今年の3月12日に自身初となるスペイン語EP『Revelación』をリリース予定のセレーナ・ゴメス。2月にはEPからの先行曲、「De Una Vez」とそのミュージックビデオを一足先に発表したが、楽曲やビデオ制作の舞台裏を紐解く「The Making of 'De Una Vez'」がこの度公開となった。
メキシコにルーツをもつセレーナらしく、現地にまつわるシンボルを取り入れたことや、自身が手掛けるビューティーブランド「Rare Beauty」の製品を撮影メイクに使用したことなど、MVにまつわる裏話をセレーナ本人のコメントとともに解説する。
「De Una Vez」は、セレーナのスペイン語EPから初めて公開されたMVで、魅惑的なビジュアルを組み合わせた美しい物語に仕上がっています。セレーナはスペイン語で歌唱しており、美しい楽曲はタイニーによってプロデュースされました。
「「De Una Vez」は、キャリアの初期から制作に取り組んでいた楽曲。当時は、スペイン語のプロジェクトを始動させるということは、あれこれ考えていた中のアイディアの一つにすぎなかったのです。今となって、そんなプロジェクトの全体が本当にあっという間に、自然な形で実現しました」
「私の大好きなタイニーと、彼のクリエイティブ・チームのNEON16(ホタ・ロサ、アルバート・ハイプら)が楽曲をプロデュースしてくれました。制作過程についてですが、コロナ禍だったこともあり、実はEPの収録曲のほとんどをZoomを通してレコーディングしたのです」――セレーナ・ゴメス
「この楽曲を制作するにあたって、何か感情的なものを作り上げたいと考えていました。それで私達は、生演奏やクラシックキーボード、ハードなレゲトン・トラックもずっとソフトな要素などを取り入れることにしたのです」――タイニー
「EPの中で実現した最も大きなコラボレーションのひとつは、エレナ・ローズですね。彼女は素晴らしい女性作家で、私の心の内や、このEPを通して伝えたいことを本当によく理解してくれていました」
「私の手掛けるRare Beautyから、メイクアップ・ラインがローンチしたばかりのタイミングだったのですが、自分自身のMVの中でそれらを使用してビジュアルを完成させるのは、本当に楽しかったです。私にとっては信じられないほど、誇らしい瞬間でした」――セレーナ・ゴメス
ロス・ペレスとして知られるプロデューサー・デュオ、タニア・バードゥズコとエイドリアン・ペレスの2人は、バルセロナからリモートでこのビデオを監督しました。
「私達は、セレーナのメキシコのルーツを表現するようなコンセプトを見つけ、またシンプルかつ正直な方法で、楽曲の持つ感情を表現したいと思っていました。そこでメキシカン・ハートに刻まれた傷を比喩として、それが時間を経て癒されていく過程を考えたのです」
「セレーナはいつでも私達のアイディアを聞くことにオープンで、自由を与えてくれました。撮影前には彼女と話す機会があり、一緒に絵コンテを考えたのです。撮影の日は、セレーナの信頼を必要とする技術的な確認事項が多く、結果的にとてもやりがいのあるものとなりました」――ロス・ペレス
「胸に置いたハート型のシンボルは、ミラグロ・セイクリド・ハートというもので、メキシコにルーツがあるのです。ロス・ペレスのタニアはメキシコ人ということもあり、このコンセプトについて深く理解していました」――セレーナ・ゴメス
また3月19日には、EP『Revelación』の国内盤CD発売が決定!デラックス・エディションと通常版の2形態がリリースとなり、デラックス・エディションはスリップケース仕様で卓上カレンダーとステッカーシートが封入される、ファンにはたまらないコレクタブル・アイテムとなっている。
さらに、本作に収録されることが決定しており、「Latin Digital Song Sales chart」で1位を獲得、「Spotify Global Chart」では17位に上昇中のスペイン語曲第2弾、「Baila Conmigo」の和訳動画も公開に。歌詞の意味をじっくり読み解きながら、国内盤CDの発売を心待ちにしていただきたい。
MTV NEWS