cat_11_issue_oa-stereosound oa-stereosound_0_7b251edd3f07_DYNAUDIOから、見た目にも美しくナチュラルトーンのスピーカー「Music 7」「Music 1」がデビュー 7b251edd3f07 0

DYNAUDIOから、見た目にも美しくナチュラルトーンのスピーカー「Music 7」「Music 1」がデビュー

2019年1月29日 10:00 Stereo Sound ONLINE

ディナウディオ初のワイヤレス対応の一体型スピーカー 伸び伸びとした音場のMusic 7、ナチュラルトーンのMusic 1

 ディナウディオのMusicシリーズは、幅広い価格帯のハイファイスピーカーをラインナップする同社にとって、初めてとなる一体型ワイヤレススピーカー。Music1/3/5/7の4モデル(カラーバリエーションは各4色)が用意されているが、ここでは最上位モデルのMusic 7とエントリーモデルのMusic 1を試聴した。

 Music 7はテレビの下に置く一体型サラウンドシステムのような横長の外観からも想像できるように、ARC対応HDMI端子を装備し、テレビ用サウンドバーとしても使用することができる。デンマークのGABRIEL(ガブリエル)ブランドのファブリックで覆われた前面のグリルを外すと、中央部に5インチウーファーが2基、両端に1インチトゥイーターと3インチミッドレンジがそれぞれにマウント(計4基)されていることがわかる。ウーファーとミッドレンジには、同社ハイファイスピーカーに用いられるMPSコーン素材が使用されている。

 DELA経由/UPnPによる96k㎐/24bitまでのハイレゾ再生も可能だ。専用コントロールアプリをダウンロードし、自宅のNASからポール・サイモン「ラヴ」(96k㎐/24bit/FLAC)を再生。するとデリカシーに富むギターの音色を柔らかなベースとキックドラムが下支えする様子が、一体型スピーカーの窮屈さを感じさせない伸び伸びとした音場の上に再現される。ヴォーカルが低域にマスキングされてしまうことなく、ステレオイメージの最前面にしっかりフィックスするのも好印象だ。試しにテレビに接続してBDで映画コンテンツも観てみたのだが、さすがに安価なサウンドバーとは一線を画する力強さで、特に説得力のある声の厚みに魅力を感じた。

 Music 1はコンパクトな見た目の通り、食卓やキッチン、あるいはアウトドアでストリーミングの音楽サービスを楽しむのに最適だ。無理に音のセパレート感を演出せず、そのサイズと物量の中で音楽のヴァイブスを自然に伝えてくれる。競合他社のワイヤレススピーカーに比べるとやや割高に思えるかもしれないが、仕上げの美しさと長く聴いていられるナチュラルトーンにはそれだけの価値がある。

▲Music 7 (左、カラリング:ブルー)、Music 1 (右、カラリング:レッド)

WIRELESS SPEAKER SYSTEM

DYNAUDIO Music 7
¥160,000+税
●型式:アンプ内蔵3ウェイ6スピーカー ●使用ユニット:25mmドーム型トゥイーター×2、76mmコーン型ミッドレンジ×2、127mmコーン型ウーファー×2 ●接続端子:アナログ音声入力1系統(3.5mmステレオミニ)、デジタル音声入力2系統(光、HDMI)他 ●Bluetooth対応コーデック:SBC、aptX ●カラリング:ブルー(写真)、レッド、ライトグレイ、ダークグレイ ●寸法/質量:W819×H201×D185mm/7.7kg ●備考:Wi-Fi内蔵

DYNAUDIO Music 1
¥80,000+税
●型式:アンプ内蔵2ウェイ2スピーカー ●使用ユニット:25mmドーム型トゥイーター、100mmコーン型ウーファー ●接続端子:アナログ音声入力1系統(3.5mmステレオミニ)他 ●Bluetooth対応コーデック:SBC、aptX ●カラリング:レッド(写真)、ブルー、ライトグレイ、ダークグレイ ●寸法/質量:W229×H220×D142mm/1.6kg ●備考:バッテリー、Wi-Fi内蔵

cat_11_issue_oa-stereosound oa-stereosound_0_418d499c7d2f_ピクセラ、4K Smart Tuner「PIX-SMB400」のソフトウェアアップデートを開始 418d499c7d2f 0

