む」を挙げる人が多かった。

 四位は「扉付近から動かない」「降りる人を待たずに乗り込む」といった「乗降時のマナー」(34・3%)。五位は「ヘッドホンからの音漏れ」(23・2%)。六位の「スマートフォン等の使い方」(21・5%)は「混雑した車内での操作」「歩きながらの操作」を迷惑に感じている人が目立った。

 ポスターは縦型と横型があり、約二万三千五百枚を十一月末まで掲示する。協会はホームページ上で十月一日から十一月末まで、本年度もマナーに関するアンケートを行い、結果を後日公表する予定。(松尾博史)

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cat_18_issue_oa-tokyoshimbun oa-tokyoshimbun_0_0b497b4659ed_違法売買、ワンクリック ネット闇市場、潜入取材 0b497b4659ed 0b497b4659ed 違法売買、ワンクリック ネット闇市場、潜入取材 oa-tokyoshimbun 0

違法売買、ワンクリック ネット闇市場、潜入取材

2019年9月26日 16:00 東京新聞

 クレジットカード情報や違法薬物などが売買され、「犯罪の温床」と指摘されるインターネット上の闇市場サイト「ダークウェブ」の深刻さが増している。実際にどんな形で売られているのか。ネットセキュリティー会社の協力を得て、「闇の世界」に入ってみると-。 (木原育子)

真っ黒にロシア語

 画面の背景は真っ黒。無機質なデザインで、ロシア語の文字が目に飛び込んできた。「英語や中国語もありますが、ロシア語のサイトが一般的ですね」と、「トレンドマイクロ」(東京)の岡本勝之さん(53)。ダークウェブは冷戦崩壊後、ロシア語圏で特に発達したという。

 ダークウェブは、グーグルやヤフーのような誰でもアクセスできるネット空間と違い、表に現れない「深海」に例えられる。特定の方法を知らなければ、たどり着けないとされる。

 今回潜入したのも、そんなサイト。文字を英語に切り替えてもらい、箇条書きでずらりと並んだ「商品」を一つずつチェックした。

「漏えい情報」「ウィルス拡散ソフト」

 「ブルガリアの○○省から漏えいした情報の詳細内容」「ウイルスを拡散できるマルウエア(不正ソフト)」など。手軽さと多彩さに、まるでネットショッピングをしているような錯覚に陥っていく。

 価格は「○○(大手通販サイト)のアカウント 十九件で一ドル(約百五円)」と格安品もあれば、「米国医療保険関連情報 九百三十万人分で二百ビットコイン(三年前の出品時約千四百三十万円)」など高額な取引も。薬物や銃器、児童ポルノもあり、気になったものがあればクリック一つで購入できる。

AI自動対話が”ご案内”

 サイバー攻撃できる「マルウエア」を試しにクリックしてみた。すると、間髪入れずに「こんにちは! 私はこの製品のチャットボットです」と、フレンドリーな文言の画面に替わった。

 チャットボットとは、自動の対話プログラム。岡本さんによると、昨年ごろから出品者との直接交渉ではなく、摘発リスクを避けるため、人工知能(AI)型のチャットボットを使う方法が増えているという。

 マルウエアには丁寧に書かれた取扱説明書もあり、読み終えたことを示すボタンを押すと、仮想通貨での支払い画面に。もちろん購入せず、異空間を後にした。岡本さんは指摘する。「ダークウェブ空間は、サイバー犯罪につながる多くのツールが簡単に手に入ってしまうんです」

知らぬ間に個人情報悪用も

 利用者が気付かないうちにクレジットカード情報やID、パスワードが抜き取られた被害が後を絶たない。こうした情報は、ダークウェブ上で流通し、悪用されている可能性がある。

 近年は、スマートフォンの電子決済サービス「ペイペイ」「アップルペイ」などで不正利用が相次いだ。今年7月にはセブン-イレブンで使える「7pay」の不正アクセス事件が発生。警視庁の捜査幹部は「ダークウェブを経由していた可能性はある」と話す。

 2018年1月、仮想通貨交換業者「コインチェック」から約580億円相当(当時)の「NEM(ネム)」が流出した事件でも、一部がダークウェブで別の仮想通貨に交換され、マネーロンダリング(資金洗浄)に利用された疑いが持たれている。

