cat_1_issue_oa-shujoprime oa-shujoprime_0_eb46d0aa6462_木村佳乃×田中圭「圭くんのこと、すごい好きだったんじゃない?」 eb46d0aa6462 eb46d0aa6462 木村佳乃×田中圭「圭くんのこと、すごい好きだったんじゃない?」 oa-shujoprime 0

木村佳乃×田中圭「圭くんのこと、すごい好きだったんじゃない?」

2019年6月5日 20:24 週刊女性PRIME

木村佳乃、田中圭 撮影/佐藤靖彦

木村「久しぶりに圭くんに会ったら、ムキムキになって男らしくなったなぁって。スーツ姿を見たときにちょっとドキッとしちゃった」

田中「僕、あのときまだ20代前半で、やせててペラペラだったんです(笑)」

 いよいよ公開された映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の日本語吹き替えを務めた木村佳乃(43)と田中圭(34)。

 2人が作品で一緒になるのは約10年ぶりだそうで、ツーショットの撮影では「なんか、照れる」と互いに笑顔を見せた。飾らない人柄で愛されキャラ。そんな2人に話を聞いた。



田中「僕は吹き替えが初めてで。最初はそんなに意識していなかったんですが、あとから事の重大さに気づきました(笑)」

木村「子どものころから、やっぱりゴジラは見ていたの?」

田中「はい。特にVSシリーズは。ゴジラVSビオランテ、モスラ、メカゴジラとか。キングギドラが好きで“ソフビ”も持ってました

木村「私が強烈なインパクトを受けたのは、やっぱり『シン・ゴジラ』かな。もう何回も見たし、すっかりファンになって(監督つながりで)『エヴァンゲリオン』のマンガも買って。本当にハマっちゃいました」

 今回2人が演じるのは“すでに関係の壊れた夫婦”。互いを思うがゆえにすれ違いも……。

木村私は最近、強い女性の声を演じることが多いなって(笑)。しかも今回は反抗期の娘と大ゲンカも。“ママなんか大嫌い!!”って感じで……。自分のせいで娘が傷ついてしまうシーンは、いてもたってもいられなかったです」

 実際、プライベートで子どもとうまくコミュニケーションできなくて困った!! みたいな経験は?

木村「言葉を話す前のほうが何を考えているのかわからなくて、逆に今のほうがうまく意思疎通ができてるかも(笑)。圭くんは?」

田中「うちは下のチビが、機嫌がいいときは僕にずっと抱っこされてるんですが、たまに“ママじゃなきゃイヤ”って。そういうときは“おもちゃ買ってあげるぞ”ってモノで釣る(笑)

木村「切ない瞬間ですね(笑)」

仕事とプライベートの“バランス”


 とっても明るいイメージの2人。仕事などで悩んだときはどうする?

木村「終わらない仕事はないと思うようにします(笑)。まぁ、たいていのことはどうにかなるなと」


田中「うらやましい。僕は実はすごく落ち込みやすい性格。周りに何か相談しても“しょうがねぇだろ、元気出せよ”とか根拠のない説得を受ける(笑)。でも、それで逆に救われたり」

木村「いい、最高!(笑) 受け入れるしかないことってたくさんあるからね」

田中「そうなんです。結構周りの何気ない言葉に、前向きにしてもらってるのかもしれないですね」

 映画にドラマ、舞台と大忙し。最近はバラエティーにも出演し、大反響!!

木村私は“イッテQ!”に出演させていただいて。もう、大好きなんです。童心に戻ってはしゃげる!! 仕事なんですけどね。だってプライベートで海外に行って、わざわざナマズに噛まれたりしない(笑)。とにかく好きなんですよ」

田中「すごい(笑)。僕は今、“ゴチ”に出させていただいているんですが、バラエティーに出るようになって、小学生によく声をかけられるようになりました


木村「わかる、わかる!!」

田中この前、うちのチビと遊んでたら、周りに小学生たちがやってきて、そのうちのひとりの女の子が腰を抜かしちゃって。俺、そんなレアキャラになってんだ……って驚いた(笑)」

木村「圭くんのこと、すごい好きだったんじゃない? 彼女にとっては一生の思い出になったと思うよ」

 公私ともに大人気で、仕事とプライベートのバランスは?

木村「おかげさまで仕事もしつつ、子育て中心の生活ができています。毎日送り迎えをしていて、今日もしてきました!!」

田中僕は今月、ビックリするくらい休みが続いて。6連休とか。結局、家族につかまったんですけどね(笑)。でもこんなに一緒に過ごせることって最近なかったので、よかったのかも」

木村「幸せなことじゃない」

田中「まぁ、今日からまた忙しくなりますが(笑)」

木村「『おっさんずラブ』の映画も楽しみにしてるよ!!」

田中「ありがとうございます(笑)。何はともあれ、まずは今回の『ゴジラ』をみなさんに楽しんでもらえれば。(怪獣が)覚醒するシーンとか、めちゃくちゃカッコいいですからね。ぜひ映画館で見てほしい!!」

木村「うん、そうだね。私も子どもと一緒に見にいこうっと!!」


<作品情報>
『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』
キングギドラの覚醒とともに、世界各地で次々と目を覚ます伝説の怪獣たち。人類が未曾有の危機にさらされる中、ゴジラが姿を現し――。この地球の“王”となるのは? 前作に続き、渡辺謙が今回も出演!!

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cat_1_issue_oa-shujoprime oa-shujoprime_0_c408435267f2_原田龍二の「袴田化」問題、“車内不倫”をネタにできても家族どう思う c408435267f2 c408435267f2 原田龍二の「袴田化」問題、“車内不倫”をネタにできても家族どう思う oa-shujoprime 0

原田龍二の「袴田化」問題、“車内不倫”をネタにできても家族どう思う

2019年6月5日 20:24 週刊女性PRIME

写真/原田龍二

 複数のファン女性との“車内不倫”を『週刊文春』に報じられた原田龍二が、時間も内容も“無制限”の釈明会見を行った。原田は報じられた内容を全て認めたうえで、「妻と2人の子供に悲しくつらい思いをさせてしまったことを深く反省しております」と謝罪した。

会見では、どんな質問にも答えると言った通り、かなり際どい、突っ込んだ内容の質問にも正直に答えていましたが、中には『そこまで聞くか?』というものもありました」(スポーツ紙記者)

 原田には2001年に結婚した妻との間に高校2年の長男と中学1年の長女がいる。今回の報道を受けて、妻からは「バカ」「原田、アウト!」とたしなめられたという。

『アウト』は原田が出演していた『笑ってはいけない』シリーズ(日本テレビ系)の罰ゲームのフレーズです。奥さんはそれに絡めたのでしょうが、多感な2人の子どもたちは、理解しがたいでしょうね。原田は『今後の行動を見てほしい。信頼を取り戻したい』と謝罪したそうですが……」(同前)

 原田の“車内”不倫の「セコさ」から、引き合いに出されるのが“アパ不倫”が話題になった袴田吉彦だ。

「袴田は不倫が発覚してから離婚、しばらくするとバラエティー番組などで、自ら“アパ不倫”をネタにしていますが、原田の場合はどうでしょう。

 会見の前には、金曜MCを務める情報番組『5時に夢中』(TOKYO MX)に出演し、冒頭から謝罪しました。その前にも、義妹である松本明子も『家族会議をしました』と一家で話し合ったことを明かし、家族の仲の良さを強調していました」(女性誌記者)

 原田も、潔く謝罪したことで『袴田化』するのではと見る向きもあるが、「それは、あくまで芸能界でのこと。家庭では、特に子どもたちは、そう簡単に心の壁を破ってはくれないのでは」と話すのは、別のスポーツ紙記者だ。

NHKは5月31日に放送予定だった原田の出演番組『にっぽん ぐるり えぇトコ』の内容を変更しました。原田の場合、罪を犯したというわけではありませんが、車内での情事ということで、NHKも差し替えたのでしょう。それだけでもコトの重大さを物語っています

 原田は離婚や自宅を追い出されるようなことは今のところない、と話しているが、子どもたちの信頼を取り戻すには、「一生アウト」を覚悟するぐらいの時間を要すかもしれない。

<取材・文/小窪誠子>

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cat_1_issue_oa-shujoprime oa-shujoprime_0_16350c581084_《東京・新宿》好きすぎて彼氏を刺した女の、猟奇的な “血まみれ素顔” 16350c581084 16350c581084 《東京・新宿》好きすぎて彼氏を刺した女の、猟奇的な “血まみれ素顔” oa-shujoprime 0

《東京・新宿》好きすぎて彼氏を刺した女の、猟奇的な “血まみれ素顔”

2019年6月5日 20:24 週刊女性PRIME

写真/現場のマンションは「飛び降りや不審死などが続いている」と住民

「さみしいときはかまってくれたり、たわいもない自分の話を聞いてくれて優しい女性だった」

 ガールズバーの客だった女性は、いつも優しくしてくれた“推し店長”の逮捕に動揺を隠せなかったという。

「ずっと一緒にいたい」


 事件は5月23日午後3時50分ごろ発生。東京・東新宿のマンションの自室で交際男性の腹部を殺意を持って複数回刺したとして、警視庁新宿署はこの部屋に住む高岡由佳容疑者(21)を殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。

「男を刺した、と110番通報があり、捜査員が駆けつけるとマンション1階のエントランスで男性が裸で倒れていて、その横に容疑者が座り込んでいたそうです。現場を目撃した女性がこのとき撮影したとする写真をネットにアップしたことで事件はあっという間に有名になりました」(民放テレビ局記者)

