cat_3_issue_oa-rugbyrepublic oa-rugbyrepublic_0_u8mga8l98hns_大阪府立八尾高校、部員0、部の危機に立つ u8mga8l98hns u8mga8l98hns 大阪府立八尾高校、部員0、部の危機に立つ oa-rugbyrepublic 0

大阪府立八尾高校、部員0、部の危機に立つ

2021年3月12日 12:00 ラグビーリパブリック

 ラグビーを始めてくれる高校生のために、必要なものを用意します。
 ——それは?
「ジャージー、短パン、ストッキング、スパイク、それにヘッドギアですね」
 中山高広は約束する。八尾高校のラグビー部OB会の会長である。読みは「やお」。会は「かわちのラガー」と呼ばれている。500人を超える組織である。

 チームに大事が出来(しゅったい)する。
 昨秋、100回記念大会の大阪府予選後に5人いた部員が0になった。布施など13校で組む「G」は、近大附に7—80で敗れる。その直後、唯一の2年生が退部した。
 グッズの無料は今年93年目を迎える部を維持するためである。

「また、15人が八尾のジャージーを着ているところを見せてほしいと思っています」
 65歳の中山は緑×白の段柄の復活を望む。普段は数社の顧問をつとめている。

 八尾のラグビー部は府内の高校で3番目の歴史を誇る。旧制中学時代の1928年(昭和3)に創部。その6年前に天王寺が、それに1年遅れて北野が部を作っている。

 八尾に楕円球が伝わった翌1929年、隣の東大阪に当時、東洋一と言われた花園ラグビー場が完成する。今は「ライナーズ」と呼ばれる近鉄がこの年を創部に定める。社会人のトップチームよりその産声は早い。

 この地の旧国名は河内。八尾市は「河内音頭」発祥の地だ。お祭りで、「えんやこらせー、どっこいせ」の音曲が流れる。そのにぎやかで激しい地域に格闘的な球技はマッチする。

 3年前には90周年の式典を催した。その年の全国大会予選は19人。翌年から15人を割る。監督の中出智之は視線を落とす。
「僕は細かいところまできっちり教えたい性格でした。でもそれが…」
 勝つことを楽しさより優先してはいなかったか、高校生の自主性を引き出せたか、49歳の指導者の胸には様々な思いが去来する。

 中出は富田林(とんだばやし)から京都教育大に進んだ。現役時代はバックロー。保健・体育教員となり、2013年に赴任した。この4月で9年目。府下のラグビーを運営する大阪高体連では強化委員長をつとめている。

 八尾に来た当初、中出は少人数だった部をすぐに単独に戻した。この学校を大会の会場校にして、裏方となる運営役も買って出る。敷地は大阪の府立高校では堺にある鳳(おおとり)に次ぎ2番目に広く、土ながらフルサイズのグラウンドがとれる。

 自分なりに力は尽くしてきたつもりだったが、部員は0になる。
 すぐに中学回りを始める。市内の中学にはラグビー部がないため、東大阪の弥刀(みと)、上小阪、小阪などを訪ねた。

 OB会も協力を申し出る。昨年11月、有志が集まり、中出も加わって対策を考えた。
 そのひとつは校内に張るポスター作り。OB会は年1回、30ページほどの会誌を発行している。
「北野や天王寺のOBから、立派な会誌やなあ、と言われます」
 中山が話す逸品作りの力を部員確保に振り向ける。

 4月のクラブ説明会で使う動画も作成する。学校の取り決めに合わせて内容は3分ほど。完成後はOB会のホームページに貼りつけ、一般にも公開する。

「全国大会に出てない負い目があるのかもしれませんが、OBは皆さん優しい。上から物を言う方はいません。金は出すけど、口は出さない、という典型的ないいOB会。監督の私はとても助かっています」

 八尾の地区決勝進出は3回。花園にもっと近かったのは最後となる43回大会(1964年)。淀川工(現・淀川工科)に8−14で敗れた。半世紀以上も前である。天王寺は府下の公立で最多の19回、北野は6回の本大会出場記録を持つ。長老OBのひとりは年誌に書く。
<花園に出られたら、個人で祝儀100万円>
 歩いても行ける聖地へ、勝ち続けての到達を熱望する。

 主なOBは47歳の藤原匡(たすく)と一期下の萩井好次。ともに同志社に進む。WTBの藤原は八尾にとって唯一の日本代表。大学在学中に選出。テストマッチ出場はないため、キャップはない。PRだった萩井は母校と関西学院の監督を歴任。関西の強豪2大学をトップで指導をしたのは萩井が初めてになる。

 八尾は大阪府第三尋常中として1895年(明治28)に作られた。日清戦争の翌年である。今年127年目。男女共学の進学校だ。40人学級が10あったが、少子化の影響で今は7。そもそも、生徒は昔より120人も減っている。

 グラウンドはサッカー、硬軟の野球など6競技が使う。硬式野球は甲子園出場10回。1952年の夏の選手権で準優勝する。2年前、春の選抜の近畿地区における「21世紀枠」に選ばれてもいる。人気は高い。吹奏楽など文化系を含め部活の入部率は90パーセント超だが、同好会を含め30近い選択肢があるため、初心者はラグビーには流れにくい。

