様々な分野で長年活動し、功績があった人や団体に贈られる「春の褒章」が発表されました。
東海3県で春の褒章を受章するのは、69人と3つの団体です。
カンナでひと削りひと削り…木の塊が流線形が印象的な器へと姿を変えます。
愛知県碧南市の木工芸作家・川口清三さん(57)。
日用品の器に芸術性を加えるなど伝統技術の向上に貢献したことが評価され、紫綬褒章を受賞しました。
川口さん:
「工芸と彫刻の間みたいな、器としての用途を持ち得ながら、彫刻的な形の面白さに訴えた作品ができたらと思って制作してます」
新型コロナウイルスの感染拡大で、今年は伝達式や受章者による天皇陛下への拝謁は中止が決まっていて、褒章の受け渡しの方法も未定だということです。