 また、移送される際に容疑者が笑顔を見せたことも“サイコパス”“狂気”などと話題を呼んだ。

 捜査関係者によると、2人が出会ったのは昨年の10月。容疑者が店長を務めていた歌舞伎町のガールズバー『ときめきBinBim』に被害男性が客として来店したことから男女の関係が始まったという。

「ガールズバーは昨年の10月に高岡容疑者を店長にしてリニューアルオープンしたので、被害男性はオープン当初からの客ですね。

 被害者の男性は高岡容疑者が勤める店から徒歩3分の距離にあるホストクラブに勤めるライトくん(仮名・20代)。お互いに店に通い合ううち仲を深めていったようです。

 “ずっと一緒にいたい”と、今年4月から同棲を開始。同月中に高岡は店を辞めていて、ライトくんは初のナンバー3になっています。高岡はライトくんに相当お金をつぎ込んでいたともいわれています。高岡はスポンサーがいたのではないかとウワサされていて、店長を辞めたことでそのスポンサーとも離れ、ライトくんだけに身を捧げていたのかもしれません」(事情を知る関係者)

 開店早々に客と恋に落ちる恋愛体質。結局、店長としての職務はわずか半年だったということになる。

一緒にいるために殺す


 同棲して1か月もたたないうちに起きた事件。2人に何があったのだろうか。捜査関係者によると、

「“最近、彼が冷たい”と気に病んでいたようです。当日も被害者の帰りを部屋でひとり待っていたが男性がなかなか帰ってこなかった。男性が置き忘れたケータイを盗み見たら知らない女性とのツーショットがあったそうです。でも帰宅した被害者を責めたりはせずに、“複雑な気持ちで一緒にカーテンをつけた”と供述しています。そして被害者が寝入ったところで刃物を突き刺した。驚いた被害者はそのまま1階のエントランスまで逃げて……


 衝撃の写真はこのときに撮られたものだという。

「高岡容疑者は動機について“悲しくて死にたくなり、どうしたら好きでいてくれるか考えた。一緒にいるためには殺すしかないと思ったので犯行に及んだ。死んでくれたらずっと一緒にいようという言葉が現実になると思った”などと供述しています」(捜査関係者)

 供述に関しても大げさで、ひとりよがりな印象を受けるが、冒頭の女性客は高岡容疑者について、

「ゆのピー(高岡容疑者の源氏名)は、歌舞伎町では貴重な純情な娘だっていう印象ですよ。

 勤めていたお店はワイワイ系のノリなんだけど、1対1で話せる珍しい若い娘。ウェーイ! みたいなノリが苦手な私にはその存在がありがたかったです。このへんの若い娘は大勢でワイワイっていう感じの娘ばかりだから。

 ホストの彼氏のことも信じすぎちゃったのかもしれないなって思う。プライベートの彼女のことは知らないけど、恋愛の話になったときに“一途なんです”って話していました」

死んでいくさまを見ていたい


 一方で、そのノリが重苦しいと感じて離れた客も。

「私はただ騒げればいいのに。(高岡容疑者とは)合わないから行かなくなった」


 自殺や心中事件などに詳しいジャーナリストの渋井哲也さんは、

「相手も殺して自分も死ぬつもりだった、という供述が真実であれば、恋愛トラブルによる無理心中未遂とみることもできる。しかし、死のうとはせず自ら110番通報している。浮気を疑いながら問いただすことができず、そのストレスも怒りを増幅させたのだろう。

 被害男性のことを好きすぎたと言っていることから考えると、殺すことによって手に入れようとしたのかもしれない

 続けて、

「支配欲が暴走し、相手の生死を握ろうとするケースは珍しくない。行政の情報管理が問題となった逗子市ストーカー殺人や、リベンジポルノが社会問題化した三鷹市ストーカー殺人などの犯人にもそうした支配欲が見え隠れしていました」

 男性は一時、意識不明の重体になったものの、現在は一命をとりとめ治療しているという。

 容疑者は自ら110番通報はしたが119番通報をしなかった理由として、

「死んでいくさまを見ていたかった」「好きで好きでしかたなかった」とも供述しているという。

 ゆがんだ愛情を真実の愛と勘違いし、被害者に押しつけたのか。

 身勝手な犯行はこれからどう裁かれるのだろう。

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cat_1_issue_oa-shujoprime oa-shujoprime_0_cfb4f4db8c1d_櫻井翔、デカ顔→スッキリ小顔化! 高須院長が秘策を推理 cfb4f4db8c1d cfb4f4db8c1d 櫻井翔、デカ顔→スッキリ小顔化! 高須院長が秘策を推理 oa-shujoprime 0

櫻井翔、デカ顔→スッキリ小顔化! 高須院長が秘策を推理

2019年6月5日 20:24 週刊女性PRIME

写真/櫻井翔(2019年元旦初詣)

 2017年のNHK紅白歌合戦に出演した際には、各SNSなどネットで「顔パンパン!」「むくみ?」などといった顔の大きさを指摘された嵐の櫻井翔(37)。

 しかしここ最近、櫻井の顔はかなりスッキリしたように見え、「やせた」「デビュー時に戻った!」と高評価を取り戻しつつある。

 6月3日からは、元カノと言われる元テレビ朝日アナウンサーの小川彩佳アナ(34)が報道番組『NEWS 23』(TBS系)のメインキャスターに就任。なんと櫻井がキャスターとして出演する報道番組『news zero』(日本テレビ系)と同時間帯ということで、元カノ・元カレ同士の視聴率対決も気になるところだ。

 番組対決に向けてコンディションを整えているのかは不明だが、すっかりシャープさを取り戻し、顔が小さくなった櫻井はどんな対策を取ったのだろうか? また今後、元カノの番組に勝つためにはどんな美容メソッドがオススメか? 美容整形外科「高須クリニック」の高須克弥院長に話を伺った。

いいタイミングでダイエットが成功した!?


──2017年の紅白歌合戦に始まり、2018年の小川アナとの破局、15歳年下の女子大生との熱愛報道時も顔のパンパン具合が指摘された櫻井翔さん。当連載でその「デカ顔問題」を取り上げた回も大反響でした。

高須でも最近の彼の姿、見た? シュッとすっきりして、少しやせたふうでもあるけど、なんだか若返ったよね!

──そうなんです! ネットでは、あの“ハワイデビュー会見”時代に戻った! なんて喜びの声も見受けられ、私も改めてカッコいいなぁと思いました。しかし、顔だけ見るとなかなかのビフォー・アフターっぷりですが、改めて櫻井さんの顔が大きくなったのは、どのような原因が推察されますか?

高須太って顔が大きくなる以外に考えられるのが、不規則な食事による栄養バランスの乱れ、寝不足、ストレス、深酒、疲れなどでしょうか。これは男性に限らず、ハードスケジュールをこなしている女性タレントにも見受けられるね」

──芸能界を代表する人気者の櫻井さんなら、どの条件も当てはまっているように思えます。ではここ最近は、どんな方法で顔をスッキリさせたと考えられますか?

高須まず、身体全体を見ても“やせたかな?”と思えるので、ダイエットの成功は多少あるでしょう。アジア人、しかも男性は肌に厚みがあるので、ダイエットをしてもシワになりにくいんですが、櫻井くんはシワになりにくいギリギリの年齢でのダイエット成功だったんじゃないかな。これはいいタイミングでしたね。また10年後に太って、ダイエットしたとしても、そのときは肌のシワやたるみも引き起こしちゃうかもしれませんから!」

──男性アイドルもやせればOKというわけではなく、加齢現象と闘っているんですね~。なんだか親近感! では、ダイエット以外のクリニックケアでしたら、どのような対策がありますか?

高須ウルセラやサーマクールで引き上げ&引き締めかな。これは電子レンジで生肉をチンするとキュッと縮むイメージで、小顔効果もあります。エイジングケア+小顔が一気にかなうので、今の芸能界ではマストって感じの施術だね。

 それと、櫻井くんは若いころからエラが目立つので、ボトックス注射(筋肉に廃用性萎縮を起こさせ、小さく薄くすることで小顔効果が見込める注射)も効きそう! ボトックスは1か月くらいかけて細くなるよ。繰り返すたびに効果が安定するので、ちょっと戻ったかな? と思うころに4回くらい注入を繰り返すと、だいぶ小顔がキープできると思います。これもまた芸能界では人気トップの施術だね。

 これらに加えて、鼻やあごにヒアルロン酸を注入することで顔のメリハリを作り、全体的にシャープな印象に整えるという方法も

必勝対策は若作りするよりも…


──なるほど。どれもダウンタイム不要ですし、忙しい櫻井さんにはぴったりですね。ところで、『news zero』と同時間帯の報道番組でメインキャスターを務める小川アナに、櫻井さんが好感度や視聴率的に勝つためには、美容的にどんなケアをするのがオススメでしょうか?

高須報道番組なので、ふたりともピカピカのキラキラに若作りするよりも、知性や清潔感を感じさせることが大事だと思います。そうすると、肌のキレイさかな!

──なるほど! テレビ画質も飛躍的に向上していますし、確かに美肌はウケそうですね。

高須肌のくすみ・美白ケアとして、IPLレーザー(顔に照射するとシミやくすみを薄くする効果がある)はいかがでしょうか? これもダウンタイム不要だし、約1か月に1回くらいのケアでOKだよ。あとはウルセラで口角を上げたり、レーザーでシミ除去、さらに美白点滴などもいいかも!」

──好感度アップのフルコースですね。これは効きそうです。ところで、あと数年で40代に突入する櫻井さんですが、顔のタイプからいうと、今後はどんな老け方をされるでしょうか? また、嵐活動休止後も人気を維持するための美的アドバイスをお願いします!