 こうしたサイバー空間を巡る捜査は、不正接続が複数の国のサーバーを経由することが多く、海外の捜査機関との協力が不可欠だが、解明に時間がかかる。日本ハッカー協会の杉浦隆幸代表理事は「民間の専門知識を活用し、国際的な組織をつくるなど、積極的に対処していく必要がある」と話している。

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cat_18_issue_oa-tokyoshimbun oa-tokyoshimbun_0_da569a2985f8_街の安全は僕が守る! 横浜市内唯一の高校生消防団員(18) da569a2985f8 da569a2985f8 街の安全は僕が守る! 横浜市内唯一の高校生消防団員(18) oa-tokyoshimbun 0

街の安全は僕が守る! 横浜市内唯一の高校生消防団員(18)

2019年9月25日 16:55 東京新聞

18歳誕生日に向かった先は

 「十八歳になったらすぐに消防団に入ろう」。横浜市の高校生、笠原幹弘さん(18)が七月十六日の誕生日を前に出向いたのは、地元の消防署。面接を経て、八月一日に念願の消防団に加わった。横浜市内に約八千人いる消防団員のうち、唯一の高校生団員になった。

 物心ついたころから母親に連れられて防災訓練に行ったり、消防署主催の救命講習に参加したりし、消防士は身近な存在だった。

職場体験が決めて

 決定打となったのは、中学二年の職業体験で訪れた南消防署での一幕。仕事内容を穏やかに説明していた消防士が、出動命令を聞いた途端、目の色を変えた。防火衣を着て署を飛び出していく様は輝いてみえた。

 「消防士になりたい」。自然な成り行きだった。消防士になってから取得することの多い消防設備士と危険物取扱者の国家資格を取得した。市などが主催する講習では応急処置の方法も学んだ。

道端で倒れていた男性を救命

 不思議と緊急事態に遭遇することも多い。車両火災を発見して通報したり、駅の階段で転んだ女性に手当てをしたりした。昨年五月には、趣味の自転車で鎌倉を訪れた際、道端で倒れている男性を発見。心肺が停止しているようだったので心臓マッサージを施し、救急隊員に引き継いだ。「自分の判断は本当に正しいのか不安になったが、これまでやってきたことがこういう場面で役に立つんだ」と自信になった。

 今は、出掛けた先で「この場で人が倒れたら」「火災が起きたら」と万一の事態を想定し、どう行動すべきかイメージする習慣がつくまでになったという。

台風15号で先輩「準備しとけ」

 将来は消防士になるつもり。まずは、消防団で経験を積み、技術を向上させたいと考えた。先日、首都圏を襲った台風15号では、結局出動はなかったが、先輩の団員から「準備しておけよ」と声をかけられ、いつでも出動できるよう備えていた。

 挑戦したいのは震災の救助訓練。消防士が全員出動したという想定で、団員だけで救助体制を組む実践型の訓練だ。「まだまだファーストステップ。高校生団員だからこそやれることをしていきたい」と、期待に満ちた表情を見せた。 (福浦未乃理)

<消防団> 災害時などに消防署に勤務する消防士の後方支援を担う非常勤の特別職地方公務員。災害時に車両の誘導などの後方支援をしたり、防災イベントで応急手当ての講習を担ったりする。横浜市内には20の消防団がある。団員になれるのは団のある区に在住、在勤、在学している18歳以上65歳以下(70歳定年)。学生・専門学校生の団員は219人(4月時点)。

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かげニャがら浅草支えてます 演芸ホール の看板ネコ「ジロリ」

2019年9月25日 16:55 東京新聞

 東京都内で人気の落語の定席「浅草演芸ホール」(台東区)を陰ながら支えているネコがいる。推定五~六歳の雄で、名前はジロリ。ネズミ退治と、テケツ(切符売り場)での接客が主な仕事だ。もともとは保護された野良ネコ。その愛らしさからじわりと人気を集め、書籍にも登場。寄席の看板ネコは、ホールの外にも笑顔を広げている。(天田優里)

 チケットを求める客で、にぎわうテケツ。ガラス越しに、銀色の毛に覆われたジロリが客を出迎える。たまに円い窓から顔をのぞかせ、しま模様の腕を伸ばしてチケットを渡す。

 興行日の午前十一時と午後五時ごろ、テケツに現れることが多い。夫と演芸ホールを訪れた岐阜市の主婦伊藤千恵さん(62)は「昨年撮影したジロリくんの写真を携帯の壁紙にして、和んでいる」と笑顔を見せた。