ピクセラ、4K Smart Tuner「PIX-SMB400」のソフトウェアアップデートを開始

2019年1月28日 11:33 Stereo Sound ONLINE

 ピクセラは、現在発売中の新4K衛星放送対応のBS/CS 4K対応チューナー「PIX-SMB400」の無線LAN対応アップデートを、1月28日より開始した。

▲ピクセラのBS/CS 4K対応チューナー「PIX-SMB400」。無線LAN対応アップデートを、1月28日より開始

 PIX-SMB400はAndroid TVを搭載しており、本アップデートによって、インターネットへの接続性が簡便化されたことで、動画配信の再生など、テレビ視聴以外の機能をより手軽に楽しめるようになるとしている。また、機能向上などのアップデートも同時に実施する。

アップデート内容
・無線LAN機能に対応(IEEE802.11 a/b/g/n/ac)
・セキュリティパッチの適用
・テレビアプリ「Xit」の安定性を向上
・テレビアプリ「Xit」の画面デザインや操作性の改善
・その他、安定性の向上

cat_11_issue_oa-stereosound oa-stereosound_0_947ce9110ce1_伊藤屋国際、40kHzの超高域再生可能なカナル型イヤホン「T2G」を1/31に発売 947ce9110ce1 0

伊藤屋国際、40kHzの超高域再生可能なカナル型イヤホン「T2G」を1/31に発売

2019年1月28日 11:13 Stereo Sound ONLINE

 伊藤屋国際は、TFZ(ティーエフゼット)ブランドから、グラフェンドライバー搭載のカナル型イヤホン「T2G(ティーツージー)」を1月31日に発売する。価格はオープンで、想定市場価格は¥9,200前後。

▲TFZのカナル型イヤホン「T2G」。ハウジングの外側はメタルで煌びやかに。耳側はブルー、グリーン(写真)、ブラックの3色展開で鮮やかなデザインとしている

 T2Gは、同ブランドの「SEREIES 4」をベースに開発されたモデルを、日本独自の名称で販売する製品。クラスとしてはエントリーに属するが、音質、デザイン、機能性などはTFZの技術を存分に盛り込んでいるという。

 TFZ の特徴であるダブルマグネティックサーキット(デュアル磁気回路)とグラフェンドライバーを搭載し、解像度や音場感など、原音に忠実な再現を狙っているそうだ。なお、二世代目となるグラフェンドライバーは、高域の透明感、ボーカル音域の聴き心地の良さ、低域再生に主眼を置いたカスタマイズが行なわれているという。

 ハウジングには、メタルフェイスプレートとクリアパーツを使用し、外観の美しさも演出。人間工学に基づいたデザインで、長時間の使用でも、快適な装着感を提供するという。

 付属ケーブルには、新開発の銀コートOFC ケーブルを採用し、高域と伝送の特性を両立させた仕様としている。また、リケーブルにも対応し、コネクターは2Pin(0.78mm)となっている。

T2Gの主な仕様
ドライバー:12mm ダブルマグネティックサーキットグラフェンドライバー(ダイナミックドライバー)
再生周波数:5Hz~40kHz
インピーダンス:16Ω
感度:110dB/mW
ハウジング素材:ステンレス、PC
ケーブル:銀コートOFC、着脱式2Pin 0.78mm
ケーブル長:1.2m
プラグ:3.5mmステレオミニ
質量:34g
付属品:シリコンイヤーピース2 種3 サイズ(S/M/L×各1ペア)、キャリングポーチ

cat_11_issue_oa-stereosound oa-stereosound_0_c8ee2337e166_ナガオカトレーディング、小型のフルHD仕様ドライブレコーダー「MDVR201CPFHD」を1/31に発売 c8ee2337e166 0

ナガオカトレーディング、小型のフルHD仕様ドライブレコーダー「MDVR201CPFHD」を1/31に発売

2019年1月28日 10:35 Stereo Sound ONLINE

 ナガオカトレーディングは、movioブランドより、軽量・コンパクトで、フルHD撮影が可能なドライブレコーダー「MDVR201CPFHD」を1月31日に発売する。価格はオープンで、想定市場価格は¥5,980前後。