 その現状を知るため、OB会も中出を支え、協力をする。実務を取り仕切る幹事長の東部(とうべ)泰昌は話す。
「新入生にはラグビーをやってよかった、と思ってもらえるようにしたいですね」
 東部は58歳。兵庫・明石にある川崎重工に勤務する。八尾への行き来をいとわない。

 中出は言う。
「OB会にひとりでも多くのOBを送り込むのが私の恩返しだと考えています」
 大阪ならぬ、「八尾春の陣」はすぐそこに迫る。豊臣家とは違い、指導者とOB会はスクラムを組み、危急存亡を乗り越える。

写真:八尾高校のラグビー部員獲得にまい進する3人。中山高広OB会会長、中出智之監督、東部泰昌OB会幹事長(左から)。東部幹事長が持っているのはOB会自慢の年誌。後ろのユーカリは初代校長が植え、学校のシンボルとなっている

(文:鎮 勝也)

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cat_3_issue_oa-rugbyrepublic oa-rugbyrepublic_0_16ayzd69f9fg_神戸製鋼ナエアタら3選手4試合出場停止。 16ayzd69f9fg 16ayzd69f9fg 神戸製鋼ナエアタら3選手4試合出場停止。 oa-rugbyrepublic 0

神戸製鋼ナエアタら3選手4試合出場停止。

2021年3月12日 12:00 ラグビーリパブリック

 ジャパンラグビートップリーグは3月11日、先週末におこなわれた第3節の試合で危険なプレーをしたクボタスピアーズのタウモハパイ ホネティ、神戸製鋼コベルコスティーラーズのナエアタ ルイ、そして、NTTドコモレッドハリケーンズの金廉に対し、4試合出場停止にすると発表した。上記3選手は今季開幕から所属チームの3連勝に貢献してきたが、リーグ戦の残り全試合(第4節、第5節、第6節、第7節)には出場できない。

 さらに、不行跡でレッドカードを提示されていたHonda HEATの呉季依典に対しても、3試合の出場停止処分が決まった。

 クボタのWTBであるタウモハパイは、3月6日のNTTコミュニケーションズシャイニングアークス戦で3トライを挙げる活躍をしたが、後半31分、タックルをした際、右肩から右上腕部分あたりが相手選手の頸部(くび)及び顎部(あご)にコンタクトしてしまい、レッドカードを提示されていた。

 神戸製鋼のNO8としてプレーし、第2節ではマン・オブ・ザ・マッチを受賞するなど注目選手のひとりであるナエアタは、3月6日におこなわれた日野レッドドルフィンズ戦の後半32分、相手選手の頸部及び顎部へ危険なタックルをしていたことがサイティングコミッショナーより報告され、トップリーグ規約第73条、表彰懲罰規程第12条に基づき、4試合出場停止の処分が決まった。

 NTTドコモのPRである金は、今季初先発となった3月6日のリコーブラックラムズ戦で、前半32分、タックルを試みた相手選手に対し、出した肘とその周辺が頸部及び顎部にコンタクトしたため、イエローカードを提示されていた。

 そして、Hondaの背番号2をつけて3月6日のトヨタ自動車ヴェルブリッツ戦に先発した呉は、後半12分、モール・アンプレアブルで密集が解ける際、相手選手の腹部を2回、股間周辺を1回キックしたため、一発退場となっていた。

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cat_3_issue_oa-rugbyrepublic oa-rugbyrepublic_0_9r5thuyyegzr_「もうひとつの花園」出身トップリーガー躍動 9r5thuyyegzr 9r5thuyyegzr 「もうひとつの花園」出身トップリーガー躍動 oa-rugbyrepublic 0

「もうひとつの花園」出身トップリーガー躍動

 自分を信じて逆境に立ち向かってきた。いつか道は拓けるとは信じていたけれど、夢のようだった。

 2月20日に開幕した「トップリーグ2021」で、少人数校出身の大卒ルーキー、HondaのLO中川真生哉(なかがわ・まおや)が、開幕節NTTコミュニケーションズ戦でスタメンを飾った。

「(トップリーグ開幕スタメンは)めちゃくちゃ嬉しかったです。グラウンドに入場した時、Hondaを応援するファンの皆さんが見えて興奮しました」

 そもそも日本人ロックにとってトップリーグ出場は難関枠。開幕節に登場した先発ロック32人中22人が海外出身選手だ。そんな激戦区に大卒1年目の中川が抜擢され、2019年ワールドカップ、南アフリカ代表のフランコ・モスタートとコンビを組んだのだ。

 今でこそ191センチの体格を誇るリアル・ロックだが、華々しい楕円球人生を歩んできたわけではない。むしろスポットライトの外側が、いつもの場所だった。

 ラグビーを始めた東京・玉川学園中高では、仲間に恵まれたが、黄金世代とのギャップに苦しんだ。
 1学年上が黄金世代で、中学時代に東日本大会出場、高校3年時に都予選ベスト4。
 一方、中川の代は人数が少なく、中学3年時は一勝もできずに終わり、高校3年の始動時には15人が揃わなかった。

「ひとつ上の先輩たちが強くて、その反動がすごかったんです。先輩たちは花園予選のベスト4になったのに、僕らの代は15人が揃わない・・・。チームで試合もできず、モチベーションがなくなって、楽しさを感じられなくなりました。ラグビーは辞めるつもりでした」