 ホールに来たのは、二〇一六年八月。先代のネコが高齢で引退し、すみ着くネズミの被害に悩まされていた。ホールのスタッフで世話係の根立雅恵さん(45)らが、求人ならぬ「求ネコ」活動していると、出演者が野良ネコを保護していると情報が入った。

 ジロリは他のネコには攻撃的だったが、初対面の根立さんの膝に飛び乗ってくるなど人なれしていた。「捨てられたのかな」と根立さん。人が大勢出入りするホールにはうってつけと確信し、ジロリをすみ込みで採用した。

 「キジトラとアメリカンショートヘアのハーフかな」と根立さん。緑色の瞳でジロリと周りを見渡すことから名付けられたという。テケツで昼寝しがちなジロリだが、スタッフらが帰宅した夜中にホール内をくまなく巡回し、本業のネズミ捕りに精を出す。これまでに六匹のネズミを仕留めた。寂しがりらしく、毎朝玄関で根立さんが来るのを待って、甘えるという。

 ジロリは落語家や講談師らとも仲良し。二年前に出版された「浅草演芸ホールの看板猫 ジロリの落語入門」(河出書房新社)で、「笑点」(日本テレビ)でおなじみの三遊亭小遊三さんらと一緒の写真に納まり、落語家の生活、寄席の仕組みなども紹介している。

 「いかにもネコらしく、ツンデレなところがいい」と、ジロリをかわいがっている落語芸術協会副会長の落語家、春風亭柳橋さん(63)。「最近は急にスターになっちゃって、われわれ出演者は羨望(せんぼう)のまなざしを向けている」とジェラシーも? 根立さんは「ジロリは気まぐれなので、寝ていても温かい目で見ていただければ」と呼び掛けている。

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「わが子をたたいてしまった…」 記事に寄せられた多数の声 親が抱えるつらさとは

 児童虐待防止推進月間の昨年十一月、東京新聞の子育てサイト「東京すくすく」では「ストップ子ども虐待 わたしたちにできること」を特集した。記事の一つ、「ぐずる子どもに手を上げて自己嫌悪…そんなあなたに『たたかない子育て』3つのヒント」には、読者から「子どもをたたいてしまい、罪悪感で涙が止まらない」「ワンオペ育児で心身共に限界」など二百件を超すコメントが今も寄せられ続けている。

「たたきたくない」と思う自分がいればいい(公認心理師・帆足暁子さん)

 「たたいてはいけないと分かっているのにできないジレンマ、しんどさが伝わってくる。どの親御さんの声もとても重いですね」。東京都世田谷区の小児科「ほあしこどもクリニック」副院長で、公認心理師・臨床心理士の帆足暁子さんはこう話す。

 約三十年、育児相談で多くの親子を見てきた帆足さん。「相談に来て『子どもがかわいくない』『母親失格だ』と涙を流す親もいる」。話を聞いていくと、親自身が「愛されてこなかった」と感じていたり、きょうだいより劣っていると言われてきたりして、心に傷を抱えていることも多い。

 子どもの求めに付き合いすぎているがゆえに、「ここまでやってあげたのに」という怒りが出てしまっている親も。「日本では母親は子どもの犠牲になって当たり前と思う人が多いですが、大人もハッピーでいられるところでやめる、という基準で良いのです」

 今、たたいてしまう、と悩む親たちに、帆足さんは「親自身がもっと幸せになっていい」と語りかける。幼い子どもとの暮らしでは、時間を取ることが難しいが、以前から好きだった趣味、友達とのおしゃべりなど、幸せだと感じられる場面を具体的に挙げてみる。そして、誰かの力を少し借りることで実現できないか、探ることを勧める。

 もし、子どもをたたいてしまったら、「どうしてもイライラを抑えられなかった。ごめんなさい」と謝ることが大切という。

 「たたきたくない、二度としたくないと思う自分がいるだけでいい」と帆足さん。それでも「やはり、子どもをたたかないことが基本です」と指摘する。繰り返して自己嫌悪に陥っている場合は、小児科の育児相談など医師や心理の専門家の手を借りることも提案する。育てにくいと感じる子に発達障害などが潜んでいることもある。「子どもと同じくらい、親は自分を大事にしてほしい」。帆足さんからのメッセージだ。(奥野斐)