▲ナガオカトレーディングのドライブレコーダー「MDVR201CPFHD」

 MDVR201CPFHDは、重さ36g、横幅4.8cmというコンパクトな仕様で、1080pのフルHD映像を撮影できる製品。画角は170度だ。

 本体には、1.5型のLCDを搭載しているので、撮影したデータをその場で再生・確認することが可能。また、衝撃を感知すれば自動で録画が始まる「駐車モード」や、ファイルを自動ロックするGセンサー機能も搭載しており、停車時の防犯カメラとしても使えるようになっている。なお、古いファイルから自動で上書きするサイクル録画にも対応する。

 本体固定用に、吸盤、シールタイプ、2種類ホルダーを同梱している。

▲付属の固定ホルダー(左:シールタイプ、右:吸盤タイプ)

MDVR201CPFHDの主な仕様
レンズサイズ/イメージセンサー:1/4 / CMOS Image Sensor
画角:170度
画面サイズ: 1.5インチ
解像度:1080p、720p
フレームレート: 1080p/30fps、720p/30fps
保存動画形式: AVI
保存写真形式: JPEG
記録媒体:microSDカード(SDHC 32GBまで対応、Class6以上推奨、別売)
最大録画時間:約4時間(microSDカード32GB使用時)
インターフェイス: USB2.0
寸法:48×55×25mm(突起部除く)
質量:36g
付属品:USBケーブル、カーチャージャー(12V/24V対応)、固定ホルダー(吸盤、シールタイプ)、取扱説明書兼保証書

cat_11_issue_oa-stereosound oa-stereosound_0_8e2755349ae3_長澤茉里奈/ヒロインを演じた映画「ノーマーク爆牌党」のDVDリリイベに登壇 8e2755349ae3 0

長澤茉里奈/ヒロインを演じた映画「ノーマーク爆牌党」のDVDリリイベに登壇

2019年1月26日 23:20 Stereo Sound ONLINE

 片山まさゆきの名作麻雀漫画を実写映画化した「ノーマーク爆牌党」のDVDリリースを記念したイベントが、渋谷のHMV & BOOKS SHIBUYAで行なわれ、ヒロインの宝燈美を演じた長澤茉里奈が出席した。


 黒のミニワンピ姿で登場した長澤は、「宝燈美ちゃんの私服をイメージしてみました」とかわいらしく挨拶。リリイベの開催に「本当にうれしいです」と大喜びしていた。

 初のヒロインという大役をつかんだオーディションを振り返り「絶対に受からないと思っていたのに、受かってびっくりでした。未だに理由が分かりません」と語ると、会場に隠れていた富澤監督がサプライズで登場。「おでこを出すと急に大人っぽくなるところと、役の色がついてなかったところが決め手です」と聞かされると、報道陣におでこを出しながら喜んでいた。



 なお、現場では何度もNGを出し、数えきれないほどのテイクを重ねたカットもあったそうだが、監督もキャストもじっと見守ってくれていたという。また、共演者からの演技指導もあったそうで、「やればできるんだから」という温かいものから、「そのままいけ、変にうまくなろうとするな!」という熱い激励もあったそう。

 初ヒロインをやり切ったことを受け、「ぜひ続編を」と、監督に促すと、「もちろん考えています。まだ出てきていないキャラもいるので、ファンが納得していないでしょう」という頼もしい答え。司会から、「宝燈美は(キャストが)変わっているかも」といじられると、「うそ、いやいやいや、演技頑張りますから……」と慌てふためいていた。

DVDビデオ「ノーマーク爆牌党」
4800円+税

cat_11_issue_oa-stereosound oa-stereosound_0_6a5c400a29b0_エラック、VELA 400LINEシリーズにフラッグシップモデル「VELA FS 409」が登場 6a5c400a29b0 0

エラック、VELA 400LINEシリーズにフラッグシップモデル「VELA FS 409」が登場

2019年1月25日 07:00 Stereo Sound ONLINE

 エラックの新VELA 400LINEに、フラッグシップモデルの「VELA FS 409」が加わった。2月の発売予定で、価格はブラック・ハイグロスとホワイト・ハイグロスが¥980,000(ペア、税別)、ウォルナット・ハイグロスが¥1,050,000(ペア、税別)となっている。