高須櫻井くんの父親(元総務省事務次官・桜井俊氏)の顔タイプから思うと、たるみがちょっと心配かな? なので、ここまでに紹介したメニューやフォトフェイシャル(光を照射することでシミなどの肌トラブルを改善する)などでこまめにメンテナンスするといいでしょう。

 あとは、ストレスをためない、やせすぎない、しっかり寝る、日焼け対策をすること! でもさ、40代になったら小川さんのほうが老けそうじゃない? 彼女、やせたらシワが目立つタイプだと思う!


<プロフィール>
高須克弥(たかすかつや):
1945年、愛知県生まれ。高須クリニック院長。医学博士。昭和大学大学院医学研究科博士課程修了。昭和大学医学部客員教授。
脂肪吸引手術など世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。金色有功章、紺綬褒章を受章。『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『ダーリンは70歳/高須帝国の逆襲』(Kindle版)、『行ったり来たり僕の札束』(小学館)、『ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて』(小学館)、『炎上上等』(扶桑社新書)、最新刊は『大炎上』(扶桑社新書)

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cat_1_issue_oa-shujoprime oa-shujoprime_0_1f9e7018d43a_家賃トラブルの救世主、“明け渡し交渉のあっちゃん” のスゴイ経歴 1f9e7018d43a 1f9e7018d43a 家賃トラブルの救世主、“明け渡し交渉のあっちゃん” のスゴイ経歴 oa-shujoprime 0

家賃トラブルの救世主、“明け渡し交渉のあっちゃん” のスゴイ経歴

2019年6月3日 20:24 週刊女性PRIME

『章司法書士事務所』代表 太田垣章子さん

 東京・半蔵門にある、オフィスビル。会議室で待っていると、「お待たせしました!」、黒のスーツ姿で颯爽と入ってきたのは、章司法書士事務所代表の太田垣章子さん(53)。

 司法書士という肩書から、お堅い女性をイメージしていたが、取材スタッフと名刺交換をすれば、「珍しいお名前ですねえ」と、人懐っこい笑顔を向け、席に着けば、やにわに切り出す。

「そうそう、昔の写真、準備しておきました。お見合い写真なんて、ほら別人!」

 その気さくな口調に、誰もが大笑い。初対面の緊張が、あっという間にほぐれていく。

「お節介なんです」


 太田垣さんは、家賃滞納者の明け渡し案件を得意とする司法書士で、これまで扱った件数は、延べ2200件以上。

 いわば、「家賃トラブル解決」の第一人者である。

 数々の事例を1冊にまとめた近著、『家賃滞納という貧困』(ポプラ社)は、発売直後に増刷がかかるほど話題になっている。

「お金のやりくりに困って、“1回だけ”のつもりで家賃を払わなかったら、大きな出費がなくなり、一気に生活がラクになる。消費者金融みたいに強い取り立ても来ないから、味をしめて、長期の滞納に陥るケースが多いんです」

 大家や不動産管理会社から、依頼を受けると、法的な書類の手続きと並行して、まずは滞納者の自宅に出向く。

 これが太田垣流。

「居留守を使われることもしょっちゅう。“アホ、ボケ”なんて、罵声も浴びるから、ストレス、たまりますよ~」

 少し専門的な話になるが、太田垣さんの仕事は、書面や電話で家賃返済を督促し、払わない場合、簡易裁判所に訴訟提訴をして、「明け渡せ」の判決を取ること。本来、現場に足を運ぶ必要はない。

 それでも、滞納者に会いに行くのは─。

「家賃を払う気がない悪質な滞納者がいる一方、必死で生きているのに、お金の工面ができなくて、もがいている滞納者が多いからです。誰かの助けが必要なら、私を頼って! そういう気持ちで会いに行きます。これはもう、性格。お節介なんです」

 最近、増えているのが精神的に病んで、仕事を辞めて引きこもってしまう若い滞納者。

「実家の親も、厄介者の息子や娘を見て見ぬふり。東京で働いていると言えば、近所にも聞こえがいいし。その結果、滞納者は孤独になって、金銭的にも精神的にも追い込まれてしまうんです」

 そんなとき、太田垣さんは「一緒に行くから」と実家に同行。親に頭を下げて、家賃の肩代わりを頼むこともあるという。

 ほかにも、貧しいシングルマザーの滞納者宅で、お腹をすかせて留守番をしている子どもを見つけたときは、コンビニでおにぎりを買ってきたりと、エピソードは尽きない。

太田垣家の娘として、恥ずかしくないように


「太田垣先生は心があるの」

 そう話すのは、長年住み慣れたマンションが、老朽化による建て替えのため、立ち退き交渉を受けた吉野静子さん(仮名・76)。

「司法書士なんて、事務的だろうと思ってたら、違ったの。高齢者の物件探しの苦労もわかっていて、“お身体大丈夫ですか”って、気にかけてくれてね。これが口先だけじゃないの。

 次の物件が決まって、立ち退きまで二重の家賃を払うことになったら、大家さんに掛け合って、立ち退く物件の家賃を無料にしてくれて。それも3か月分。ありがたかったですよ。新居に引っ越してすぐ、先生から“お疲れが出ませんように”って、手書きのハガキが届いたときは、ここまでしてくれるの! って、うれし涙が出たほどよ

 太田垣さんは仕事机に、四季折々のハガキや、かわいい絵ハガキを忍ばせている。

「立ち退きで引っ越された方の新生活を応援したくて、最初に届く郵便物は、私が出そうと決めています。滞納者の方からいただくお礼状にも、必ず返事を書きます。私を頼ってくれて、ありがとうという気持ちを込めて」


 相手の痛みに寄り添い、人生の仕切り直しを応援する。

 ごく自然にそれができるのは、自身が多くの痛みを経験してきたからだ。

 太田垣さんをひと言で表現するなら、「由緒正しき、お嬢様」と言えるだろう。

 1965年、大阪で生まれ、兵庫県川西市で育った。

 大手商社に勤務していた大正生まれの父親は、『天空の城』で有名な、竹田城主・太田垣家の末裔。見合い結婚した母親も良家の出身で、ふた言目には「太田垣家の娘として、恥ずかしくないように」と、しつけられた。

 4つ上に姉がひとりいる。

「姉は家風に合ったまじめな性格でしたが、私は幼いころから活発でしたね。でも、読書も大好きな、夢見る夢子ちゃんだったんですよ(笑)」

 読書家になったのは、父親の海外赴任で、5歳から10歳まで台湾で暮らしたころ。

「当時は、日本語のテレビアニメもやっていなかったので、祖母が船便で送ってくれる日本語の本や絵本が唯一の楽しみ。もう、暗記するほど繰り返して読んでいました」

 帰国後、中学、高校は兵庫県内の名門校、雲雀丘学園へ。そのころには、書くことにも目覚め、当時、やなせたかしさんが編集長だった『詩とメルヘン』のコンクールで大賞を受賞。お嬢様学校として知られる、神戸海星女子学院短期大学に入学後は、出版社のアルバイトで、雑誌のインタビュー記事を任されるほど実力をつけていった。

「私を採らないと損ですよ!」


 この経験が、就職活動でビッグチャンスをつかむ足がかりとなった。狙うは、地元プロ野球球団の広報の仕事。

「当時、オリックスが阪急ブレーブスから球団を買い受けたのを機に、新球団の職員を募集したんです。大学時代の憧れは、作家の沢木耕太郎さん。広報に入って、私も広報誌を作りたい! と、張り切って応募しました」

 もっとも「大学でロクに勉強しなかった」ため一次試験の一般教養はさんざんな出来。しかも、倍率が1200倍だと知って、のけぞった。

 ところが、太田垣さん、あきらめるどころか、驚きの行動に打って出た。

「球団オーナーの宮内義彦さんに直接手紙を書いたんです。私なら、出版社で働いた経験を生かして、広報誌をひとりで作れます。大幅なコストカットができますと」

 当時のオリックスは、法人向けの事業を展開していたので、ファンに向けた広報のノウハウを持っていないと分析。広告代理店を入れれば、莫大なコストがかかる。それを、自分が一手に引き受けると便箋にぎっしり書き綴った。

 そして、最後にこう締めくくった。

「私を採らないと損ですよ!」

 まさに圧巻の自己PRは、球団トップの心を動かしたのだろう。採用が決まった。


 1989年、広報としてオリックス球団に入社後は、目の回るような忙しさだった。

「ファン向けの広報誌を、宣言どおり、たったひとりで担当しました。朝9時に出社して、昼からは球場に詰め、ナイターが終わって帰宅するのはいつも深夜。遠征試合にもほとんど同行していましたね」

 採用が決定した際は、スポーツ新聞の一面に、“女性初の広報誕生!”と大々的に報道されるほど注目された。

 だが、「浮かれた女の子」に、選手の風当たりは強かった。

 当時、女子アナの先駆けとして、球場で取材を続けていた、元TBSアナウンサーでオリックス・バファローズ野手総合兼打撃コーチ田口壮夫人・田口(旧姓・香川)恵美子さん(53)が話す。