 人生の転機は「もうひとつの花園」だった。

 少人数校の高校生に聖地・花園に立つ機会を——そんな志から2008年度よりスタートしたU18合同チーム東西対抗戦(通称「もうひとつの花園」)は、花園第1グラウンドで決勝戦前に行われる。

 中川はセレクションに合格し、2014年度の同大会で花園のピッチを踏んだ。やっぱりラグビーは楽しい。聖地を駆けながら、冷めていた情熱にふたたび火がともり始めた。その試合後、同会場で行われた第94回大会決勝戦「東福岡×御所実」を観客席から眺めた。

 目を奪われた。レベルが違う。火の勢いが増した。

「花園決勝の前に試合ができて、やっぱりラグビーは楽しいと思いました。その直後に東福岡と御所実の決勝戦を見ました。全然レベルが違うと思ったんですが、そこで『俺じゃ無理だ』ではなくて、純粋に『このレベルでやってみたい』と思ったんです」

 歯科医の父を追いかけるつもりだったが、「もうひとつの花園」が岐路になった。歯学部を受験し、合格通知を受け取ってもいたが、合格したと報告する前に両親に「強豪大学で、ラグビーを続けたい」と伝えた。

 後押しをもらった中川はニュージーランドへの長期留学をへて、1年遅れで日体大へ進学。4年時には慶大から11年ぶりの対抗戦勝利を挙げるなどし、社員選手として2020年、Hondaに加入した。

 加入の決め手はHondaの温かい雰囲気。大学時代に練習参加した時は、帝京大卒のFL古田凌が親身にサポートしてくれた。

「練習に付き添ってくれた古田さんが優しく接してくれて、Hondaの雰囲気が伝わってきました。Hondaはチーム全体がファミリーというか、新人がやりやすい環境だと思います」

 SH山路健太、CTB森川海斗、WTB生方信孝——いろんな先輩が気さくに話しかけてくれて、良いムードを作ってもらえていると中川は言う。

 そんな温かいチームだからだろう。「もしコロナ禍が明けたらやりたいこと」を訊ねられると、中川は「先輩たちと飲み会をしたいです」と笑った。

「まだ一度もチームで飲み会ができていませんし、そうした会でのコミュニケーションも重要だと思うので」

 中川にとって大学同期のトップリーガーはもう一人いる。主将を務めた石田大河で、なんと石田もNTTコミュニケーションズのフルバックとして開幕節に先発した。いきなり同期対決が実現し、日体大から約60人が応援に訪れた。

 スポットライトを全身に浴びた記念すべきトップリーグデビュー戦は、前半34分に脳しんとうで途中交代となった。ほろ苦さも残ったが、誇らしさの方が上回っている。

「僕は15人が揃わなかったチームの出身。同じ環境にある子たちには、『絶対に誰かが見ているし、チャンスがあるよ』と伝えたいです。『いくらでも取り返せる』『いくらでも超えていけるよ』と」

 ポリシーは「愚直さ」だ。上手に自分をアピールできる性格ではないから、地道にやっているところを見てもらうしかない。そして見てもらっていたからこそ、開幕節の先発デビューがあった。

 自分を信じて本当に良かった。これからもラグビーを通して伝えていきたい——。いくらでも取り返せる。いくらでも超えていける。

(文:多羅正崇)

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cat_3_issue_oa-rugbyrepublic oa-rugbyrepublic_0_3qjk0fwpr7dr_小倉高・久木野太一がNTTコムに練習参加。 3qjk0fwpr7dr 3qjk0fwpr7dr 小倉高・久木野太一がNTTコムに練習参加。 oa-rugbyrepublic 0

小倉高・久木野太一がNTTコムに練習参加。

 ただ黙ってうなずくだけではない。
 
 元スコットランド代表主将のグレイグ・レイドローの姿からは、「常に何かを考えているのだろうな」と感じさせられた。

「ミーティングでコーチや監督がサインプレーについて話したら、(その動きを)どうすべきかを1人で考えたり、横の人と意見交換をしていました」

 福岡・小倉高の3年で、2019年度に17歳以下日本代表のCTBとなった久木野太一は、国内トップリーグのNTTコムの練習へ参加中だ。

 進学先の帝京大に合流する3月13日までの5日間、レイドローを擁して話題を集めるクラブへ帯同。千葉県内のホテルとグラウンドを行き来し、実戦形式のセッションへも混ざる。

 レイドローの他にはFBのシルヴィアン・マフーザにも、「盛り上げる時は(味方と)ハイタッチをして、まじめにする時は両手を叩いてそう促して。練習の雰囲気を作っていました」と感銘を受けた。

 全体の印象は「楽しそうに練習をしていて、オンとオフの切り替えもうまい」とのことだ。見たもの、感じたもの全てを肥やしにしたい。

「楽しむ練習はゲラゲラ笑いながらやっていたのが、『ここから(本格的な)チーム練だ』となれば顔色を変える。身体が大きくキレがあって、パススピードも高校と全然、違う。自分はあまりマッサージなどをしないのですが、皆、けがをしないためにいつも柔軟(体操)をしている。いま、驚きでいっぱいです。スピード感、技術のひとつひとつ…。学べるものは全部、学んでいきたい。トップのラグビー選手がどうやってリカバリー、リフレッシュしているのかも見ていきたいです」