▲「VELA FS 409」のホワイト・ハイグロス仕上

 キャビネットのデザインは昨年11月に発売された「FS407」や「BS403」と同様で、フロントバッフルをスラントさせ、時間軸の整合が図られている。アルミダイキャストの堅牢なベースに本体をマウントし、安定した設置を実現している手法も同じだ(FS 409のベースはラージサイズと呼ばれる大型タイプ)。

 そのFS 409は、高域にJET Vトゥイーター、中域に150mmコーン型ウーファー、低域に180mmコーン型ウーファー×2を搭載した3.5ウェイ4スピーカーシステムだ。

 このうち中域の150mmユニットは、JET Vトゥイーターとの自然なつながりを実現するために、「フラット・スパイダー・ダンパー」「スムーズ・ダンピング・ラバー・サラウンド」という技術を開発、ネオジウムマグネットの磁気回路と組み合わせた新型ドライバーが搭載されている。

 なお、JET Vトゥイーターにはドイツ・キールの本社工場でハンドメイド生産されているベンディング・ウェーブ方式のユニットを、中域と低域用ウーファーには独自のAS-XR(アルミ・サンドウィッチ・クリスタルライン)振動板を採用している点もシリーズで共通となっている。

▲独自のJET Vトゥイーターは、他シリーズよりも再生周波数帯域が広くなっている

VELA FS 409のスペック
●型式:3.5ウェイ4スピーカー、バスレフ型
●使用ユニット:180mm AS-XRコーン型ウーファー×2、150mm AS-XRコーン型ウーファー、
 JET Vトゥイーター
●クロスオーバー周波数:140Hz、360Hz、2.7kHz
●再生周波帯域:28Hz〜50kHz
●能率:89dB/2.83 V/m
●インピーダンス:4Ω(最低保証)
●寸法/質量:W1307×H276×D332mm/32.1 kg
●カラリング:ブラック・ハイグロス、ホワイト・ハイグロス、ウォルナット・ハイグロス

cat_11_issue_oa-stereosound oa-stereosound_0_21c5ce9a6018_必要な情報を聞ける、パナソニックのGoogleアシスタント対応ヘッドホン「RP-HD610N」登場 21c5ce9a6018 0

必要な情報を聞ける、パナソニックのGoogleアシスタント対応ヘッドホン「RP-HD610N」登場

2019年1月24日 13:15 Stereo Sound ONLINE

 パナソニックからスマートヘッドホン「RP-HD610N」が登場。市場想定価格¥33,000前後(税別)で、2月22日に発売予定だ。


 RP-HD610Nは、既発売の「RP-HD600N」の上位モデルに位置する製品となる。Bluetoothを採用したワイヤレスヘッドホンで、コーデックはLADC、aptX HDにも対応する(LDAC接続で最大96kHz/24bitの伝送が可能)。さらにハイレゾ音源の再生も可能なMLF(超多層フィルム)振動板を搭載している点など、基本的なスペックはHD600Nを継承している。

 新たな進化点は、Googleアシスタント機能を搭載し、ボタンを押しながら話しかけるだけで様々な情報を確認できることだろう。道案内やスケジュールの確認、リアルタイムの翻訳などはもちろん、「今日の天気は?」といった質問にもすぐに答えてくれる。これまではいちいちスマホを取り出して、画面で操作していたが、そんな煩わしさからも解放されるはずだ。

 また「panasonic Audio Connect」アプリとの連携が強化され、HD610Nを購入してからのペアリング、初期設定、各種設定などがより簡単にできるようになっている。アプリのホーム画面には本体のバッテリー残量や主要機能へのショートカットが準備されるなど、実使用時の使い方にも配慮されている。


 その他、ワンタッチで周囲の音が聞こえる「ボイススルー」機能やふたつの方式を組み合わせた「ハイブリッドノイズキャンセリング」(ノイズキャンセルモードは3種類)、低反発ウレタンフォームイヤーパッドなどはHD600Nから変更されていない。

 連続再生時間は24時間と、HD600Nから若干長くなった。15分充電で2時間再生可能な急速充電対応は継承。

cat_11_issue_oa-stereosound oa-stereosound_0_e02b930e59fd_クリスチャン・スレーター完・全・復・活! 漂う“クセ者臭”は健在【映画スターに恋して:第4回】 e02b930e59fd 0

クリスチャン・スレーター完・全・復・活! 漂う“クセ者臭”は健在【映画スターに恋して:第4回】

2019年1月24日 10:25 Stereo Sound ONLINE

胡散臭い役柄に独特の雰囲気がハマる!