「まだ女性に門戸が開かれていない時代、男だけの世界に飛び込むのは大変だったと思います。私も同じでしたから。彼女は、人前でつらい顔を見せないので、何を言っても平気だと思われてしまう。露骨に追い出そうとする人もいました。仕事を評価してもらう以前に、しょせん女、女ごとき、という色メガネを取る闘いが続いていたんです

 選手のロッカールームにメディアの取材を伝えに行けば、無視されたり、「お前が受けとけや」とかわされる始末。

 女子トイレで泣いては、何もなかった顔で現場に戻る日々が続いた。

 田口恵美子さんが続ける。

「彼女は、働く姿、もっと言えば生きる姿を見せながら、周りの気持ちを動かしていったんです。例えば、広報という立場上、選手と一緒に球団バスで移動します。そのときも、見送る女性ファンの気持ちを逆なでしないよう、バスの通路にしゃがんで姿を消していました。そういう地道な努力のひとつひとつが、周りの見る目を変えていったんですね

 入社から数か月、いつものように選手に業務連絡を無視されていると、リーダー格の門田博光選手が言った。

「もうやめたれ。こいつ、がんばってるやんけ」

 そのころからだ。周りの態度が変わっていった。

「ありがたくて、とにかく期待を裏切らないよう、無我夢中で働きました。それこそ1年の360日を仕事するほどに。疲れなんか感じなかった。若かったし、何より、充実していたので」

 1991年には、あのイチロー選手がドラフト4位で入団。若手の成長も見守った。

結婚、そして出戻りで針のむしろ


 駆け抜けるように働くこと3年半。やがて、太田垣さんは退職の道を選んだ。

「やれることをすべてやって、完全燃焼したこともあるけど、親の結婚プレッシャーが、すごかったんです」

 そう、太田垣さんは由緒正しきお嬢様。太田垣家の娘は、「適齢期に見合い結婚する」という、厳しいしきたりがあったのだ。


「親元から逃げ出したくて選んだ相手だから、目が曇って、結婚に失敗しちゃった。もう20年以上も昔の話になるんですね」

 とっくに気持ちにケリがついているのだろう。あっけらかんと話す。

 26歳で、病院経営者と見合い結婚したものの、夫の女性問題と借金が発覚し、わずか3年半で離婚。生後6か月の長男を連れて戻った実家は、針のむしろだったと振り返る。

「出戻りなんて許されない家風なので、“近所に顔向けができない”“一族の恥さらし”と、母や嫁いだ姉にまで、嘆かれました。このとき、腹をくくったんです。どうせ異端児なら、しきたりに縛られず、自由に生きていこうと」

 そのためにも、必要なのは、子どもを育て上げる経済力。

 何か資格を取ろうと考えていた矢先、離婚裁判で世話になった女性弁護士の「司法書士なんかいいんじゃない」、の言葉に心が動いた。

 司法書士の国家試験は、合格率2~3%の超難関。

「貯金をはたいて、予備校の費用を入金してから知った」というあたりが猪突猛進の太田垣さんらしい。

息子と2人生活、そして5回目の受験


 早々に実家を出てからは、小さなアパートで親子2人の生活を始めた。

 息子を保育園に預けて、半年予備校に通い、修了後は、会計事務所でフルタイムで働きながら独学で勉強した。

「夕方、保育園にお迎えに行って、ごはんを食べさせ、風呂に入れ、寝かしつけてから、洗濯して。ようやく机に向かえるのは23時ごろ。莫大な勉強量なので、明け方までかかることも多くて、いつも睡眠不足。ヘトヘトでしたね」


 経済的な貧しさも、追い打ちをかけた。

「収入は手取り12万。家賃を払って、受験費用を貯金したら、食費に使えるのは、わずか月1万円。生活はカツカツで、近所のサンドイッチ屋さんで大量にパンの耳をもらって、節約するほどでした」

 貧しい生活も、合格すれば笑い話になるが、年に1度の試験は、何度受けても不合格。3年、4年と落ち続けるうち、心は荒んでいった。

「実家は絶縁状態で頼れないし、別れた夫も約束の養育費をすぐに払わなくなっていました。通帳を記帳に行くと、今月も入ってないと落ち込むので、銀行にも行けなかったな。人間不信になって、人生、後悔だらけ。交差点で信号待ちしながら、車が突っ込んでくればラクになれるのにって思ったこともあります

 そんな太田垣さんにとって、唯一の光は、ほかでもない息子の存在だった。

「子ども心に、私の試験を気にしていたんですね。神社に行けば、“お母さんが受かりますように”って小さな手を合わせてくれて。子どもがいたから、どうにか踏みとどまれたんです。それからは、洗面台の鏡やトイレまで、暗記の付箋だらけになるほど、限界を超えて勉強しました」

 朗報が届いたのは、丸6年が過ぎた、5回目の受験でのこと。

 このとき、親子で喜びながら、確信していたという。

「これで貧困生活から抜け出せる」と。

「太田垣章子です! って名乗ったら、間髪入れずに続けました。無給で1か月、働かせてください!」

 司法書士の資格があれば、就職先は引く手あまたと思いきや、現実は厳しかった。

「36歳、実務経験なしのシングルマザーですからね。履歴書を30通以上送っても、面接すらしてもらえませんでした」

 そこで、ようやく面接にこぎつけた大阪の司法書士事務所で、「無給で1か月!」と、押し切ったわけだ。

 試用期間を持ちこたえ、本採用されてからは、石にかじりつくように働いた。

 1年が過ぎ、仕事に慣れてからは、休日返上で、飛び込み営業も始めた。

「自分で仕事を取ってくれば、売り上げの4割が基本給に上乗せされたんです。給料は手取りで15万円。これじゃ、以前と変わらない。息子を大学に行かせるためにも、自力で稼ごうと、土日に息子をボーイスカウトに行かせて、不動産会社を回りました。事務所が得意とする、不動産登記の仕事を取るために」

 しかし、何十軒回っても、門前払い。話すら聞いてもらえなかった。

“明け渡し交渉のあやちゃん”の誕生


 そんなある日。「今、家賃滞納のトラブルで忙しいから」、いつものように門前払いされかけた太田垣さんは、ピンときて、とっさに口走った。

「それ、私が解決できます!」

 折しも、平成14年の法改正で、認定を受けた司法書士は簡易裁判所で裁判の代理業務ができるようになっていた。

「そのころ、司法書士の多くは、過払い金の債務整理の仕事に流れていて、賃貸滞納トラブルは、まさに穴場。これを機に、次々と仕事をいただけるようになりました」

 最初の依頼主であり、太田垣さんに15年以上も仕事を任せている、アーバンライフ住宅販売株式会社代表取締役・高津謙吉さん(65)が話す。

「不動産登記をする司法書士は、ごまんといますが、太田垣先生のように、賃貸トラブルや立ち退き交渉を引き受けてくれる司法書士はほとんどいません。仕事ぶりは丁寧、かつ早い。弁護士に頼むより、時間も費用も格段に削減できます。

 それにね、彼女は滞納者にも実に親身なんです。いつだったか、社内でカラオケに行ったとき、お子さんを連れて来ていたけど、離婚して、苦労したんでしょうね。人の気持ちを酌み取れる。そういう人間性も含めて、安心して仕事を任せています

 ほどなく、売り上げは年間1千万円を突破。「明け渡し交渉のあやちゃん」と呼ばれるほど、その名は業界で知られるようになった。

 そんな太田垣さんが、独立を決めたのは、入社から4年半が過ぎたころ。

「本当は、ずっと勤めていたかったけど、代表から、“おまえは独立してやっていけるタイプの人間だ。今の勢いに乗れ!”と背中を押され、覚悟を決めました」

 こうして、一国一城の主になったのは2006年。節目の40歳を迎えたときだった。

 独立を決めたとき、自分と約束したことがあるという。

「息子に、“おかえり”を言える場所で開業することです。中学生になった息子は、思春期で口数も少なくなっていたので、一緒にいる時間を増やそうと」

 最初は自宅の一室を仕事場にし、半年後に事務所を構えた際も、自宅から徒歩3分の場所を選んだ。

 ところが、母の思いとは裏腹に、突然、息子から切り出されたのは、親離れ宣言ともとれる、決意表明だった。

長野の山奥に、山村留学したいと言い出したんです。わずか13歳で、親元を離れるなんて、考えたこともなかったので、驚きました。でも、息子は本気でした。地元の中学になじめなかったこともあるけど、ボーイスカウトで山に登ったり、自然の中にいるのが大好きだったんですね。どうしても行かせてほしいと」

 考えた末、承諾したのは、息子の意志が固かったこともあるが、現地を見学して、太田垣さん自身が大自然に魅了されたからだという。

「でもね、納得したつもりだったのに、送り届けた帰りは大泣き。寂しくて─」

 それからは、ぽっかり空いた心の穴を埋めるように、今まで以上に仕事に打ち込んだ。

シングルマザーだったからこそ


 業界紙の『全国賃貸住宅新聞』で連載が始まり、知名度はさらにアップ。セミナーや講演にも呼ばれるようになり、活躍の場を広げていった。

 その一方、どんなに忙しくても、息子に会いに行った。

 山村留学の保護者として出会った、ママ友の槙倫子さん(58)が話す。

「年に10回ほどある、親が参加できる行事に、章ちゃんは毎回欠かさず来ていました。大阪から長野まで、片道430キロの距離をひとりで運転して。仕事を終えてから来るので、着くのはいつも深夜。あの性格なので、疲れた顔は見せなかったけど、どれだけ大変だったか。思春期の息子さんは、章ちゃんが来ても、うれしさは顔に出さなかったけど、お母さんの気持ちは伝わっていたはずです」