 主体性で道を切り開いた。学生選手が識者から評価される「GLOCAL SCOUTS」というサービスへ、プレー動画を投稿。運営者である日本代表25キャップ(代表戦出場数)の山田章仁とのやり取りのなかで、山田の所属するNTTコムへの練習参加を希望した。

 久木野と同じ鞘ヶ谷ラグビースクール、小倉高の出身である山田は、慶大時代から自身のプロモーション動画をフランスのプロクラブの関係者に託す行動派だ。久木野のアクションを好意的に捉え、サポートに回った。

 山田から久木野の件を聞いた内山浩文ゼネラルマネージャーは、「最初は『え、高校生?』と抵抗はあった」ものの「夢を切り開くマインドに共感した。それに応えるチームでありたい」。今回を機に、高校生選手の練習参加を柔軟に受け入れられるかもしれない。

「大学へ入る前にトップリーグを経験した選手が大学のスタンダードを上げてくれたら、今回の価値がある。あるべきルールに従いながら、来るもの拒まずの姿勢を出していってもいいかもしれません。選手たちもいまは(社会情勢の影響で)部外の人たちとの接点はない。今回のことでインプット、アウトプットの機会が生まれれば、(結果的に)戦力強化にもつながるかなと」

 2020年度、コロナ禍は少年少女の自己表現の場をいくつも奪った。

 小倉高ラグビー部の主将だった久木野も、春、夏の大会が中止となったことで部員のモチベーション維持に苦労し、選出を目指していた高校日本代表の活動がなくなり悲しくなった。

「その(代表入り)のために身体作りをして、コンディションも上げていたので…。1年間、自分のプレーが見られていない。もう少し見て欲しかったというのは、あります」

 口惜しさを覚えた。それでも、停滞とは距離を置いた。果たして、将来プレーしたい国内トップレベルの舞台へ足を踏み入れられたのだ。

 チームが国内トップリーグの三菱重工相模原戦(神奈川・相模原ギオンスタジアム)を14日に控えるなか、緊張感を味わえるのも嬉しい。

「対戦相手のことを相当、分析していた。高校では試合に出ないメンバーがミーティング中に寝てしまうこともありましたが、ここでは(先発にも)リザーブにも入っていない選手も皆でひとつのことに向かっていました。やっぱり、トップリーグっていいなと思いました。シーズン中に呼んでもらっています。悪い影響を与えてしまわないよう、なるべく積極的に練習に参加してチームの雰囲気に早く慣れていきたいです」

 ラグビーで日常生活を営む大人たちに接し、改めて思う。

「皆、楽しそうです。今回でよりトップリーガー(に相当する選手)になりたいと思いました。本当によかったです」

 いつか、鋭いタックルを長所にこのステージへ舞い戻りたい。

(文:向 風見也)

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cat_3_issue_oa-rugbyrepublic oa-rugbyrepublic_0_l9m6j914zkl8_神奈川タマリバクラブら受賞。 l9m6j914zkl8 l9m6j914zkl8 神奈川タマリバクラブら受賞。 oa-rugbyrepublic 0

神奈川タマリバクラブら受賞。

2021年3月12日 12:00 ラグビーリパブリック

 3月4日、東日本トップクラブリーグの2020年度年間表彰式がオンラインでおこなわれた。
 同リーグはディビジョン1〜3で構成されている。2020年度はコロナ禍の影響もありディビジョン1のみリーグ戦を実施し、他ディビジョンは交流戦という形で各試合がおこなわれた。

 チーム部門では神奈川タマリバクラブが優勝チームとして表彰された。 個人表彰の部では、最優秀選手として迫田泰英(神奈川タマリバクラブ)、ベストタックラーとして良知兼佑(ハーキュリーズ)、トライ王に荻野岳志(神奈川タマリバクラブ)が表彰された。

 また、今季より新設されたベストチャレンジ賞は小山雄児(神奈川Bullsharks)が受賞した。
 この賞は、各チームがお題に沿ってチャレンジ動画を投稿する企画。小山選手は、ベンチプレスで80キロ×34回を達成した。

最優秀選手に選ばれた神奈川タマリバクラブの迫田泰英

コロナ禍でおこなわれたシーズン。徹底した感染症対策がとられた

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cat_3_issue_oa-rugbyrepublic oa-rugbyrepublic_0_3ol4to85w4mg_【コラム】「我慢し続けるな」 3ol4to85w4mg 3ol4to85w4mg 【コラム】「我慢し続けるな」 oa-rugbyrepublic 0

【コラム】「我慢し続けるな」

「鉄人」と呼ばれた男は、もう20年近く前に食べた妻の手料理の味やにおいを、今も明確に覚えている。

 元木由記雄。日本代表キャップは79。W杯には4大会連続で出場した。責任感そのものを体現したプレー。神戸製鋼では数々のタイトルに貢献した。日本ラグビー界のレジェンドの一人だ。現在は、京都産業大ラグビー部のGMを務める。

 そんな元木さんは、ある病気に苦しんだ過去がある。

 パニック障害。

 辞書をひけば、「不安神経症の一つ。突発的に強い不安感におそわれ、動悸、めまい、からだのしびれなどの発作が繰り返し起こる」とある。

 最初に異変を感じたのは、職場での立ちくらみだった。イスから立った時にクラッとした。「おかしいな」とは思った。でも、練習ができないほどではなかった。

 しばらくして、自宅で食事をしている時、いきなり動悸が激しくなった。「首をわしづかみにされたような症状になった」。うまく呼吸ができない。汗が噴き出る。一人で立ちあがることができず、妻の運転する車で病院に行った。

