ガラス張りの扉から、ずらりと並ぶ野菜がのぞく。松江市殿町のGreen’s Baby(グリーンズベイビー)は松江城のすぐ近くにある多国籍料理店だ。
看板メニューはグリーンカレー(880円)。タイ料理なので辛そうなイメージだが、サツマイモが入っているため優しい甘さが口に広がる。ご飯は十八穀米で、栄養のバランスがいい。オーナーの柏井雅さん(35)は「本場の味ではなく、日本人の味覚に合うものを」と考えている。
多くの客がメインに合わせて注文するのがサラダバイキング。他の料理とセットにすれば550円だ。季節ごとに変わる20種類以上の野菜が食べ放題で、健康志向の強い人にはもってこいだ。ドレッシングは自家製ゴマとバーニャカウダの2種類。ピクルス、スープも付いている。ご飯メニューはハーフサイズも選べるため、好みに合わせて盛り付けるのも楽しい。
主婦層を中心に客層は幅広いという。2階席には閲覧用に幅広い分野の雑誌を置いているほか、販売用のハンモックも展示している。柏井さんは「面白い場所だと気に入ってもらえたらいい」と話す。