 グレン・クローズがゴールデン・グローブ賞(ドラマ部門)で主演女優賞を獲得した『天才作家の妻 -40年目の真実-』。アカデミー賞にもノミネートされ、受賞に“王手”をかけた感のある彼女が演じるのは、40年もの間、家庭ばかりか仕事の面でも全身全霊を注いで夫を支え、有名作家に育て上げた初老の妻。映画は、ノーベル賞を受賞することになった夫の同伴者として授賞式の開催地ストックホルムに降り立った彼女の揺れ動く心模様と、衝撃の決断を描いていく。

 本作では、一歩下がって夫の後ろを歩く献身的な賢夫人が自我に目覚めて憤懣の塊と化すのだが、クローズのその巧みな変貌プロセスに息を呑む。『危険な情事』(87年)でうさぎを鍋で煮殺した女の怖さを彷彿とさせて、ブルッ!

▲ある朝、著名な作家のもとにノーベル賞受賞の知らせが入るところから始まる『天才作家の妻』

 で、そんな良妻賢母の心の奥に溜まりにたまった不満と怒りをチクチクと刺激して、“爆発”の起爆剤となる記者を演じているのがクリスチャン・スレーターだ。

 一見真っ当なジャーナリスト風だけど、どこか胡散臭い。このクセ者の雰囲気は、クリスならでは。49歳になったいまも、変わらない。

▲意味ありげな笑顔で、作家の妻(グレン・クローズ)に近づく記者。クリスチャン・スレーターの一筋縄ではいかない雰囲気にピッタリと合っている

▲本作のマスコミ試写では、クリス目当てに来場した人も多かったとか多くなかったとか……

 クリスチャン・スレーター……なんだかまともな作品でちゃんとした役を演じている彼の姿を観るのは『ウインドトーカーズ』(02年)以来だろうか?

 いや、それ以後も数々の作品には出演しているのだが、どれもB級、C級、日本未公開のたぐいのものばかりで、かつて、ジョニー・デップやブラッド・ピットと肩を並べ<やんちゃスター>として放った輝きは持続できなかった。

ジョニー・デップやブラッド・ピットとともに輝いていたあの日

 クリスにスポットが当たったのは、86年の『薔薇の名前』。ショーン・コネリー演じる修道士の弟子に扮し、その初々しくも不敵な輝きを放つまなざしは、若手スターの予感たっぷりだった。

 父は俳優、母もキャスティングディレクターという“2世”育ちで、子供の頃からテレビや舞台にも出演していたキャリアがモノをいい、それからはトントン拍子。フランシス・フォード・コッポラ監督作『タッカー』(88年)ではジェフ・ブリッジス扮する主人公の息子役を務め、青春ブラック・コメディ『ヘザース/ベロニカの熱い日』(89年)では当時売れっ子だったウィノナ・ライダーと共演のついでに浮き名も流し、青春スターの仲間入りを果たした。

 89年には出演&主演作が5本、90年には3本、91年には4本と書けば、どんなに売れっ子で期待されている若手だったかが分かろうというものだ。

『忘れられない人』でそのロマンチックさにノックアウト!

 クリスは、91年の東京国際映画祭に出品された『モブスターズ/青春の群像』で初来日を果たしている。当時22歳だったのだが、若きギャングのボスを演じた彼は、その手下を演じた共演者たちと終始一緒だったせいもあり、あまり強い印象が残っていない。インタビューもお仲間と一緒に受けていたからなぁ。

 そんなクリスに私がクラッ! ときたのは、93年の『忘れられない人』だった。それまでは注目はしていても、目つきの鋭い、決して典型的な美形ではないクリスに心萌えることはなかったのだが、この作品ではやられた!