 脳や心臓に問題はない。そう診断された。その後、胃カメラを入れたり、髄液を調べたり、あらゆる検査をした。当時、精神的な病気に関する知識はなかった。最後に医者から「精神科に行ってみてください」と言われてもピンとこなかった。

 パニック障害と診断された時は、少し安心した。「メンタルの部分とはみじんも思っていなかったから。原因が分かったのがよかった」

 それでも、その1か月は「人生で一番しんどい時だった」と振り返る。動悸は止まらず、不安感から冷や汗をかきっぱなしだった。食事した時に倒れたからか、ご飯を食べることができなかった。栄養摂取はプリンとゼリーだけで、合間に点滴を受けていた。体重は10キロほど減った。家では、ほぼ布団をかぶっていた。

 そんな状態でも、練習は続けていた。当時の平尾誠二GMに「治療に専念しろ」と言われたが、「ほかの選手に病気のことを言わないでほしい」と頼んだことだけは覚えている。

「やせていく姿は気付かれていたと思うけど、チームに迷惑をかけたくなかった。弱みは見せるものじゃないと思っていた。心配されるのもいやだった」。日々を乗り切るのに、必死だった。

 医者からは気持ちの持ち方を教えてもらった。その時に処方された薬は、以降8年ほど服用することになる。

 心身が少し落ち着き始めたある日、急におなかがすいた。

「何か作ってくれ」

 そう妻に頼んだ。

 カマスの塩焼きとごはんとみそ汁が、テーブルに並んだ。かみしめるように食べた。

「あの味は忘れない。食べられたことが、本当にうれしくて」

 病気で人生観は変わった。

 それまで、「お前ら、もっとできるだろう。もっとやれよ」とチームメートを物足りなく思っていた。でも彼らの支えがあって、自分が活かされていることに思いが至った。断っていた飲み会にも行くようになった。独りよがりだった自分に気づくことができた。

 振り返れば、悔いの残る結果に終わった1999年のW杯以降も、神戸製鋼の試合に途切れなく出ていた。無理がたたってふくらはぎを痛め、チームの練習も、日本代表の合宿も休むようになっていた。チームに協力できず、迷惑をかけている。ケガをした自分が情けない。プレッシャーに思い悩んでいたのに、そんな本心から背を向けて、「人は追い込まれることで成長する」と信じ込んでいた。

「きっと風船がぎりぎりまで膨らんで、破裂したんだと思う」

 日本ラグビー選手会はいま、「よわいはつよいプロジェクト」という選手のメンタルヘルス(心の健康)を考える活動に力を入れている。

 国立精神・神経医療研究センターなどと選手会が2019年12月~20年1月に実施した共同研究では、調査に参加した251選手のうち、32・3%が過去1カ月間に心理的ストレスを、4・8%がうつや不安障害の疑いを、5・2%が重度のうつや不安障害の疑いに相当する状態を経験していた。日本の一般成人より10ポイント以上高い40%超が、メンタルヘルスの不調や障害を感じていた。

 屈強な肉体を持ち、激しくぶつかり合うラグビー選手は精神的な強さ、タフさを持っていると誤解されがちだ。同プロジェクトの研究代表者である小塩靖崇さんは「(選手の心の弱さは)今までタブー視されて、見ることを避けられてきた。選手が勇気を出し、きちんと現実を向き合うことが大切になる」と語る。

 実際、このプロジェクトが始まってから、パナソニックのHO堀江翔太が、サンウルブズや日本代表での苦しかった過去を告白し、多くの共感を集めた。

 時代は変わってきた。自分の経験が何か後輩たちの役に立つのなら、と元木さんも取材に応じてくれた。

「日本を代表する立場になると、プレッシャーは当然のようにかかる。そこから逃げることはできない。そのプレッシャーも受け止めて、最高の自分を出せるようにしなければいけない。だけど、そのためにはリラックスする時間が大事。僕の場合は妻のサポートが大きかった。それに、仲間や会社も」

 苦しい経験を無駄にはしたくはない。指導者になってからは、一人ひとりの選手の変化を見逃さないようになった。身近にメンタルヘルスについて相談できる第三者の存在があれば心強いとも思う。

「一つ言えるのは、がまんし続けるな、ということです」

 自らを自らで追い込み続けてきた求道者の言葉は、重かった。

【筆者プロフィール】
野村周平(のむら・しゅうへい)
1980年生まれ、東京都出身。慶應義塾大学卒業後、朝日新聞入社。大阪スポーツ部、岡山総局、大阪スポーツ部、東京スポーツ部、東京社会部を経て、2018年1月より東京スポーツ部。ラグビーワールドカップ2011年大会、2015年大会、そして2016年リオ・オリンピックなどを取材。自身は中1時にラグビーを始め大学までプレー。ポジションはFL。

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cat_3_issue_oa-rugbyrepublic oa-rugbyrepublic_0_s8re2erve24j_NEC吉廣が五郎丸歩とのラストゲーム語る。 s8re2erve24j s8re2erve24j NEC吉廣が五郎丸歩とのラストゲーム語る。 oa-rugbyrepublic 0

