美味しくて手軽に作れて安いという三拍子がそろっていることで、いまや家庭に浸透した鶏ハム。ダイエットにも向いているうえ、アレンジの幅も広いとあって料理をたしなんでいれば一度は作ったことがあるのではないだろうか。さまざまな使い方ができる鶏ハムは常備しておきたい一品ではあるものの、不安に感じることは保存期限がわからないことだろう。ここでは、鶏ハムの保存方法と冷蔵、冷凍それぞれの保存期間の目安を紹介する。
1. 鶏ハムの正しい保存方法!ポイントは密閉すること
鶏ハムを保存する際、一番大切なのはしっとりとした食感が乾燥によって失われないようにすること。冷蔵する際も冷凍する際も密閉できる袋に入れて空気を抜き、しっかりと封をしたうえで保存することが正しい保存方法となる。正しい保存方法を徹底したいのであれば、火を通したあとの鶏ハムでも再度空気が入らないようにラップで包みなおすとよい。
正しく保存できていれば、しっとりとした鶏ハムならではの食感が維持される。せっかく美味しい鶏ハムを作ったのであれば、保存方法にも気を使いたいものだ。
また、鶏ハムの常温保存は厳禁。市販のハムのように保存料が入っていたり、たっぷりの塩分で水分が抜かれているわけではないので、常温で放置してしまうとすぐに傷んでしまうことを覚えておこう。
2. 鶏ハムを冷蔵保存するなら1週間を目安に食べきろう
作り置きした鶏ハムを数日以内に食べきるなら冷蔵保存でよい。先述の通り、しっかりとラップで包みなおして密閉できる容器に入れた状態であれば、水分が抜けにくくなり、冷蔵保存していても劣化は抑えられる。
きちんと保存できていれば3〜5日ほどは保存可能だが、それは加熱中にしっかりと殺菌ができており、なおかつ塩分濃度なども完璧に調整できていた場合だ。あまり過信せずに、食べる前にきちんと傷んでいないか確認をしたうえで、食べるかどうか判断するように気を付けたい。
夏場はとくに保存期間はシビアになる。1週間保つとは思わず、冷蔵保存するのであれば数日以内に食べきるつもりでいたほうがよいだろう。
3. 鶏ハムを1週間以上保存するなら冷凍保存で!
自家製の鶏ハムを1週間以上の長期にわたって保存したいのであれば冷凍庫で保存しよう。冷凍保存の場合も重要なのは空気に触れさせないことと乾燥させないこと。しっかりとラップで包んだうえで密閉可能な袋に入れて冷凍するようにしたい。
冷凍保存であれば鶏ハムを約1ヶ月は保存できるようになる。これだけの期間保存できるのであれば、まとまった時間の取れる日に気軽に作り置きしようと思えるのではないだろうか。
空気に触れないように冷凍保存できればにおい移りや変質は起こりにくくなる。とはいえ、時間とともに劣化が進んでいくのは防ぎようがない。冷凍保存を過信しすぎず、なるべく早めに食べることに越したことはないだろう。
4. 冷凍した鶏ハムの解凍方法は?
冷凍した鶏ハムの解凍方法は自然解凍がおすすめだ。食べようと思う前日には冷蔵庫に移しておくように気を付ければ解凍方法に悩むことはないだろう。
注意してほしいのは、一度解凍した鶏ハムは再度冷凍保存や冷蔵保存に回さないこと。劣化が早くなっているので食べきれる分だけを解凍し、解凍したのであればその日のうちに食べきるということを徹底したい。そのためにも、冷凍する際は1回の食事で使いたい分に切り分けてからそれぞれ別々にラップで包み、保存しておくといった方法を取るとよいだろう。
結論
鶏ハムを上手に保存できるようになれば、週末に作り置きしておき毎日少しずつサラダに入れて食べるなど、日々の食事がちょっぴり贅沢になること間違いなし。鶏ハムはダイエットや糖質制限にも最適な食材なので、正しい保存方法を覚えて作り置きする習慣をつけるのがおすすめ。自家製の鶏ハムはレシピによって保存期間はまちまちだ。食中毒のリスクを下げるためにも保存方法や期間は注意深く見極めるように気を付けよう。