コロナの感染を発表した、広瀬すず、中川大志、阿部サダヲ
「ニュースで発表されるたび、“え、この人も!?”という衝撃はもちろんあるのですが、“あぁ〜あ、かわいそうに”程度で、春先に比べると、恐怖感のようなものは薄くなってきていますね」」
「感染=悪者」感がなくなってきた
「日本で流行する新型コロナウイルスは、途中で型が変異し、現在のものは春先に比べ、症状が軽くなったという見方があります。さらに有名人の感染発表を聞くたびに、コロナ感染への恐怖が麻痺し、志村さんや岡江さんが亡くなったときの衝撃も薄れはじめ、死への恐怖も薄れてきているのではないでしょうか」
「芸能人はドラマや映画の撮影開始にあたり、症状の有無にかかわらず関係者が一斉にPCR検査を行うため、広瀬すずさんように、自覚症状がなくても感染が判明する人がいます。6月に感染がわかった、巨人の坂本勇人選手も無自覚のままPCRで判明しています」
「政府などの発表や、世の中の動きに合わせて仕事をしていますが、恐怖感みたいなものは徐々に薄まっている気がします。現場も自分たちで考えて積極的な対策をするよりも、局が決めたガイドラインに沿って収録しています。タレントが触ったものなどは、こまめに消毒し、やりすぎではというレベルの対策は続いていますよ。万が一、番組内で感染者が出ても、これだけ対策はしていた、と言えるようにしています」
「少し前まで、報道ステーションの富川悠太アナが感染したえときのように、感染者=悪者として見られていました。しかし今は、石田純一や山本圭壱、遠藤章造など、軽率な行動での感染でなければ叩くこともなくなり、ようやく“誰が感染しても仕方ない”という風向きに変わったと思います」(前出・スポーツ紙記者)
〈取材・文/渋谷恭太郎〉