 山村の中学を卒業後、息子はカナダの高校に留学。


 自立心旺盛の息子に負けないよう、太田垣さんも、独立から5年後、2011年に、大阪から東京に進出。

 ゼロから顧客を開拓し、8年目を迎えた今、5人のスタッフを雇うほど、仕事を軌道に乗せている。

「24歳になった息子は、大阪で頑張っています。いろいろ模索中みたいだけど、大自然の中で育って、サバイバルにはめっぽう強いですからね。どんな大人になるか、楽しみにしてます」

 太田垣さんの事務所には、毎年、母の日に花が届く。

「章先生は、私にとって第二のお母さんなんです」

 そう話すのは、贈り主の岩崎美和さん(仮名・37)。

 7年前、当時の夫が家賃を滞納し、太田垣さんから督促が来たのが始まりだった。

夫の無責任さに驚き、“そんな男とは別れたほうがいい”と、いきなり章先生に言われて、2度びっくり(笑)。離婚のときは、弁護士も紹介してもらいました。母子家庭になって働き始めたころは、よく覚えていないほど大変でしたが、章先生は法的なアドバイスだけでなく、シングルマザーの先輩としても、仕事の道筋をつけてくれて。ようやく生活が安定して、恩返しのつもりで花を贈っています」

 シングルマザーの太田垣さんは、同じ立場の女性への思い入れが人一倍、強い。今回、出版した本の印税も、全額をシングルマザー支援のために寄付するほどの力の入れようだ。

「家賃を滞納するシングルマザーは、別れた夫からの養育費が払われず、実家の親も頼れないケースがほとんどです。1度、貧困に陥ると、生活の立て直しは難しい。マイナスのスパイラルから抜け出せず、子どもの代にも貧困が連鎖してしまう。そうならないためにも、母親が経済的に自立できる新たな仕組みが必要なんです」

 太田垣さん自身、司法書士に合格するまで丸6年、貧困生活を余儀なくされたのは、6万円台の家賃が重くのしかかったから。

 この部分を、国や行政で負担する仕組みを考えている。

今、空き家が大幅に増えていますよね。これを国や行政が借り上げ、シングルマザーのシェルターにできないかと。一定期間、家賃の心配がなくなれば、資格取得のために学校に通ったり、自立に向けた準備ができます。シングルマザーに限らず、精神的に弱って引きこもってしまった家賃滞納者にも、敗者復活ができる環境を、整えていきたいと考えています」

 年間70回を超えるセミナーや、政府、行政の勉強会に呼ばれては、現状を訴える。

「こないだは、山下貴司法務大臣に、面会時間をつくってもらって、シングルマザーの現状を伝えてきました。1度では時間が足りないので、また行くつもりです!」

 臆することなく大物にも会いに行く。そのフットワークのよさと、押しの強さは、舌を巻くほどだ。

「私の力なんて、微々たるものです。でも動かなければ、何も始まらない。そもそも私が司法書士に合格したこと自体、奇跡みたいなもの。それは、人の役に立てってことなんですよ。ここまでやってこられたのも、たくさんの人に助けてもらったおかげです。ちゃんと恩返ししないと、ばちが当たっちゃう」

 現在、都内で1LDKの賃貸マンションにひとり暮らし。「財産らしいものなんて、何も持ってない。実家とも絶縁状態だから、両親が亡くなってからも、何も相続してない」と、さらりと言う。

「だから、仲のいい大家さんに今から頼んでるんです。私が年寄りになっても、部屋を貸してねって。高齢の大家さんがボケて忘れちゃうといけないので、跡継ぎの息子さん、紹介しといてって(笑)」

 朗らかな笑顔の中に、静かな闘志を忍ばせる。

 太田垣さんは、今日も家賃滞納の現場に足を運ぶ。人生の仕切り直しを手伝うために。


取材・文/中山み登り(なかやまみどり)ルポライター。 東京都生まれ。高齢化、子育て、働く母親の現状など現代社会が抱える問題を精力的に取材。主な著書に『自立した子に育てる』(PHP)『二度目の自分探し』(光文社文庫)など。高校生の娘を育てるシングルマザー。

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『時短運動会』の風潮に野々村友紀子「子どもの意見が入ってないやん!」

2019年6月3日 20:24 週刊女性PRIME

今、『運動会』が変わろうとしている……?

 この数年、『時短運動会』が話題になっている。児童の熱中症対策や保護者の弁当作りの負担、授業時間の確保といった理由から競技を減らして午前中に運動会を終わらせる学校が徐々に増加。すでに北海道では6割の小学校が午前中に終了するという。この運動会の時短傾向に放送作家でNSC東京校の講師も務める野々村友紀子が考えたこととは?


* * *


 先日、全国で運動会が行われました。いや〜、よく晴れて運動会日和やね!…なんて言っていられないのが、昨今の異常気象。まだ暑さに身体が慣れていない5月に気温35度超えとか、小さな子どもを持つ親からしたら恐怖ですよ。

 そもそも、5月に運動会をする学校が増えた理由のひとつに、「秋の開催やと、暑〜い残暑に校庭で長時間、練習せなあかんねんで? 危険やん?」が、挙げられていたはず。でも5月もこうなってしまったんじゃあ、あんまり意味ないし、今度は本番の日の気温が危険になってきました。

 気温も昔とは違うし、外で遊ぶことが減った子どもたちは、体力も昔の子とは違う。子どもたちはもちろん、先生方や保護者も命がけでやる運動会の是非が今、問われています。世間では、午前中で終わる「時短運動会」なんて言葉も話題になっていますね。

やっぱり中止、また来週


 私にも2人の娘がおりますので、幼稚園のころから数えて2人分で11回は運動会を経験しています。運動会の朝といえば、まー、早朝からから揚げ揚げて、肉巻いて、野菜ゆでて卵焼いておにぎり握りまくってフルーツむきまくって見栄えのする豪華なお弁当作って、パパは6時から門の前に並んで場所取りして…もう本当に親も大変!

 しかもうちの子の学校は、小雨くらいならやっちゃうので、当日朝の「決定メール」が来るまではまだ中止かどうかわからない。これには困った。けっこう雨降ってるけど…? やるの? やらんの? どっち?

 お弁当、作り出していいの? ねぇ? おーい、どないやねーん!! と、スマホをにらみ小一時間モヤモヤしつつ、もしあるならもう作らないと間に合わん! というギリギリのところで我慢できず作り出すものの、「やっぱ中止〜また来週〜」というメールが来ることも。

 しかも2週連続で微妙な雨が降り、「またまた来週」も経験あり。歯ぎしりで奥歯粉砕の危機ですよ。もう、カップ麺でも持って行ってやろうかしら! ですわ。でも私なんかはまだマシで、ご近所さんなんか見ていると、家族のほかにおじいちゃんおばあちゃん、おじにおばに親戚まで見に来るから、お弁当が半端ない量。

 でっかいブルーシート広げて、そば屋の出前か? ってくらいお重積んで、少年野球の練習ですか? って大きさのタンクでの麦茶持参。ほんまこれで当日キャンセルされたら地獄やで!

 今日び、母親も働きまくって忙しい人が多いねんから、前日夜にあれもこれも仕込むのもなかなかできへんねん! 夜の遅くまで仕事や家のことやって、なんとか当日、早起きして作るのがやっと。だから母の立場で言わせてもらうと、まず時短にすると、いちばん大変なお弁当問題がなくなる! これはでかい。 

 そして、次にパパの場所取り。時短になるとこれもなくなるかもしれない。というのも、「場所取り」ってあれ、何も自分の子どもがいちばんよく見える場所を取っているわけじゃないからね! それも大事だけど、保護者にとって運動会は朝から夕方までをいかに快適に過ごせるか、その「待機場所」が命! 特に小学校なんて1〜6年生がそれぞれ数種目やるので、自分の子どもの演目以外は、ほぼ待機時間。

 日陰が少なく、砂ぼこりモウモウで紫外線バリバリの校庭にいると、体力が奪われてクラクラするし、お弁当もこの暑さじゃ傷みそうで心配。特に午後からの日差しはやばい!日向に座ってたら午後3時にはフニャフニャの干し柿母ちゃんになってしまう。

 だからなるべく直射日光が当たらず、砂ぼこりが立ちにくい、その限られたわずかなスペースを取るためにパパたちは門が開いた瞬間、ダッシュするのだ! もしこれが時短になって午前中だけになるなら、場所取りしなくてもいいし、お弁当作らなくてもいいし、コーヒータンブラー片手にサラッと見て帰ることができるではないか!

時短は本当にいいのか?


 時短、ええやん。……え? それならもういっそ運動会をなくそう、って意見もネットで出てるの? まぁ、さすがに運動会自体がなくなるのはさみしいけど、なければないで助かる家庭も多いのかな? 今はほとんど共働きで、お母さんがお弁当持って見に来るのが当たり前の昔とは時代が違うから…。

 ん? でも、ちょっと待って?これ、全部「親の意見」やん。

「子どもの意見」は全く入ってない。これで決めるのはよくないぞ。

 子どもたちにとって危険な暑さ、だから時短にしよう。それは、わかる。先生たちの負担が大きすぎるのも、時短で解決できるならそうすべき。

 だけど、「お弁当作るのがめんどくさいから」「場所取りがしんどいから」午前中で終わらせろ!「忙しいから」いっそ運動会なんてなくなってもいい!というのは、親が自己都合を押しつけているだけで、子どもにとって大切なものは何か、を見落としてないか?