 演じたのは内気で寡黙なコックのアダム。彼は同じ店で働くウェイトレスを密かに愛し、見守り、やがては愛し合っていくのだが、じつはアダムは先天性の心臓病で余命幾ばくもないという運命。だからこそ、2人の純粋な愛がせつなくて、ロマンチックで、悲しくて……。

 じつは、公開当時に書かせていただいたパンフレットにも「このキスを見よ!」なんて、いま思えば恥ずかしい一文を寄せているのだが、それほど当時の私はこの恋物語に酔い、クリスの魅力にノックアウトされたのだった。

文字通り“前のめり”のインタビューにクリスもタジタジ

 だから、続く『トゥルー・ロマンス』(93年)のプロモーションで初めて会った時は、興奮度MAX。まったく地に足がついていなかったと思う。

 場所はロサンゼルス。会見場所には、トニー・スコット監督、脚本を担当したクエンティン・タランティーノ、名優デニス・ホッパーなど大物が勢ぞろいだった。一緒に行った日本の人ジャーナリストの大半は、ホッパーなどの重鎮や、『レザボア・ドッグス』(92年)が公開され“ハリウッドの寵児”として脚光を浴びていたタランティーノ狙いだったんだが、私はクリス一本槍! 当然のごとく個別インタビューもクリスで申し込んでいた。

 本作は、危険な恋人たちの破天荒でバイオレントな逃避行を描く。クリスが演じるのは、ひょんなことから娼婦と恋に落ち、大量のコカインを横取りして極限状態に陥る無謀な男クラレンス。惚れた女を守るためには殺しも暴力も辞さないロマンチックさと無謀さを、絶妙のさじ加減で演じていて、まさに“やんちゃスター”と異名を取っていたクリスならではの“ハマリ役”だと確信していた。

 そう、そんな思い入れたっぷりで臨んだインタビューだから、最初から前のめり。いまとなっては、どんな質問をしたかさっぱり思い出せないのだが、どうせ思い込みの激しい些末な事柄ばかりだったと思う。

 とにかく矢継ぎ早に質問の嵐で、知らず知らずのうちに姿勢まで前のめりだったから、当のクリスがのけぞって「わぉ、ちょっと待って」と両手を挙げ、困惑気味の笑顔でギブアップ。思い出しても赤面するばかりだ。

 2度目に会ったのは96年。『マンハッタン花物語』(95年)を携えての来日だった。スターと呼ばれることにも慣れてきたせいか、とても落ち着いた好青年風だし、かといって本来のお茶目な雰囲気も損なっていなかった。

 ここで恥ずかしい過去をもうひとつ。作品が花にまつわるラブストーリーだったので、真っ赤な薔薇の花束を持参した。しかし、そんなベタな贈物もたいそう喜んでくれて、感激のハグまでしてくる紳士ぶり。ここれで“やんちゃ”は返上かな? と今後を期待したものだ。

スキャンダルでスターの座から転落するも、今回の復活劇に安堵!

 しかし、そうはいかなかったのよねぇ。会見から1年後の97年には、パーティでヘロインを服用して女友達を殴り、ロス市警に逮捕されてしまった。ここから酒とクスリと暴力のスキャンダルにまみれ、若手スターの輝きを急激に失ってしまったのだ。

 それでも前述したように、メインストリームの作品でなくても、今日まで俳優業を続けてきたことにファンとしては感無量だ。そして49歳になったいま、ゴールデン・グローブ賞やアカデミー賞にも名を連ねる『天才作家の妻 -40年目の真実-』で、印象的な演技を披露していることに安堵した。

 これからは“渋いバイプレイヤー”としての道を、ますます精進して歩いて欲しいと願うばかりだ。

『天才作家の妻 -40年目の真実-』

1月26日(土)新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMA他全国ロードショー
配給:松竹
(c) Parallel Films (Storm) Limited / Juliette Films SA / Parallel (Storm) Limited / The British Film Institute 2017

cat_11_issue_oa-stereosound oa-stereosound_0_de484a83cb73_ティアックから、A4サイズのコンパクトなプリメインアンプ「AX-505」が発売 de484a83cb73 0

ティアックから、A4サイズのコンパクトなプリメインアンプ「AX-505」が発売

2019年1月23日 17:48 Stereo Sound ONLINE

 ティアックから、ステレオプリメインアンプ「AX-505」が発表された。市場想定価格は¥148,000前後で、2月上旬の発売を予定している。

▲ステレオプリメインアンプ「AX-505」

 AX-505は、A4サイズのコンパクトな筐体に高出力を備えたステレオプリメインアンプだ。パワーアンプ部にはオランダHypex社製アンプモジュール「Ncore」を採用し、低消費電力・低発熱で115W×2(4Ω時、定格出力)を実現するとともに、低歪み率、高S/Nのクリアーなサウンドを手に入れている。