NEC吉廣が五郎丸歩とのラストゲーム語る。

 初対戦から20年。
 もしかしたらこれが最後の対戦になるかもしれない…。
 これまで何度も戦ってきたけれど、こんなに楽しみに感じたのは初めてだった。

「ずっと意識してきたプレーヤー。別次元で楽しみでしたし、かなり高いモチベーションで試合に臨みました」

 NECグリーンロケッツのFB吉廣広征は、35歳の同級生対決に燃えていた。
 その相手は今季限りでの現役引退を表明している、ヤマハ発動機ジュビロの五郎丸歩。
 4月から始まるプレーオフで当たらなければ、これが本当に最後だ。

 トップリーグの第3節、NECとヤマハの対戦が3月6日、秩父宮ラグビー場でおこなわれた。吉廣は3戦連続でスタメン出場。五郎丸は今季初先発だった。

「(五郎丸は)最初の2試合に出てなかったけど、絶対出てくると思った」

 試合はNECのトライから始まった。開始2分、ラインアウトからCTBベンハード・ヤンセヴァンレンスバーグがラインブレイク。外側でパスを受けた吉廣はスピードを調節し、WTB宮島裕之へラストパスを放つ。準備してきた形でいきなりトライを奪った。

 その後は逆転を許し、7―26と引き離されるが、反撃は前半37分。再びラインアウトが起点となった。SOアレックス・グッドから飛ばしパスを受けた吉廣は五郎丸と対峙。ステップで翻弄し、外側にいた宮島のトライにつなげた。
 吉廣は試合終盤にも宮島のハットトリックをお膳立てしている。

 NECは31―59で敗れたが、吉廣はマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた五郎丸に引けを取らない活躍だった。
「(自分の役割として)大事にしているのは、10番のグディーのイメージを共有すること。特に10、12、13番は外国人選手で並ぶので、そこにどうしてもマークが強くなる。グディーとコミュニケーションを取って、どうやって外側の日本人選手でもらうかを意識してます。2トライ目もサインプレーではなく、グディーとその時の会話で(咄嗟に)生まれたものでした。(WTBの)宮島が3トライできたので、そこは自分の役割を全うできた」

 五郎丸との最後の戦いを終え、「終わっちゃったなーという感じです。ラグビーっていいなぁと思えた」とほほ笑む。
 初めての対戦は、高校の夏合宿の1年生試合だった。吉廣は桐蔭学園、五郎丸は佐賀工。五郎丸の名はすでに売れていた。
「僕はただの同い年で、五郎丸は誰もが知っていたし、すでに注目されていました」

 そこから互いに大学、トップリーグと進んでも、吉廣にとって五郎丸は意識せざるを得ないライバルだった。
「高校でも大学でも勝てませんでした。個人としても、2人の評価で勝った方がユースの代表とかフル代表になれる。お互い試合に出ても選ばれるのは1人なので、ずっと負けていた。ワールドカップやラグビー界への姿勢を見て、もちろんリスペクトしてるけど、プレーヤーとしてはずっと意識する存在でした」

 長年、挨拶を交わすだけの関係だったが、5、6年前に互いの同期である権丈太郎(吉廣はNEC、五郎丸は早大で)のつながりで、杯を交わす仲になれた。
 最後の試合後もジョークを交え、少しだけ話した。

五郎丸『まだやんのー?(笑)』
吉廣『(試合終わって)こんなに体がきつかったらできないかもねー(笑)』

 五郎丸は3月1日で35歳を迎え、ヤマハ加入時に心のどこかで決めていたという、「35歳の節目」に突入した。五郎丸はいまの心境を記者会見で話す。
「今年をラストと決めていますから、ネガティブなこともポジティブなことも、全ての時間を楽しめています」

 一方の吉廣は自身の進退についてこう考えている。
「そもそもはスポーツマネジメントやビジネスを学びたくて大学院に行くことが決まってました。でも大学4年でNECから声をかけてもらって、急遽ラグビーを続けることになった。ただ自分は有名選手でもないし、長くできると思ってなかったんです。4、5年くらいでやめると思っていたので、ここまで来ると五郎丸みたいにやめ時とかよくわからくなってきて…(笑)」

 先発で出ている以上、いま吉廣がフォーカスするのは自分の進退ではなく、チームの勝利なのだ。「今はとにかく勝ちたい。まず一勝」。

 昨季は6試合戦って全敗だった。W杯前におこなわれたトップリーグカップ2019以来、勝ち星は遠ざかっている。今季もここまで3連敗を喫しているが、手応えはある。
「アタックは去年に比べてかなり良くなってる。1試合平均のトライ数も2倍以上。リズム良くボールが出れば、神戸さん、ヤマハさんにもスコアできた。
 去年とは全然違う。去年はまず次に何を直していいかがわからなかったけど、今は自分たちの直すところが分かっている。いまはターンオーバーされる数が16チームで1番多くて、そういう自分たちで変えられるミスで失点されているので、そこを改善したい」

 3月13日におこなわれる第4節は、今季唯一のホーム戦。柏の葉で日野レッドドルフィンズを迎える。
「日本代表はいないけどファンサービスに対して、ファンの方々は温かく接してくれる。勝つことが1番の恩返し。ファンの前で勝利を見せたい。見てもらいたい」