 学校行事の主役はあくまでも子どもたち。まずは、子どもたちが楽しんでいるか、その行事で何を得るのか。それを抜きで決めたらあかん! 正直、お弁当も場所取りもめんどくさいけど、彼、彼女らが一生懸命、練習したことを頑張って披露する、年に1度の運動会の日くらい、親も頑張ろう! 仕事も大変だけど、お弁当や場所取りに頑張っている親のことも、子どもたちはちゃんと見てる。

 最近、テレビ業界でも教育現場でも、ごく少数のクレームが大きく取り扱われすぎるのも気になるところ。一部の文句をおさめるために、言われた部分を切り落としてばかりでは、やがて大事なものまでなくなってしまうぞ!

「なくす派」の人は「そもそも運動会やる意味がわからない」らしい。そんな人は運動会の結果発表での子どもたちの一喜一憂、見たことあるのかな? 自分の組が優位に立てば飛び跳ねて手を叩いて喜び、負ければ本気で悔しがる。それだけ本気で練習を重ね、本気で挑んでいるということ。

 勝っても負けても、そこに大きな経験がある。それは意味のない経験か? ほとんどの子どもは、運動会に向けて「早く走れるように」自分で何かしら努力して工夫するもの。そして、その結果がどうであれ、受け止めて乗り越える、それが大事なんじゃないのかな。

「運動会の練習で授業がつぶれるから無駄」「暑い中、練習したらかわいそう。もうやめてもいいのでは」という親もいる。そりゃ、暑さやケガから守ることも大事だけど、これからそんな時代を生き抜かなければいけないのは、あなたの子どもたちだから。それを知って乗り越えることも大事な授業。「どうやったらこの暑さから身を守れるのか」「どうやったらケガせずにできるのか」自分で考え、工夫しながら経験して学ぶ。それだけでも意味はある!

 運動会とその練習の過程で、子どもたちは何を感じ、何を味わい、何を学ぶのか。もしも、何もなければ、やめればいい。だけど、運動会でしか味わえない喜びや悔しさは必ずある。他人や自分の「苦手」を知り、「得意」でカバーしたり、団結して支え合う体験、そこでしか芽生えない対抗心や向上心、終わって得る大きな達成感。 

 大事なのは、なんでも「経験する」こと。人として成長するためには、よいことも悪いことも、ひとつでも多くのことを経験して乗り越えること。この時期に集団の中でしか体験できないこともある。その大事なチャンスを、一部の大人の都合で奪うな!

 親も先生も忙しく大変なうえ、昔より面倒なことも危険なことも増えた今、なくさなくてはいけないものはまだまだ増えていくでしょう。言うまでもなく、何より大事なのは、子どもたちの命。運動会は、命の危険を冒してまでやるものではない。無駄の多い内容を見直し、練習も最低限に抑えて、先生方の負担も減らしたらいい。みんなの健康を守るために時短にするのはいいけど、どうか親も子どもも全力で挑み一生、思い出に残る運動会にしてほしい。


プロフィール

野々村友紀子(ののむら・ゆきこ)                      1974年8月5日生まれ。大阪府出身。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の芸人、2丁拳銃・修士の嫁。 芸人として活動後、放送作家へ転身。現在はバラエティ番組の企画構成に加え、 吉本総合芸能学院(NSC)の講師、アニメやゲームのシナリオ制作など多方面で活躍中。著書に『あの頃の自分にガツンと言いたい』『強く生きていくために あなたに伝えたいこと』(ともに産業編集センター)『パパになった旦那よ、ママの本音を聞け!』(赤ちゃんとママ社)がある。

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スピッツ、『紅白』初出演がすでに内定か NHKが示した“最大級の誠意”

2019年6月3日 20:24 週刊女性PRIME

スピッツ(公式ホームページより)

 まだ気が早いような気もするけれど、大みそかのNHK紅白歌合戦にスピッツが出場するという話が!

意外なことに、スピッツは紅白に出場したことがありません。『ロビンソン』や『チェリー』などのヒット曲を出し続けているのに、不思議ですよね」(芸能プロ関係者)

 '87年に結成されたスピッツは、ボーカルの草野マサムネを中心とする4人組のロックバンド。現在放送中のNHK朝ドラ『なつぞら』で、主題歌の『優しいあの子』を歌っている。

朝ドラ主題歌をオファーしたのは、紅白への出場を依頼するための秘策だったとも言われています。記念すべき100作目だということもあり、NHKとしては最大級の誠意を示したことになります。草野さんはもともと朝ドラのファンですから、恩義に感じているのは間違いないでしょうね」(レコード会社関係者)

 紅白に特別感のあるアーティストを出場させるのは、NHKにとって大事な課題。

一昨年は安室奈美恵さん、昨年はサザンオールスターズと米津玄師さんが出場しています。今年の目玉アーティストとして浮上したのが、まだ紅白に出たことのない彼らでした」(NHK関係者)

 ただ、紅白どころかテレビで彼らの姿を見ることはほとんどない。

スピッツの強いこだわり


「過去に“テレビに出るのは苦手”と語っていたことがあります。メンバーは4人とも優しげで“草食系”な雰囲気ですが、自分たちの信念を持っていて、けっこうこだわりが強いんです」(音楽ライター)

 人気バンドなのに、武道館でのライブを行わなかったことも“こだわり”のひとつ。

大きな会場ではやらないと決めていたようです。草野さんは“自分の声が観客ひとりひとりに伝わらないから”と話していました。ただ、メンバーとの話し合いのなかで“そろそろやってもいいんじゃないか”ということになり、'14年に初めて武道館公演を行いました」(同・音楽ライター)

 ファンの間では紅白で歌うスピッツを見たいという声も多く、頑なな姿勢が和らぐかもしれない。

 スピッツの紅白出場についてNHKに問い合わせると、

「今年の『NHK紅白歌合戦』について現時点で決定していることはございません」

 所属レーベルも、「そういうお話はいただいていません」とのことだった。しかし、出場への段取りは順調に進められているようだ。

「NHKとしては、ホールで歌ってもらえなくても出場してもらえるだけで御の字。昨年の米津さんも、故郷の徳島県にある美術館からの中継でした。

 スピッツは、『なつぞら』の舞台となっている北海道からの中継ということになる可能性もあります。すでに水面下では交渉が進められていて、出場が内定したとも聞きますよ」(前出・レコード会社関係者)

 昨年に続いて広瀬すずが司会を務めることになれば、『優しいあの子』を一緒に歌うなんてこともある!?

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純ジャパ幻想に頭を抱える“ハーフ”たち

2019年6月3日 20:24 週刊女性PRIME

「ハーフ」としてひとくくりにされがちな彼女たちだが、そのルーツは多種多様

 日本で暮らす外国人が増えるにつれ、定住し、家族を持つ人たちの姿も身近になった。日本と海外にルーツを持つ「ハーフ」の子どもたちも珍しくない。

 あなたは「ハーフ」という言葉を聞いて、誰を思い浮かべるだろうか。

 テニスの大坂なおみ、陸上のサニブラウンやケンブリッジ飛鳥、野球のダルビッシュ有など海外にもルーツを持つ多くの「ハーフ」選手が活躍している。芸能界でも「ハーフ」のタレントに注目が集まる。ローラ、池田エライザ、ホラン千秋、滝川クリステルなど、彼女たちをテレビで見ない日はないと言っていいほどだ。

 一方で、2015年のミス・ユニバース日本代表である宮本エリアナをめぐっては、「本物の日本人ではない」などというバッシングが相次いだことも記憶に新しい。

 一体「ハーフ」とはどんな存在なのか。そして、「本物の日本人」とは何なのか。

◆  ◆

「大坂なおみさんが“抹茶アイスが好き”と言ったら、すごく日本人っぽいと言われるようになった。また“朝はおにぎりを食べてきた”と言えば日本的な嗜好が注目され、好感度が上がりました」

 こう語るのは、父親がドイツ人、母親が日本人のコラムニスト、サンドラ・ヘフェリンさん(43)だ。

「私たち“ハーフ”って、ルーツが日本にあるのに、常に周りから“あの人たちはどこまで日本人なんだろう?”と試されるんです。だから“日本の食べ物は好きですか?”というような質問を受ける。

 これが普通の日本人なら、イタリア料理が好きと言っても何の問題もないのに、大坂さんや私のような見た目の人が好きなのはホットドッグと言ったら“あ、やっぱりあの人はガイジンね”となっちゃう。つまり、私たちが何を発信するかによって“日本人なのか、そうではないのか”と判断される。人と関わるうえで結構、緊張感があるんです

 サンドラさんはドイツで育ち、22歳のときに来日。

「子どものころから漠然と“いつか母の母国の日本に住んでみたい”と思っていました。夢が叶った、という感じですね」

 以来、在住約20年になるのだが、その顔立ちのせいで不愉快な思いをすることも少なくないと言う。

「まだ若いころ、役所に印鑑証明を取りに行って窓口に並んでいたら、係の人に“外国人登録書の窓口はあちらですよ”と言われました。“印鑑証明なんです”と並んでいたんですが、書類を見た窓口の人が“あれ? 日本に帰化された方ですか?”と聞いてくる。若かったから頭にきて大声で“いいえ。もともと日本人です!!”と言ってしまいました。今思えばそんなにムキになることでもないんですけどね(笑)」