体罰禁止の法制化は、親を追い詰めるものではない(弁護士・山下敏雅さん)

 この一年、子どもをめぐる社会の動きとして注目されたのが、親の体罰を禁じる法律や条例ができたことだ。二〇一九年六月には改正児童虐待防止法などが成立。東京都の条例も同四月に施行された。

 子どもの権利を守る活動などに取り組む弁護士の山下敏雅さん(41)は、「法制化は、遅ればせながらではあるが一歩前進」と評価。一方で「体罰が法で禁じられた」という事実だけが伝わることで、「今、子どもに手をあげてしまうと悩む親が、『虐待と判断され、子どもと引き離されるのでは』と、SOSを出すことをためらわないようにする必要がある」と指摘する。

 「法律は『たたいてしまった、どうしよう』と悩む親を追い詰めるものでは決してない」と山下さん。深刻な虐待のケースと向き合う児童相談所などが、「しつけだ」などと主張する親に対し、法的根拠を示して反論することができたり、「子育てに体罰はいらない」という意識を社会に広げたりすることが法制化の意義だと強調する。

 山下さんは「『まずい』という自覚がある親からの相談は、子ども家庭支援センターなどの相談窓口にとってもウエルカムだ」と話す。親と支援者が同じ意識を持っている時点で、問題解決のハードルの大部分は越えているからだ。「国も東京都も『たたかない子育て』を広めるため、法制化とともに親を支える施策も進めている。その情報を子育て世代にしっかりと伝え、相談しやすい環境を整える必要がある」(今川綾音)

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cat_18_issue_oa-tokyoshimbun oa-tokyoshimbun_0_2f6cd4af7458_リアル人生ゲーム タカラトミーの地元で11月開催 参加無料 2f6cd4af7458 2f6cd4af7458 リアル人生ゲーム タカラトミーの地元で11月開催 参加無料 oa-tokyoshimbun 0

リアル人生ゲーム タカラトミーの地元で11月開催 参加無料

2019年9月25日 16:55 東京新聞

 商店街の店を人生ゲームのマスに見立てて楽しむイベント「リアル人生ゲーム」が11月10日、東京都葛飾区の京成青砥駅周辺で開かれる。ゲームの面白さに直結するマップづくりには、女子大学生が協力、「青戸の良さを日本中に広めたい」と奮闘している。(加藤健太)

 ルーレットを回して店を巡り、ゴールまでにどれだけ模擬通貨を増やせるかを競うゲーム。店頭では、マスに書かれた「出来事」の通りに、通貨を支払ったり、もらったりする。実際の商品を買うとゲームを有利に進められる仕掛けもある。

 人生ゲームを発売する「タカラトミー」の本社が区内にある縁で、地域おこしのために青戸商店会連合会が昨年に続き企画した。店主には「商品や店の雰囲気を知ってもらえる」と好評だという。

 ゲームのマップは、京成沿線にキャンパスがある和洋女子大(千葉県市川市)の六人が制作している。十九日は、商店街を歩いて店主にインタビューし、マスに書き込む中身をイメージ。タカラトミーも訪れて、人生ゲーム担当の池田源さん(44)から「誰もが体験したことのある日常の出来事や、はやりのキーワードを盛り込んでみて」とアドバイスを受けた。

 この日は「葛飾で唯一のアナログボードゲーム屋さんに行って楽しんだ」「高校でビジネスについて学び資格をとれた」などの三十マスを考案。人文学部の中川亜美さん(20)は「お店の横のつながりが強いと感じた。良いマスを作って青戸の良さを日本中に広めたい」と語った。十月初旬までに残り七十マスを仕上げる。

 参加無料。一チーム二人以上で、十月二日午前零時までにインターネットで申し込む。検索は「まちあそび人生ゲームIN葛飾」で。上位チームには商店街にちなんだ景品が贈られる。

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「あなたたちは目を背け続けている」スウェーデンの16歳 若者らの怒り代弁