 さらに、グランドセパレート接続に対応したヘッドホンアンプも搭載しており、高品位なヘッドホン試聴も楽しめる。加えて適度な回転トルクを持ち、微細な音量調節が可能なアルミ削り出しボリュウムノブ、静寂性を追求したファンレス設計など、随所に音楽と対峙するためのノウハウが投入されている。

 AX-505は同社製USB DACの「UD-505」やネットワークプレーヤー「NT-505」との接続にも最適なXLRバランス入力端子を装備している点もポイントだ。ケーブル伝送中の外来ノイズを打ち消すことができ、外部ノイズに左右されない高品質な信号転送を実現している。

▲XLRバランス入力1系統と、RCAアンバランス入力を3系統備える

AX-505の主な特長
●パワーモジュールに、ティアック専用チューニングを施こしたHypex Ncoreを採用
●MUSESオペアンプを採用
●左右各チャンネルに独立したラダー抵抗切替え型電子ボリュウムを採用
●新設計の大容量トロイダルコアトランス
●ショットキーバリアダイオードを採用した電源回路
●4段階ディマー・バックライト付きVUメーター
●XLRバランス入力(1系統)とワイドピッチのRCAアンバランス入力端子(3系統)
●金メッキ大型スクリュー式スピーカー端子
●CCLC方式ヘッドホンアンプ回路
●グランドセパレート接続にも対応した3.5mm4極ヘッドホン端子
●制振性と高級感を両立するフルメタル筐体
●オートパワーセーブ機能

▲カラリングはブラックとシルバーを準備

cat_11_issue_oa-stereosound oa-stereosound_0_bc11e5dd2e90_パナソニック、声で家電を簡単に操作できるスマートスピーカー「KOE REMO SC-GA1」を発売 bc11e5dd2e90 0

パナソニック、声で家電を簡単に操作できるスマートスピーカー「KOE REMO SC-GA1」を発売

2019年1月23日 11:15 Stereo Sound ONLINE

 パナソニックから、Googleアシスタント機能を搭載したスマートスピーカー「KOE REMO SC-GA1」が発表された。市場想定価格は¥25,000前後で、2月下旬の発売予定だ。

▲SC-GA1はモノーラルスピーカーを内蔵している

 Google Homeなどスマートスピーカーの認知が進むにつれ、家電を声で簡単に操作したいと考えるユーザーが増えている。実際スマートスピーカーにつないでテレビ等の操作を可能にするアダプターも発売されており、こういった需要は今後ますます増えていくだろう。

 パナソニックではそんなユーザーの声に応えるべく、SC-GA1を発売することになった。基本機能は音声認識による家電操作が可能なスピーカーだが、家電操作の部分については他にない拡張性を備えている。

 まず先述したようにGoogleアシスタントを搭載しており、Google Homeと同様の機器操作が可能だ。これにより、パナソニック製品ではディーガやビエラが操作できることになる。

 加えて赤外線による家電操作機能も備えており、エアコンや照明、他社製テレビなども簡単にコントロールできる(赤外線で操作できるのは8台まで)。他社製品のコマンドについては、今後のバージョンアップで増やしていく予定もあるとのこと。

▲シーン連動機能を使うと、照明の明るさが変化し、同時にSC-GA1から設定しておいた音楽が再生される

 そしてもうひとつがBluetoothによる音と照明連動の空間演出(シーン連動)機能だ。これは「だんらん」「エクササイズ」といったキーワードで指示をすると、SC-GA1が照明の明るさを調整し、同時にBGMを再生するというものだ。

 照明の明るさなどはあらかじめ専用アプリで設定した6種類の中から選択でき、再生する音楽は内蔵された音楽データ、またはディーガやNASに格納したものから選択できる。部屋の雰囲気を簡単に切り替える、楽しい提案といえるだろう。

 なおこのシーン連動機能が使えるのは、今のところパナソニック製のLinkStyle対応機との組み合わせのみとのことだ。

▲Google Homeと赤外線、Bluetoothの3種類のコマンドに対応しているのが、他にない特徴だ