明石家さんま、大竹しのぶ
「再婚したほうがいい?」
「マツコさん、Cocomiさん、人気声優の花江夏樹さんなどが脇を固めています。大竹さんに関しては監督たちから名前が挙がってのオファーだったそうですが、さんまさんも本当に嫌ならOKは出さないでしょう」(スポーツ紙記者)
「2011年に公開された映画『毎日かあさん』では、2004年に離婚した小泉今日子さんと永瀬正敏さんが夫婦役を演じて大きな話題になりました」(映画ライター)
「いろいろあった私たちだからこそ、できることがあるはずです」
面白がってくれるならいい
「浅丘さんは脚本家の倉本聰さんから直々のオファーを受けて出演したそうです。ふたりと仲がいい倉本さんの脚本だけに、“帝国ホテルで豪華に結婚式挙げたじゃない。そのご祝儀返してよ、離婚したんだから”といったふたりの披露宴をイジるセリフがあって話題になりましたね」(テレビ誌編集者)
「最初にオファーをもらったときは面白いなって。昔からメディアに出るからには楽しんでもらいたいというのが僕のポリシー。視聴者のみなさんが“離婚しているのに共演するの⁉”と驚いたり、面白がってくれるならいいなって。もともと離婚後も会う関係だったし、つちやさんに電話したら“いいんじゃない?”と言われたので即決しました」
「テレビでは気まずそうにすることもありますが、僕らは17歳から交際していて結婚生活も長かったので、本音を言うと全然やりやすいですね。お互い信頼しているから、共演前に“あの話はNG”みたいに打ち合わせすることもないし、多少の暴露話はOK。うちの場合は子どもたちもそういう話をすることに理解があるというのも大きいですね。やっぱり自分がよくても、家族を傷つけてしまってはダメだと思うので」(布川)
『探偵さがしのタントくん』に所属する夫婦カウンセラーの中村拓也氏にも話を聞くと、離婚後も一緒に仕事を続けるケースは一般的にもあるという。
「円満に離婚に至った元夫婦に再度お話を伺いますと、離婚後も一緒に仕事を続けるケースは一定の割合でございます。そのような方々が営んでいたお仕事はやはり自営が多く、業種では飲食関係や建築・建設関係、不動産関係などが見受けられます。これまでの環境を継続できるというメリットが大きいと思います」
「結婚したカップルの3~4組に1組は、離婚を選択する時代。離婚したあとの生き方や、仕事も自由に選べる時代になっています。私の友人の元夫婦もやりたいことを実現するために前向きな離婚を選択され、おふたりとも職を変え、男性は絵本作家に転身。 女性はカフェの経営を始めました。お互いにコラボして商品を開発。離婚後もビジネス上では良好な関係を築いていますよ」(中村氏)
信頼できる相手だからオファーを
「『さんま御殿』などでさんまさんと仕事をすると、“元サヤに戻れ!”と言われるんですが、僕からするとさんまさんこそ元サヤに戻ったほうがいいんじゃないの? と思うぐらい仲よしですよね。さんまさんにとってアニメ映画のプロデュースは挑戦になると思うので、そんな作品で大竹さんに依頼したというのは、それだけ信頼できる相手だからだと思います。さんまさんの性格的に、周りから提案されても自分が信頼していなかったら頼まないと思うので」
《ある時期を一緒に過ごした人だから“はじめまして”って会って、“どういう人なのかな?”と勘ぐり合いながら入っていくのとは違いますね。でも、何より一緒に現場に立ってみて、彼女は女優として素晴らしいんですよ》
「冷静かつ客観的に見つめ直すことで、お互いのいい部分に焦点があたり、関係性が良好になるのだと思います。驚かれる方もいるかと思いますが、離婚後に関係性がよくなった元夫婦の中には“離婚後に新しいパートナーがいても、特に気にしない”という方も多いんですよ」(中村氏)
元夫婦共演は関係良好という証
「つちやさんに“彼女をつくれば?”と言われるけど、つくる気が起こらないんですよね。再婚したり、彼女ができたら、今までどおりつちやさんに会うのを新しいパートナーが嫌がると思うので、また関係性が変わってくるかも。
「元夫婦で共演している方々は、それだけ関係性が良好という証拠。特にさんまさんや大竹さんなんて、元夫婦という話題性を使わなくても仕事に困っていないわけですから。“離婚してもああなれたらいいな”という新しい形の理想の夫婦像だと思います」