観音寺市を舞台にしたアニメ「結城友奈は勇者である」の主人公、結城友奈の誕生日に当たる21日、作中で描かれた市内のゆかりの地には全国各地からファンが訪れた。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて市が作品とのコラボスタンプラリーを延期し、この日も大掛かりな誕生会は催されなかったが、「ゆゆゆ」ファンたちはキャラクターグッズを買い求めたり、「聖地」巡りをしたりと、思い思いに記念の一日を楽しんだ。
同市豊浜町の道の駅とよはまでは、入り口に「友奈ちゃん HAPPY BIRTHDAY」と書いたウエルカムボードが置かれた。駅にある「おーしゃん食堂」の店内には、ファンが友奈らを描いたパネルや色紙などが飾られ、訪れた人たちが続々とカメラを向けていた。
売店では作品のキャラクターグッズのコーナーを設け、Tシャツやタペストリー、ピンバッジなど、イベント限定商品も合わせて100種類以上を販売。ファンたちが熱心に品定めをしていた。売り場の一角に置いているノートに「友奈ちゃん 誕生日おめでとう!」などと、祝福のメッセージを書き込む人も目立った。
愛媛県四国中央市から母親と訪れた石川友里さん(13)は「お誕生日なのでグッズを買いに来ました」と話し、お目当ての限定商品のアクリルキーホルダーを購入して笑顔があふれた。
22日には観音寺市内のホテルで、「勇者部」と呼ぶファンの集いも予定されている。