海水浴シーズンを前に、県と高松市は18日、県内の海水浴場12カ所で行った水質調査の結果を発表した。水質が「極めて良好」のAA評価は、津田の松原(さぬき市)や女木島(高松市)など8カ所で、残り4カ所は「遊泳可」のB評価だった。「良好」「不適」はゼロだった。(写真は資料)
水質調査は、利用者がおおむね1万人以上の「主要海水浴場」4カ所、おおむね2千人以上の「一般海水浴場」8カ所で4~5月に実施。ふん便性大腸菌群数、COD(化学的酸素要求量)、透明度、油膜の有無の4項目を調査し、「AA、A、B、C、不適」の5段階で判定した。
12カ所のうち、津田の松原、山田海岸(東かがわ市)、オリーブビーチ(小豆島町)、土庄鹿島(土庄町)、本島泊(丸亀市)の5カ所で昨年に比べ水質が向上し、悪化した海水浴場はなかった。県は降雨などの影響が少なかったことが要因とみている。
また、県が津田の松原、沙弥島(坂出市)、本島泊、有明浜(観音寺市)の4カ所で調査している海水中の放射性物質は、いずれも検出されなかった。
調査結果は次の通り。
【AA】主要=津田の松原、女木島▽一般=山田海岸、オリーブビーチ、土庄鹿島、高尻(高松市)、男木島(同)、本島泊【B】主要=沙弥島、有明浜▽一般=小部(土庄町)、サンビーチ(三豊市)
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