日本語で話しかけても英語で返ってくる


 サンドラさんの著書に『ハーフが美人なんて妄想ですから!!』がある。副題は「困った『純ジャパ』との闘いの日々」。


 ここでいう「純ジャパ」とは、「ハーフでない日本人」。彼ら彼女らは「ハーフ」と聞いた途端、「モデルみたいにきれい」「日本語も英語も話せるバイリンガル」「海外と日本を行ったり来たりするお金持ち」などの勝手な思い込みでズケズケと質問してくる人々である。

「初対面なのに両親のなれそめを聞かれるのはもう慣れました(笑)。また、こっちが日本語で話しかけても英語で返ってくるなんてしょっちゅう。駅で駅員さんに『本屋さんのある出口は何番ですか?』と聞いたら『ブックストア? あー。ストレート・ゴー!』なんて言われたり。きっとガイジン顔を見ると条件反射で英語になるのでしょう」

 サンドラさんの母国語は日本語とドイツ語で、実は英語はそれほど得意ではないという。

「英語がペラペラだと思われがちですね。勉強会などでも英語の資料を渡されますが毎回、日本語版をもらいにいってます(笑)」

 サンドラさんの友人で、日本とアメリカの「ハーフ」で通訳・翻訳の仕事をしている女性は、日本育ちなのに、いつまでたっても「日本語、お上手ですね」と言われることに悩んでいた。

 あるとき、先日亡くなった日本文学研究の世界的権威ドナルド・キーンさんに相談する機会があった。キーンさんから「大丈夫、大丈夫。私も日本文学の講義をしたあとに、聴講者に“ところで日本語は読めますか?”と聞かれるんだから」と言われて楽になったという。「日本語お上手ですね」のような「ハーフあるある」の根は深く、相当に困ったものなのだ。

根深く残る「憧れと偏見」のイメージ


 日本には現在、どれぐらい「ハーフ」の人々がいるのだろうか。

「“ハーフ”の正確な人口統計はありません。唯一、出生時における親の国籍数の統計をもとに、日本国籍と外国籍の組み合わせで生まれた子どもの年間数がわかっています。それによると、新生児の50人に1人で、年間約2万人ずつ増えていることになります」

 そう語るのは、「ハーフ」や「混血」の研究を続けている社会学者の下地ローレンス吉孝さん(32)。


「ハーフ」の歴史は戦後すぐにまで遡る。下地さんが続ける。

「そのころ、“混血児”と呼ばれた子どもたちは、ほとんどすべてが米兵と日本女性との間に生まれた子どもを指し、差別と偏見の対象になりました。私の母は、朝鮮戦争で沖縄にやってきた米兵の祖父と沖縄の祖母のもとに生まれました。だから私は“クオーター”になるわけですね」

 しかし、当時の文部省は“混血児は日本人だから無差別平等に対処する”との方針で、“問題ない”とする姿勢を崩さなかった。そのため具体的な支援策もなく、差別やいじめは温存され、「混血児」の存在自体も見えにくくなったのだ。

 こうした歴史を踏まえて「混血児」の言葉が使われることはなくなった。では、いつから「ハーフ」という言葉が日常化したのか。

「1970年代にドリフターズの番組に出演して人気を博した『ゴールデン・ハーフ』というアイドルグループの登場が大きい。アメリカの『アイ・ラブ・ルーシー』や『奥さまは魔女』などのドラマが人気となって、アメリカ文化への憧れがあったところに、彼女たちのセクシーさや日本語のたどたどしさが強調され注目を集めました」

 その後、'90年代になると、出入国管理法の改正により、南米在住の日系人などが数多く来日、またフィリピンなど東南アジアからの移住者も増え、日本人との結婚が相次いだ。

「そうして生まれた“ハーフ”の子どもたちがいまでは成人しています。私のように“ハーフの親から生まれた子ども”も着実に増えている。“ハーフ”をめぐる問題は最近、突如として湧き上がってきた新しいテーマのように思われますが、そうではない。存在が日本社会に組み込まれてこなかったために、いつも“最近のテーマ”であり、“今後の問題”にされてしまうのです

些細なことでも誰かを傷つける恐れがある


 日本人や日本社会を単一民族のイメージとして描く発想はいまだに強い。

私はこれまでに多くの“ハーフ”と呼ばれる人々のインタビューを重ねてきました。その中で多く聞かれるのは、やはり見た目との不一致という経験ですね。外見から外国人とみなされてしまった場合、日本生まれ日本育ち、日本語で話していても、国籍を確認されたり、在留カードの提示を求められたりします。

 かたや、アジアをルーツに持つ人たちは見た目から海外ルーツとは思われないために、人間関係のなかでカミングアウトを迫られるという問題も起こります」

 “ハーフ”をカッコいいものとして羨望する一方で、「日本人らしくない」との理由から偏見のまなざしを向ける。このような相反するイメージに、“ハーフ”の人々は常にさらされてきた。

 下地さんは『ハーフ・トーク』というサイトを運営している。“ハーフ”をはじめ海外ルーツの人に向けた情報を発信しているのだが、そこで最近、注目を集めた記事がある。

「ある女性誌の“ハーフ顔美女”というメイク企画に対し、2人の“ハーフ”の女性が抗議したものです」

 彼女たちは「“ハーフ顔”の言葉は、外見に対するステレオタイプを強化し、理想の“ハーフ顔”を作り上げることで、それに当てはまらない人々を傷つけ、コンプレックスを生み出している」と主張したのだ。

「結果、その女性誌の編集部は真摯に素早い行動で対処し、謝罪してくれたようです。些細に思えるようなことでも、とんでもなく誰かを傷つけるおそれがある。偏ったイメージは直すべきではないでしょうか。

 すでに私たちは多様な背景を持つ人たちと隣り合わせに暮らしています。多様な日本人がいて、多様な日本社会であることに、いまこそ気づくときなのだと思います

(取材・文/小泉カツミ) 


《PROFILE》

小泉 カツミ ◎ノンフィクションライター。医療、芸能、社会問題など幅広い分野を手がけ、著名人へのインタビューにも定評がある。『産めない母と産みの母~代理母出産という選択』『崑ちゃん』ほか著書多数

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2か月で19匹が死亡、ネグレクト動物保護施設で見た「地獄絵図」

2019年6月3日 20:24 週刊女性PRIME

施設の床のいたる所に排泄物が。不衛生な環境下で作業をするスタッフの中には体調不良を訴えた人も(読者提供)

「犬や猫にとって、あそこの施設は地獄です!」

 茨城県古河市の動物愛護NPO法人に対し、内情を知る関係者は大激怒。

 60代の男性A氏が代表を務める同法人は、非営利で動物を保護・譲渡する「第2種動物取扱業者」にあたる。運営する保護施設の出入り口には「動物愛護」「殺処分ゼロ」ののぼり旗を掲げているが、施設内は犬や猫の排泄物が堆積する劣悪な環境にあり、ネグレクト(飼育放棄)疑惑が持ち上がっている。

 同法人は2009年に設立された。関東近県を転々とし、約5年前に現在の場所に居を移している。元工務店だった築46年の古い木造住宅を利用し、最大で犬・猫計100匹以上を飼育していた。

排泄物のにおいがひどい


 女優の杉本彩さんが理事長を務める公益財団法人「動物環境・福祉協会Eva」(東京都)は約2年半前から同団体を問題視。県などに現況を訴え、改善を求めてきた。

「必要な世話や健康管理を怠っているため動物の健康状態は悪く、施設内は不衛生。病気になってもなかなか治療させないので結果、死なせてしまう最悪の団体です」(杉本さん)


 行政がようやく重い腰を上げたのは昨年10月。県の調査で不衛生な飼育状況が確認され、同12月の再調査でも改善はみられず、県は動物愛護法に基づき行政指導の改善勧告を出した。

 しかし、今年2月までの期限内に状況が変わらなかったため、動物愛護団体に対しては異例の改善命令を発動。ようやく同法人は清掃や頭数管理などに本腰を入れるようになったという。

 県は今年度、2週間に1度のペースで抜き打ち調査を続けているが、施設の近隣住民はほとほと困り果てている。

「とにかく排泄物のにおいがすごい。施設のそばを通るときは息を止めて、できるだけ息を吸わないようにして歩いています」(60代女性)

「夏場や雨上がりは特にひどい。施設の敷地から排泄物が混ざった汚水が道路まで流れ出ることもあり、衛生面が心配です。どこかに引っ越してほしい」(80代男性)

 施設から犬が脱走し、近くの畑の作物を踏み荒らしたり、救急車のサイレンなどに反応する犬の鳴き声で睡眠不足になった住民もいるという。

 こうした現状に、前出のEvaなど複数の動物愛護団体が同法人を動物愛護法違反の疑いで刑事告発し、茨城県警古河署の捜査が始まった。

 告発に踏み切った非営利一般社団法人「日本動物虐待防止協会」(神奈川県)の藤村晃子代表理事は、

「3月にA氏の施設に入り、現場の撮影に成功したので、これを証拠として動物虐待を告発しました」

 と経緯を説明する。

布団と糞のミルフィーユ


 藤村さんが撮影した動画には、足の踏み場もないほど垂れ流された糞尿のなかで生活する犬や猫の姿が……。

「ケアも全くされていなかった。毛にはうんちがついたまま、体も洗ってもらえずブラッシングもされてない。爪も伸びていて肉球に刺さり、歩くのも困難な子、不衛生な環境で失明した子もいました。避妊・去勢せず雄雌一緒にケージ(檻)に入れていたので子犬もたくさん生まれていました」


