鮮やかな黄色の大輪咲き誇る―。高松市香南町の畑でヒマワリが見頃を迎えている。26日は梅雨の合間の好天に恵まれ、さんさんと輝く太陽を浴びて夏本番を告げているかのような景観が広がった。(写真は、鮮やかな黄色い大輪が目を引くヒマワリ=高松市香南町)
ヒマワリは同町の西庄や池内周辺の休耕田約4ヘクタールを利用し、ブロッコリーなど冬野菜を栽培している和想(わそう)農園(綾川町、谷和洋園主)が仲間と協力して4月前後に種を植えたという。
谷さん(41)は、冬野菜を作る前に土作りの一環として昨年から緑肥用のヒマワリを栽培。すると、近くの小中学校の子どもたちや地域の人から好評だったことから、「皆さんが笑顔になってもらえるなら」と今年は作付け面積を増やしたという。
辺り一面を黄色く染めたヒマワリは高さ1・5メートルほどに伸び、ミツバチなどの昆虫も飛来。訪れた家族連れらはスマートフォンなどで熱心に写真に収めていた。近くに職場があり、毎日見るという女性は、「コロナ禍の中だが、生き生きとしたヒマワリはすごく魅力的で元気をもらっている」と話していた。見頃は7月上旬までの見通し。