ランニングアプリTATTAを使った月間走り込み企画で4月、5月、6月と3連覇、合計4,800kmを走りぬいた埼玉県の“鉄人”ガンツさんこと岩立幸一さん(48)の素顔に迫るシリーズ第4弾。
時に日付が変わった真夜中から走り始め、次の日の夜まで走り続けて家にいないこともあるガンツさんを家族はどう見ているのだろう。
「家族は全く走りません。どんな気持ちで走っているかなんてわからないと思う」。
これだけ聞くと冷たくあしらわれているようだが、実際は温かく見守られているような印象を受けた。
7人家族。御両親と奥さん、息子が一人、娘が2人。
高校生の長男は卓球部。「一時期、一緒に走らせたのが悪かったのか。走らなくていい部活を選んだらしい。それでも男同志、時々「頑張ってるね」と言ってくれるらしい。
高校生と中学生の娘二人は、お父さんと微妙なお年頃。日曜日に家にいると「走ってくれば」と素気ないと言う。
奥さんも「元気ならいい」と放っておいてくれるらしい。
でもそんなに走って心配はしないですか?
「疲れ切って帰ってきたり、グロッキーだったりしたら心配するのかもしれませんが、全然平気な様子なので心配していないのでは」
確かに、ご家族の反応を聞くと、疲れないというのは強がりではないことが良くわかる。
記憶処の全くない“自然体の鉄人”。あくまで穏やかな語り口から、そんなキャッチフレーズが浮かんできた。