エルトン・ジョンが、10月22日発売のニューアルバム『Lockdown Sessions』より、チャーリー・プースとの新曲「After All」、そしてスティーヴィー・ワンダーとの新曲「Finish Line」をリリースした。
エルトンのニューアルバム『Lockdown Sessions』は、過去18カ月の間にリモート期間にレコーディングされたコラボレーションのコレクション。人と会えない時期だからこそ、「一体感」を讃える全16曲からなる多様性に富んだ作品で、エルトンだからこそできる、比類のない幅広いアーティストとのコラボレーションが実現している。
『Lockdown Sessions』からの1stシングルであるダンスフロア・アンセム「Cold Heart (PNAU Remix)」は、世界的な大ヒット曲として注目されているが、「After All」は、このバラエティに富んだアルバムの中で真逆なタイプの楽曲。穏やかに揺れるエレクトリック・ピアノとストリングスを中心に、エルトンとチャーリーのヴォーカルが繊細さと力強さを兼ね備えたクラシックなソウルフル・バラードとなっており、エルトンの名曲集に相応しい作品となっている。
エルトンとチャーリーは、2020年3月の初めに、LAのレストランで偶然出会った。以前、Apple Musicの番組『ロケット・アワー』でチャーリーの楽曲を紹介したことがきっかけで、2人は会話を交わし、家が近所であることを知る。パンデミックが始まった頃、チャーリーはエルトンを自宅に招待しセッションをした結果、2人にとって自粛中に完成させた最初の作品である、最高にゴージャスな「After All」が生まれた。
今回のコラボレーションについて、エルトンは次のように語っている。
「チャーリーは素晴らしいミュージシャンで、私たちは意気投合しました。彼は友人であり、家族の友人でもあります。私たちの子供たちは彼を愛し、彼も子供たちを愛しています。『Lockdown Sessions』で一緒に仕事をした人たちとは、本当に親しくなりました。「After All」では、チャーリーと私の2人だけでスタジオに入りました。彼の自宅にはキーボードやシンセ、プロ・ツールズをセットアップした小さなブースがあります。私はエレクトリック・ピアノを弾いて、すぐに曲の全行程が出来上がり、それにチャーリーがすぐに歌詞を書きました。チャーリーは信じられないほどの速さでした。スタジオでは素晴らしい化学反応が起きたのです」
チャーリーも、「ソングライターとして、エルトン・ジョンに憧れ、尊敬してきました。彼がピアノの前に座ると、即座にメロディーやコードが浮かんでくるのは、本当に信じられないことです。この曲を一緒に作ったときに、それを目の当たりにしました。彼は世界的に見ても、まさに天才的な音楽家です。彼の音楽の旅に一部になれたことは、夢のような経験になりました」とコメントしている。
また、エルトンとチャーリーは、9月25日(木)にパリで開催された「Global Citizen」イベントのステージに登場。この世界的なチャリティ・イベントは、24時間体制で行われ、世界的に有名なアーティストやグローバルリーダーたちが、地球を守り、貧困を撲滅するために集まった。このイベントは、「グローバル・シチズン・キャンペーン:世界のための復興計画」の一環として行われ、新型コロナウイルス、飢餓の危機の終結、すべての人のための学習の再開、地球の保護、すべての人のための公平性の促進に焦点を当てている。
さらに『Lockdown Sessions』の最新ニュースとして、エルトンとデュア・リパのコラボレーション曲「Cold Heart」のPS1によるリミックスが公開され、この世界的ヒット曲の熱狂的なファンを増やしている。先日、「Cold Heart (PNAU Remix)」は、エルトンにとって2003年の「Are You Ready For Love」以来となる全英シングルチャートのトップ5入りを果たし、ShazamチャートとiTunesチャートでも首位を獲得した。
日本盤には「Cold Heart」のPS1によるリミックス・ヴァージョンがボーナス・トラックとして追加収録されることも決定しており、全17曲が収録されている。
MTV NEWS