 特にキツかったのはにおいだという。

「マスクを3枚重ねても吐きそうなほど臭気がこもっていました」(前出・藤村さん)

 さらに、冒頭の関係者が信じられない内情を激白する。

「施設に常駐しているのはAさんだけですが、Aさんは絶対に掃除をしない。掃除はほかのスタッフ頼みなので、スタッフが来ないと糞だらけ。Aさんは床に糞がたまると布団をかぶせて隠します。その上に犬や猫がまた糞をして、たまったらまた布団をかぶせるという繰り返しでミルフィーユ状態になっていました

 当然、虫も大量発生する。

「夏場は糞や腐ったエサにウジ虫がわいて、どこもウジ虫だらけ。黒い壁と思っていたら、全部ハエだったこともありました」

 ウジ虫は犬や猫にとって脅威という。

「ある日、すごい勢いで犬が鳴くからおかしいとスタッフが病院に連れていったそうですが原因がわからない。獣医がお尻についた糞の塊に気づいて取り除くと、中からウジ虫が何匹も出てきたそうです」

 ウジ虫が犬の尻の肉を食べ、体内に侵入しようとしていたことが痛みの原因だった。

暴力以外は虐待ではないと思っている


 水飲み用のボウルの底にたまったヘドロから、小さな謎の赤い虫がうじゃうじゃ出てきたこともあったという。

 エサは腐り、飲み水は乾いているか、濁ってドブのようなにおいがするかのどちらか。熱中症や脱水症状で衰弱して死んでいく犬・猫もいた。

「ほとんどの動物はカビが原因の皮膚病や感染症にかかっていました。Aさんは自分のお気に入りの子はすぐに病院に連れていくのに、それ以外は放置する。2か月で19匹が死んだこともあったそうです。死んだ猫がタンスの引き出しから出てきたり、真っ黒な塊があったので“うんちかな”と思ったら猫の死体だったことも……

 命を救うための愛護団体なのに、むしろ命を軽視しているようにしか思えない。

「ただ、Aさんは動物を本当にかわいいと思っているようでした。自分のことを“パパさん”と呼んで、お気に入りの子はいつも車でどこかに連れていっていました。施設がこんな状態なのに“ここにいる子は本当に幸せだよね”と本気で言っていました

 動物を叩いたり、蹴ったり、直接的な暴力をふるうことはなかった。

「暴力以外は虐待に当たらないと思っているようです」

 警察に相談したこともあったが、「不衛生というだけでは罪にならない」と取り合ってもらえなかったという。

「施設は廃業させ、Aさんには今後一切、動物と関わってほしくありません!」

 関係者は取材中、何度も目に涙を浮かべてかわいそうな犬や猫の救出を訴えた。

 A氏は告発をどのように受け止めているのか。

 施設で本人を直撃すると、

「今日は忙しい。手が離せない。来る前に電話ください」


 翌5月23日、再び施設を訪ねると、県警が捜査に入っていた。施設の中からケージに入れられた犬や猫が次々に運び出され、A氏は警察車両に先導されて施設を後にした。

 前出・杉本さんは、

「自分が引き受けた命は、最後まで責任を持ってほしい。今回の動物愛護法改正で動物虐待の罰則が引き上げられたら今後は厳正に処罰されるでしょう。動物は声をあげることができません。気づいた人が声をあげなかったらそこにいる動物は助けられません。勇気を出してみんなで声をあげ、動物を救える社会にしたい

 A氏が歪んだ愛情に気づく日はくるだろうか。

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キティちゃんが“ジャニヲタ”になるまで

2019年6月3日 20:24 週刊女性PRIME

“可愛い”のコラボ。キティちゃん(左)やシナモロール(右)が銀テを持っているように見える!/著者撮影

「ダメ。完全にナベショ。無理。連れて帰る!」

「えっ、わかるけど大きすぎじゃない?」

 ファンシーショップでサンリオの人気キャラクター“シナモロール”のぬいぐるみを抱きしめ、動けなくなってしまったのはナミさん(仮名・22)。ジャニーズJr.のユニット“Snow Man”のメンバー・渡辺翔太さん(愛称が“ナベショ”)の大ファンだ。

 渡辺さんは自らシナモロールのファンであることを公言し、本人も「シナモロールに似ている」と言われている。

 ナミさんは、渡辺さんの応援うちわにシナモロールのシールを貼ったり、チャームをつけたりして楽しんでいるという。いわく、「可愛いナベショに可愛いシナモロールを合わせたら、もっともっと可愛いから!!」とのこと。

 シナモロールに限らず、同ユニットの深澤辰哉さんは“ふっかちゃん”(埼玉県深谷市のイメージキャラクター)と絡めて見られたり、現在はソロアーティストとして活躍するJin Akanishiさんは“ぐでたま”とコラボし、“Jin×Gudetama”としてオリジナルグッズや世田谷区の三軒茶屋にてカフェを展開している。

 今なぜ、アイドルとキャラクターは“呼び合う”のか?

 キャラクターグッズに特化している株式会社サンリオが発売した“ヲタ活グッズ”に焦点を当て、アイドルと“可愛い”の相乗効果を探ってみた。

あの“キティちゃん”がジャニヲタデビュー!?



 双眼鏡を片手に頬を赤らめ、寝転んでアイドル誌に見入る。かたわらにはペンライトにファンレター、応援うちわ……。“ジャニヲタ”そのもののライフスタイルを見せてくれるのは、誰あろう、あのキティちゃんだ――。

 2019年5月15日、サンリオは「エンジョイアイドルシリーズ」として、“ヲタ活グッズ”の発売に乗り出した。商品には、キティちゃんをはじめポムポムプリン、シナモロールといった人気キャラが“ヲタ活”する様子が描かれ、ラインナップはうちわケース、銀テホルダー、A4クリアファイルホルダー、チケットホルダー、会報ファイル、記録ノート、スケジュールシールの全7種。

 ネットを介して前評判も高かった同シリーズは、たちまち完売。“ヲタニーズ”の高さを証明してみせた。「自担グッズ以外には財布のヒモが固い」とされるジャニヲタを見事にたらしこんだ手腕は、なかなかのものと言わざるをえない。

 この“成功”には、同社とアイドルの“深い縁”も見てとれる。

※品切れしていた一部「エンジョイアイドルシリーズ」は、7月13日に再入荷予定とのこと。

AKB総選挙より歴史が古い サンリオキャラクター大賞



 “アイドル総選挙”と聞くと、誰もがAKB48選抜総選挙を思い浮かべるのではないだろうか。

 ところが、ファンによる人気投票の歴史は、今年で34回を数える『サンリオキャラクター大賞』のほうがはるかに古い(AKB総選挙は2018年で10回)。

 ちなみに『サンリオキャラクター大賞』第1回のグランプリはザシキブタ。昨年、第33回の覇者はシナモロールで、第34回の結果は6月4日に発表される。このように、ユーザーがキャラを愛して応援する文化、その土壌がサンリオにはあった。

 人気キャラのキティちゃん自身もヲタ活を楽しみ、逆にジャニーズら“生身のアイドル”がキャラクターに寄ってくる。そして、「可愛いは可愛いを呼ぶ! 可愛いものはもっと可愛くしてあげたい理論」により、“可愛いヲタ活グッズ”は爆誕した。

ヲタによるヲタのための商品開発



 今回、同グッズの開発を手がけた商品企画担当者2名に話を聞いてみた。

 いずれも現場に積極的に足を運ぶヲタで、「かねてからアイドルファンとサンリオキャラの親和性を感じていた」とのこと。「会場でサンリオグッズを持っている方をよく見かけたり、SNSのアイコンやスタンプにサンリオキャラクターを使っているのを見て、“各々(おのおの)の推しとサンリオキャラが合わさったら、可愛すぎるものができるのでは!?”という、ゆるぎない気持ちで開発に臨んだ」そうである。

 ただ、“ヲタ活グッズ”としては後発のため、とにかく「キャラと推しがコラボできるようなデザインにし、デザイン性だけでなく実用性にもこだわった」という。

 これには、「ヲタは日々、使い勝手のいいグッズを探したり自作したりしているので、実用性の伴わないグッズは受け入れられないと思った」という判断があったとのこと。

 デザイン面も、“グッズにキャラの絵が描いてある”という単純な図式でなく、“キャラ自身がヲタ活している”という、今までにないシチュエーションを取り入れた。これにより、キャラクターも私たちの“ヲタ友”となったのである。

 開発者の2人は、以前から一緒に遠征したり、コンサートDVDを見る仲だったことから、“会場”でも相談したり、企画を練ったりしていたという。

 今やヲタ活は女性たちの暮らしにすっかり溶け込んだ。“可愛い”の名のもと、アイドルとキャラの境界線はますます曖昧(あいまい)になり、「もっと可愛く!」は、「もっともっと可愛く!」に進化していくのではないだろうか。

 可愛いの倍々ゲームは幸せを呼ぶ。令和のヲタ界は、どこまで可愛くなってしまうのか楽しみである。


<プロフィール>

みきーる/ジャニヲタ・エバンジェリスト。ライター・編集者。

グループを問わずジャニーズアイドルを応援する事務所担。応援歴は25年超、3日に1度は現場参戦。著書に、『ジャニヲタあるある』(青春出版社)、『ジャニ活を100倍楽しむ本!』(青春出版社)など。

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