927人調査!★もらってうれしい出産祝いは?
赤ちゃんが生まれると、お友だちや親戚から出産祝いをいただくことがあると思います。とても嬉しく、ありがたいことなのですが、離乳食の食器セットがいくつもかぶったり、季節と月齢が合わない洋服やコートばかり何枚もなんてことありますよね。
せっかくのプレゼントなのに、同じようなものがいくつも届いたり、趣味に合わなかったりすると、正直ガッカリ。
ちなみに、アメリカでは「ギフト・レジストリー」といわれている米国ならではの合理的なやり方があり、欲しいものをリストにしてインターネットのサイトや直接お店で見られるようになっていて、贈る側の予算にあったリストの商品を選ぶというシステム。日本でも、ぜひ取り入れて欲しいシステムですよね。
2017年12月14日~2017年12月17日に、全国のウィメンズパーク会員3,596名にに実施した「もらって嬉しい出産祝い」を教えて!というアンケートを元にしています。
出産祝いでもらえたら嬉しいものを教えて!
★第1位
現金・商品券 64.7%
★第2位
ベビー服(帽子やくつ下なども含む)53.1%
★第3位
おむつセット 33.5%
集計によると、予想通りの「現金・商品券」が最多。
「本当に必要なものを買えるから」
「正直なところ、お返しをするので現金や商品券だと助かります」
贈る側からすると、現金や商品券は喜ばれるのはわかっているものの、気持ちがこもっていないようで気が引ける面もあり微妙な選択なのが玉にキズ。かといって、もらう側は現金にしてくださいとも言えないし…。
ベビー服ももらってうれしいプレゼント。
「ベビーの頃は吐き戻しもあって汚すので、何枚あってもうれしい」
ただ、わがままを言わせてもらうなら「自分では買えないハイブランドを」「オーガニックコットンなど、素材にこだわったものを」のリクエストあり。
消耗品の「おむつセット」もうれしい贈り物。
「産後は、なかなか買い物に行けないので、おむつセットは助かりました」
でも、気を付けなければならないのは、何枚あっても困らないおむつだけれど、
「新生児用は最初に揃えているので、ワンサイズ上のおむつが助かります」
そのほか、嬉しい贈り物としてこんなコメントが。
「赤ちゃんのお祝いだけでなく、上の子へのプレゼントがついていて嬉しかったです。おかげで赤ちゃん返りがなくなりました」
「赤ちゃんにではなく、友人から『お疲れ様』と、ママ向けにもらったプレゼントはうれしかったです」
出産祝いは、赤ちゃんのものという固定観念がありましたが、がんばったママへのお祝いというのも心に残る贈り物ですね。
もらって困った出産祝いは?
いちばん困るのは、同じものがいくつもかぶってしまうこと。
「肌着。生まれてすぐに使うものだから、枚数はある程度自分で準備していたので、新生児サイズの肌着をたくさんもらってもったいなかった」
「ベビー服のプレゼントにほとんどスタイがセットになっていて、10枚ももらってしまいました」
「ヘビー用の食器を5セットくらいもらいました」
そして、箱を開けてガッカリ度が高いのが趣味の合わないベビー服。
「趣味に合わないものすべて、即ヤフオクで売却!」
サイズアウトも。
「せっかく大きめの服をくれたけれど、着られるようになった頃と季節の関係で少ししか着れなかった」
「ファーストシューズにもならない靴。いつ履かせるの?みたいな」
「衣類と靴。うちの子は大柄で大足の赤ちゃんだった為、衣類や靴はほとんどもらった時点でサイズアウト! 大きければ成長を待てば良いけど、小さすぎるとどうにもできない」
できれば、2才、3才くらいのお洋服のリクエストが多いようです。ただ、子ども服となると値段が上がり、予算オーバーで贈る側も頭を悩ますところです。
ママたちがもらってうれしいおむつセットですが、時には、
「おむつケーキ。Mサイズのおむつを使っているころに新生児用のおむつ30枚のケーキ。もうただのゴミだからね」
「いずれ使うからとSサイズのおむつをいただいたけれど、小柄で生後4カ月してようやく使えました。それまで場所をとって困りました」
「おむつケーキはかわいいけれど、なんとなく不衛生で使う気になれなかった」
そのほかこんな困りモノも。
「名前の綴りが間違っている名入れタオル」
これはマナー違反。論外ですね。
「大きな鯛1匹」
うれしいような、困るような…。
「大きなぬいぐるみ。ダニが気になるし、場所もとるのでもう少し考えて欲しかったなー」
ぬいぐるみは、捨てるのも忍びなく…。
「たくさんの人数で、微妙な金額のギフトセット。物は嬉しいけど、少額ずつお返しする訳にもいかず余計な出費になりました」
これも考え物ですよね。
統計によると、お友だちへの出産祝いの予算の平均は、3,000円~5,000円未満。最低でも3,000円くらいは出し合って欲しいところ。
出産祝い、迷いますよね。よかれと思って選んだプレゼントなのに、開けてガッカリされていたらちょっと悲しい…。
現金が間違いないけれど、「何が欲しい?」「何が必要?」と、聞くことができれば一番かもしれませんね。(文・井上裕紀子)