 3月6日は五郎丸が秩父宮に来た3760人を喜ばせた。
 次は吉廣が柏の葉に駆けつけるファンに久しぶりの勝利を届ける番でありたい。

マリティノ・ネマニの肩をもむ吉廣

秩父宮にも多くのNECファンが駆けつけた

(文:明石尚之)

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やり切る難しさ。コム、クボタ3連勝許した訳

 やりたいことをやり切れた。

 3月6日の国内トップリーグ第3節。お互い、千葉県内の拠点から東京は江戸川区陸上競技場へ集ったダービーマッチだ。

 NTTコムを34-24で制したクボタのFLのピーター・ラブスカフニは、ゲーム主将として総括する。

「毎回、自分たちがやりたいことができなかったなかでも切り替えていけた。ここはポジティブな点でした」

 日本代表でもよく同職を担う32歳が言及するのは、空中戦のラインアウトと、その直後に組むモールについてだ。

 5-3として迎えた前半15分頃、スクラムで反則を誘って敵陣ゴール前右へ侵入し、ラインアウトをもらう。

 ここでは捕球役と支柱役の呼吸が合わず球を逸するも、まもなく敵陣中盤右でラインアウトを再獲得し、今度は首尾よくキャッチ。塊を作って進む。両軍通じて最長身という205センチのルアン・ボタがLOへ入り、軸となっていた。

 やがてNTTコムの反則を誘うや、さらに飛んで、組んで、スコアを12-3とした。やりたいことに何度も挑み、やり切り、リードを広げたのだ。ラブスカフニは続ける。

「我々はラインアウト、モール、スクラムにはプライドを持っています」

 簡潔に敵陣へ入って大型FWの圧力を活かしたかったクボタに対し、NTTコムは看板の展開攻撃に賭けた。

 ところが9点差を追う前半20分以降、しばらく目論見通りに過ごせなかった。NTTコムが長いパスを通した先へは、クボタのタックラーが鋭く駆け込んでいた。攻める側は、大きく球を回しながらも後退させられる。

 NTTコムにとって前半唯一のトライシーンは、元スコットランド代表SHのグレイグ・レイドローのキックがきっかけだった。飛び出す防御の裏側へ浮かせた球を、アウトサイドCTBのシェーン・ゲイツが捕球し、逃げ切った。

 それでもチームがやりたいことは「外にボールを運ぶこと」だと、LOで共同主将の中島進護。この午後も「クボタのラインスピードが速いのは認識をしていたのですが、まず自分たちが何をやるかが大事」。パスの受け手が防御網に引っかかっても、しぶとく接点を作ってパスの出しどころを探すつもりだった。

 悔やまれるのは、やりたいことをやり切るための条件を揃えられなかったことか。ゲイツは、防御をいなし左右へ球を振るにはもっと深めに位置取るべきだったと嘆く。

「自分たちから(相手との)間合いを詰め過ぎないよう、足の速度を抑えたうえで外にボールを運ぶ。(間合いを)詰めてきている相手がいるのであれば、そうしたメッセージを(外側の選手が)内側へ伝える。これが我々の準備してきた対策でした。しかし、フィールドの真ん中の部分で(圧力が)かかってしまうと(対策を遂行するのが)難しくなる」

 これでNTTコムは2連敗(1勝)。試合開始早々、さらにはクボタに22-10とされた直後の後半3分頃と、自軍キックオフから大きく突破され失点の契機を作ってしまっていた。中島は「簡単に相手にボールを渡してしまい、簡単にトライを取られるケースがあった」とも反省する。

 かたやフラン・ルディケ ヘッドコーチ体制5季目のクボタは、実力者の絆を深めて開幕3連勝を決める。ラインアウトとモールを支えたボタは、中央エリアで相手を羽交い絞めにしたり、レイドローのキックを両手ではたき落としたりと、守りでも汗をかいた。

 接点でタフだったラブスカフニもまた、「ディフェンスではハードワークできた」とうなずく。ここで話題にしたのは、NTTコムのやりたいことを封じる態度についてだ。

「NTTさんもいい(攻撃の)フォーメーションを持っていて、そこでのバトルが楽しみだった。結果が出たのは嬉しいです」

 立川理道主将に代わりインサイドCTBで今季初先発のライアン・クロッティは、ニュージーランド代表でも買われた運動量で防御網を支えた。朗らかに言う。

「NTTコムがボールを保持するのはわかっていた。ラインスピード(鋭い出足)でプレッシャーをかけることを練習してきました。ディフェンスは結局、努力(で決まる)。チームメイトのために。結局は、そこです」

 クボタはモールに加え、守備にもフォーカスしていた。NTTコムがやりたいことをやり切れなかったのは、クボタがやりたいことをやり切れた証でもあった。リーグ不成立となった昨季はクボタが1点差で白星という好カードは、現時点における両軍の業務遂行力に伴いスコアが決まった。
 
 クロッティは戦後のオンライン会見へ出て、画面の向こうに「マタネ」と手を振り離席した。

(文:向 風見也)

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過去最高のトップリーガーは誰だ!? 各年MVP

 2003年から18年続いたトップリーグ。最後のトップリーグ2021は第3節を終えて、レッドカンファレンスはサントリーが勝ち点15で首位、ホワイトカンファレンスはパナソニックが同じく勝ち点15で首位に立っている。ここまでの注目は何と言っても3連勝中のNTTドコモだ。気は速いが、チームを勝利に導いている立役者、TJ・ペレナラなどが絡んでくるであろう、トップリーグ最後の個人賞、BEST15争いも要注目だ。

