善通寺市特産のダイシモチ麦を使った料理のアイデアを競う「讃岐もち麦ダイシモチレシピコンテスト」が、同市文京町の市民会館などで開かれた。参加者はハンバーグやスコーンなど工夫を凝らした自慢の一品を披露した。
コンテストは、ダイシモチ麦の魅力をPRしようと市が2020年度から開催。2回目の今回は家庭料理とテークアウトの2部門に、県内外の24個人・団体から応募があった。
最終審査は10月30日に同館と尽誠学園高校(同市生野町)であり、書類審査を通過した各4グループが臨んだ。
参加者は、ダイシモチ麦をミンチに混ぜてこねたり、スコーンの生地の上にトッピングしたりと手際よく調理。見栄えにも気を使い、最後は美しく盛り付けて完成させた。
市食生活改善推進協議会長ら審査員が創意工夫や調理のしやすさなどを総合的に評価し、各部門から最優秀賞などを選んだ。審査の結果、家庭料理部門では高松市伏石町の管理栄養士北村節子さん(54)、テークアウト部門では関西福祉科学大3年生の村上裕香さん(21)が最優秀賞に輝いた。北村さんは、ゆでたダイシモチ麦を混ぜたつくねを野菜と一緒に煮込み、すき焼き風にした料理を出品。村上さんは、ダイシモチ麦の粉末入りの餅を使い、東かがわ市引田の伝統菓子「うずまき餅」を作った。
最優秀賞以外の主な結果は次の通り。
【家庭料理部門】優秀賞 Link to Local by Mefos西日本【テークアウト部門】優秀賞 尽誠学園高校家庭部