写真左から神田沙也加、Koki,(以上撮影:本誌写真班)、エレナ・アレジ・後藤(撮影:ABACA/ニューズコム/共同通信イメージズ)
――雑誌やSNSだけではなく、公の場に現れるようになったKoki,さんですが、動く彼女を見て、改めてルックスを評価するといかがでしょうか?
高須「前からボクが言っている通り、動く姿も父親のキムタク似だね! やっぱり子どもは異性の親の要素が出やすいです」(以前、院長がKoki,について分析した記事はコチラ)
――日本を代表するイケメンタレントの木村拓哉さん似なら、ルックスに心配はなさそうですが、木村さんは中肉中背、母親の工藤静香さんは身長163cmとやや高めではあるけれど、かなりのO脚と、モデルとしての遺伝子はどうかな? と思います。
高須「親の遺伝子というより、生活様式や食生活の影響でKoki,さんは“今のコ体形”だよね。インターナショナルスクール在学中で、環境的にはモデル体形に好影響だと思います。ただ、スーパーモデルとして活躍するにはちょっと身長が足らないかな。あと、やっぱりアジア人は胴長短足で顔が大きい傾向が強いので、世界ではなくアジア圏で活動するといいかも」
――アメリカデビューなども狙わず、アジア圏で堅実に活動するのはいいかもしれませんね。とはいえKoki,さんはまだ15歳、今後の成長も期待できますね。
高須「そうだね。でも親の力に依存して自堕落に過ごしたり、激太りや激ヤセを繰り返したりすると、どんなにキレイな子でも劣化してしまう。だからこそ、Koki,さんには両親の『長く芸能界で活躍できる姿勢』も学んでほしいところです」
――しかし最近、映画に出演していないのに映画賞を受賞するなど、ちょっと“ゴリ押し”とも取れる露出が目立ちます。
高須「最初、どこの誰とも知れないうちは事務所や親のゴリ押し露出も効果的だと思うよ。まずはメディアにバンバン露出して顔を覚えてもらうことは大事だから」
エレナがブレイクする方法を高須院長が提案
――なるほど! ところでKoki,さんと同じくモデルとして活躍する、元レーサーのジャン・アレジ氏と後藤久美子さんの長女・エレナさんは、“元国民的美少女ゴクミ”よりも、カルロス・ゴーン氏を思い出す濃い顔の父親似のような……。ネットでも「母のほうがキレイ」「残念ハーフ顔」というような声も出ています。身長も156cmと低く、そもそもモデルとしては厳しいかと……。
高須「レーサーは限界までシェイプされたデザインの車に乗るため、小柄なほうが良いとされます。なので、父親の体形(※編集部注:身長170cm)に似たのかもしれないな。それに顔立ちがハッキリしていて、日本人から見ると『可愛い』と思うパーツがない!」
――もし、高須院長がエレナさんの顔を1か所だけ直して“濃さ”を中和するとしたら、どこでしょうか?
高須「デカ顔の印象を強めるエラだね。ここも父親の輪郭に似たんでしょう。レーサーはスピードを出したり、カーブを曲がったり、歯ぎしりする場面が多いため、エラが発達している人が多いんです。それにしてもKoki,さんといい、娘って本当に父親に似るもんだねぇ」
――エレナさんは現状モデルとして活動中ですが、今後どのような方向性でいけばブレイクすると思いますか?
高須「ズバリ、バラエティーだね! モデルとしては体形的に厳しい、女優としては画(え)的にインパクトが強すぎる。となるともう少し日本語のトレーニングをして、『本物の金持ち女子のリアリティー番組』なんてやったらいいんじゃない? デヴィ夫人の後釜も狙えるかもよ! 今は母親と同じオスカープロモーション所属だけど、吉本興業で1年くらい武者修行して、ボケとツッコミを身につけてからバラエティーに出れば人気出そうだけどなぁ」
――母の後藤さんとはずいぶん違うフィールドですね!
高須「親と同じ場所を狙う必要なんかないんだよ! たまに親子ともに大成功する俳優さんもいるけど、それは血のにじむような本人の努力と、ある種の運が味方しないと無理でしょう。エレナさんは新ジャンルのハーフタレントとして、デーブ・スペクター枠に入るのがおすすめ!」
――すごい転身っぷりですね! やはりKoki,さんもそうですが、親の二番煎じは厳しいものがありますね。あえて違うフィールドに行くのはとてもいいことかもしれません。最後は松田聖子さんの娘、神田沙也加さんについて教えてください。彼女の顔もやはり父親似でしょうか?
高須「このエラは神田正輝さんの血だね! 神田さんは俳優としてこの輪郭が男性っぽさを演出していたけど、女性にはちょっと不向きかもしれません。だからか、沙也加さんはいつも輪郭を隠すヘアスタイルをしているね」
――松田さんはきれいな卵型の輪郭ですもんね。
高須「でも彼女は、親の七光でアイドルっぽいデビューをしながら、自分で自分らしい道を開拓して、声優やミュージカル女優に活路を見出したのは素晴らしいと思います。『親のできないことができる自分』というのは、成功者を親に持つ子どもには、とても大事な価値ですから」
――お顔もすっきりとして、昔より晴れやかな笑顔がステキだと思います。
高須「そうだね。メンタル面もあるかもしれないけど、歯を矯正したかも? 歯の影響は本当に大きく、輪郭や骨格を変えるほどだから。他は昔とたいして変わりませんね。年相応に大人っぽくはなったけど」
3人の顔をランク付けすると?
――ところでKoki,さん、エレナさん、沙也加さん3人の顔面をランキングするとしたらどのような順位でしょうか?
高須「いわゆる、単に整ったパーツを持っているかどうかだけで言うと、エレナさん・Koki,さん・沙也加さんの順番かな。モテ度で言うと、Koki,さん・沙也加さん・エレナさんと入れ替わるけどね」
――やはり、整っていることとモテは違うんですね!
高須「エレナさんは本来、良いところが出やすいアジア人と白人のハーフだけど、目と眉毛・エラと目につきやすいところがアレジ似なのは、日本では女性としてちょっとクドすぎる顔だよね。エラにボトックスを数回打って、輪郭の強さだけでも中和させるといいかも。Koki,さんは逆にキムタク似で鼻が大きめなので、エラにボトックスを打つと余計、鼻デカに見えるからこのままがいいね。目・鼻・口の配置もいいし、3人の中では顔と身体のバランスも一番いいです。沙也加さんもエラが気になるけど、舞台で活躍するにはデカ顔のほうが映えるから、このままがベスト!」
<プロフィール>
高須克弥(たかすかつや):
1945年愛知県生まれ。高須クリニック院長。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。脂肪吸引手術など世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。金色有功章、紺綬褒章を受章。『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『ダーリンは70歳/高須帝国の逆襲』(Kindle版)、『行ったり来たり僕の札束』(小学館)、『ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて』(小学館)、『炎上上等』(扶桑社新書)、最新刊は『大炎上』(扶桑社新書)。