2019年9月25日 16:55 東京新聞

 母国スウェーデンで地球温暖化対策を訴えるための座り込みを続け、世界に共感を広げてきた環境活動家グレタ・トゥンベリさん(16)。二十三日、米ニューヨークの国連本部で開かれた首脳級会合「気候行動サミット」に出席し、「あなたたちは私たちを見捨てようとしているのです」と未来を担う若者らの怒りを代弁した。
(ニューヨーク=赤川肇)

 「あなたたちは(気候変動の)緊急性を理解していると言います。でも、いくら悲しくても怒っても、私はそれを信じたくないのです。なぜなら、もし本当に現状を理解しているのに行動を起こしていないとしたら、あなたたちは悪です。信じたくありません」

 化石燃料を使い環境負荷の大きい飛行機ではなく、温暖化ガスを出さないヨットで欧州から十五日間かけて大西洋を渡ってきた。この日は世界のリーダーらを前に、怒りに震えていた。「私はここではなく、学校に戻るべきです。あなたたちは空疎な言葉で私の夢や子ども時代を奪っているのです」。

 気候変動は三十年以上に及ぶ科学的に明白な事実だったとトゥンベリさんは主張。「あなたたちは目を背け続け、目に見える何の政策も解決策もなく、よくもここに来られたものですね」と皮肉り、「若者はあなたたちの裏切りに気付き始めています」とあらためて行動を迫った。

 トゥンベリさんを含む八~十七歳の十六人は同日、気候危機に対する各政府の不作為が子どもの権利を侵害しているとして、国連子どもの権利委員会に救済を申し立てた。トゥンベリさんは「最悪の結果を避けるには、いま行動する必要があります」と訴えている。

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羽生も紀平も使う千葉のリンク、でこぼこに… 台風で被災 練習場所求めて選手らは放浪

2019年9月25日 16:55 東京新聞

 千葉県唯一のスケートリンク「アクアリンクちば」(千葉市美浜区)が台風15号の被害を受け、一時閉鎖に追い込まれた。拠点を失った県内のフィギュアスケート選手はシーズン開幕を目前に控え、県外に練習場所を求める試練にぶつかっている。(中谷秀樹)

 施設によると台風が接近した九日未明、突風で屋根が一部破損。雨漏りでリンクは水浸しになり、氷上はでこぼこに荒れた。照明を管理する電気機械室も漏電が発生し、早期復旧は困難と判断。もともと老朽化のため十一月上旬から来年五月まで全面改修工事を予定していたが、前倒しで一時閉鎖を余儀なくされた。

 羽生結弦選手や紀平梨花選手ら国内トップ選手も関東遠征中などに調整で使うリンクで、二〇一一年の東日本大震災でも一カ月間閉鎖に見舞われ、今回が二度目の被災となる。

 フィギュアスケートは秋口から競技会が本格的に始まる。年内は全日本選手権(十二月)の予選など国内の主要大会は十~十一月に続く。施設が運営する「アクアリンクちばスケートクラブ」は、小学生から高校生までを中心とした県内選手百人余りが所属。多くの選手は全日本選手権一次予選で十月三日~六日に甲府市で開かれる関東ブロック選手権を控えており、新プログラムの滑り込みが必要な時期に練習場所がなくなった。

 県スケート連盟の小山紀子フィギュア部長(73)は「二カ月の前倒しは大きい。大事な試合が続く時期にホームリンクがなくなったのは、選手にとってすごく痛手」と頭を抱える。九日以降、クラブで指導するコーチごとのグループに分かれて車で移動し、東京、神奈川、山梨、福島などのリンクに練習場所を求めて放浪する日々が続く。他都県のスケート関係者も空き時間のリンクを貸し出すなど協力を惜しまない。

 千葉県酒々井町在住で、昨季のジュニア・グランプリ(GP)シリーズのオーストリア大会で銅メダルを獲得した吉岡詩果(しいか)選手(16)=植草学園大付属高二年=は自宅が停電に見舞われた九日、電車や高速道路が止まっていたにもかかわらず、車で往復八時間かけて埼玉県上尾市のリンクに通って練習した。「毎日のように県外に通うのは大変だけど、台風でもっと苦しんでいる人がいるので、スケートができることに感謝してベストを尽くしたい」と語った。このほか、スピードスケートやアイスホッケーの県内選手にも影響が及んでいる。

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