テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は10日、女子シングルス決勝が行われ、第1シードのA・バーティ(オーストラリア)が第8シードのKa・プリスコバ(チェコ)を6-3, 6-7 (4-7), 6-3のフルセットで破って大会初優勝を果たした。表彰式では「信じられない。夢がかなった。みんな本当にありがとう」とコメントした。
バーティは決勝戦、3度のブレークに成功して第1セットを先取すると、第2セットの第11ゲームではサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップを迎える。しかし取り切れずに続くタイブレークを落とし、セットカウント1-1とする。
ファイナルセットでは開始から3ゲームを連取する。そのままサービスゲームをキープし続け、マッチポイントではプリスコバのバックハンドがネットにかかり、2019年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)以来2度目のグランドスラム制覇を成し遂げた。
オンコートインタビューでは「プリスコバはとてもいいプレーをしていたから、全力を尽くさないと勝てないと思った。とにかく1歩1歩前に進むことを考えていた」と明かした。
「マッチポイントの印象はあまり覚えていない。夢をかなえるのに時間がかかったけど、今それが現実になった人生を生きている。想像していた以上にすばらしい」
一方敗れたプリスコバは、グランドスラム初優勝とはならなかった。