[ニューヨーク 11日 ロイター] - サッカーの米国女子代表のカーリー・ロイドが10日、将来的な米プロフットボールリーグ(NFL)への挑戦に向け練習を積んでおり、男性とプレーすることに戸惑いはないと語った。
ロイドはキッカーとしてのNFL挑戦について、ロイターに「300ポンド(約136キログラム)の男性たちが並んでいるが、PKを蹴るようなもの。GKを気にするのではなく、単純にネットの中にボールを収めることを心掛ける」と話した。
ことし8月にフィラデルフィア・イーグルスの練習において、ロイドが55ヤード(約50メートル)のフィールドゴールを蹴った動画がインターネット上で話題になっていた。
37歳のロイドはことしの女子ワールドカップ(W杯)の優勝に貢献するなど、長らく米女子代表の中心選手として活躍。来年の東京五輪では自身4回目の出場を狙っている。一方で、「五輪は8月に終わり、NFLのプレシーズンは8月に始まる」として、NFLドラフトで初めて指名される女性選手になるという希望を述べた。
2012年にNFLが女性の参加を許可して以来、13年にはローレン・シルバーマンが初めてNFLコンバインに参加。しかし、キッカーとしてのドラフト指名はならず、トライアウトでの低いパフォーマンスが批判にさらされた。