 そこで今回は、これまでのトップリーグ16季(昨季は中止で選出なし)でMVPに輝いた全選手、そしてBEST15の選出回数をランキングにまとめたものを紹介する。

 ファンが選ぶ『これまでで最高のトップリーガーは誰だ!』

各年トップリーグMVP

・2003年度
元木由記雄[神戸製鋼]
・2004年度
ルアタンギ・バツベイ[東芝府中]
・2005年度
立川剛士[東芝府中]
・2006年度
冨岡鉄平[東芝]
・2007年度
小野澤宏時[サントリー]
・2008年度
デイビッド・ヒル[東芝]
・2009年度
大野均[東芝]
・2010年度
堀江翔太[三洋電機]
・2011年度
ジョージ・スミス[サントリー]
・2012年度
ジョージ・スミス[サントリー]
・2013年度
ベリック・バーンズ
[パナソニック]
・2014年度
ベリック・バーンズ
[パナソニック]
・2015年度
堀江翔太[パナソニック]
・2016年度
中靏隆彰[サントリー]
・2017年度
松島幸太朗[サントリー]
・2018年度
ダン・カーター[神戸製鋼]

 MVPの最多受賞は2回で3人にいる。ジョージ・スミスとベリック・バーンズが2年連続2度の受賞、そして堀江翔太が2010年度と2015年度に受賞している。

最多の9回、BEST15に選出された東芝LO大野均(当時)。写真は2013年度表彰式

 続いて、BEST15に選出された回数のランキングがこちら。

BEST15受賞回数ランキング

1位 9回 
大野均[東芝府中/東芝]
’04、’06-’13年度

2位 8回 
小野澤宏時[サントリー]
’03、’05-’10、’12年度

3位 7回 
北川智規[三洋/パナ]
’06-’09、’11、’13、’15年度
堀江翔太[三洋/パナ]
’09-’11、’13-’15、’17年度

5位 6回
畠山健介[サントリー]
’08-’13年度
リーチ マイケル[東芝]
’11-’12、’14-’15、’17-’18年度
稲垣啓太[パナソニック]
’13-’18年度

8位 5回 
田中史朗[三洋/パナ]
’07-’08、’10、’14-’15年度
山田章仁[三洋/パナ]
’10、’12-’14、’17年度
五郎丸歩[ヤマハ発動機]
’11-’15年度

 トップリーグ2020が中止となったため、5位で6回選出のリーチ マイケルと稲垣啓太は今季、連続選出の可能性が残っている。

外部リンク

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欧州チャンピオンズカップ16強の組み合わせ

2021年3月10日 12:00 Getty Images

 2020-21シーズンのヨーロッパ最強ラグビークラブを決める「ハイネケン・チャンピオンズカップ」の、ノックアウトステージ(決勝トーナメント)の組み合わせ抽選が3月9日におこなわれた。

 トップ14(フランス)、プレミアシップ(イングランド)、プロ14(アイルランド、スコットランド、ウェールズ、イタリア)の各リーグから計24チームが参加した今季は、新型コロナウイルスの影響でプールステージの全日程を消化することができず、2節を終えた時点で、プールAとプールBの各上位8チーム(計16チーム)がノックアウトステージに進むこととなった。

 これからは、負けたら終わりのトーナメント勝ち抜き戦。

 松島幸太朗が所属するフランスのASMクレルモン・オーヴェルニュは、4月2~4日に予定されているラウンド・オブ16(1回戦)で、過去2度の優勝を誇るワスプス(イングランド)と対戦することが決定。
 それに勝てば、マンスター(アイルランド)対トゥールーズ(フランス)の勝者と準々決勝で激突する。マンスターは今季プロ14の決勝進出を決めている強豪で、トゥールーズは多くのフランス代表や南アフリカ代表のチェズリン・コルビらを擁し優勝候補の一角と見られている。

 クレルモンはこの大会で過去3度決勝に進んだことがあるが、まだ優勝したことはなく、初のヨーロッパ制覇を目指している。

<2020-2021>
ハイネケン・チャンピオンズカップ


【ラウンド・オブ16
(1回戦)/4月2~4日】

・マンスター(アイルランド) vs トゥールーズ(フランス)

・グロスター(イングランド) vs ラ・ロシェル(フランス)

・ワスプス(イングランド) vs クレルモン・オーヴェルニュ(フランス)

・エクセター・チーフス(イングランド) vs リヨン(フランス)

・レンスター(アイルランド) vs トゥーロン(フランス)

・ボルドー・ベグル(フランス) vs ブリストル・ベアーズ(イングランド)

・ラシン92(フランス) vs エディンバラ(スコットランド)

・スカーレッツ(ウェールズ) vs セール・シャークス(イングランド)

【準々決勝/4月9~11日】
・エクセター×リヨンの勝者 vs レンスター×トゥーロンの勝者

・ワスプス×クレルモンの勝者 vs マンスター×トゥールーズの勝者

・グロスター×ラ・ロシェルの勝者 vs スカーレッツ×セールの勝者

・ボルドー×ブリストルの勝者 vs ラシン92×エディンバラの勝者

【準決勝/4月30日~5月2日】

【決勝/5月22日】

外部リンク