夢を掴んだトランス・ポップ・スター、キム・ペトラスが、メジャー移籍後初となるシングル「Future Starts Now」を正式リリース!リリックビデオも公開となった。
カイゴやチャーリーXCXといったアーティストらとのコラボレーション、カミラ・カベロやトロイ・シヴァンのワールドツアーではオープニング・アクトに抜擢されるなどして、多方面から注目されるドイツ出身のシンガーソングライター、キム・ペトラス。デビュー直後には米・Billboardが「我々は今後何年にも渡りペトラスに注目することになるだろう」と絶賛レビューを寄せた彼女が、新曲「Future Starts Now」を解禁、エッフェル塔やフランスパンをフィーチャーしているキュートなリリックビデオも同時公開となった。
新曲「Future Starts Now」についてキムは、次のように語っている。
「ロックダウンが始まったとき、とても不安だったの。というのも、私にとって最も不安に感じるのは、仕事や好きなことができないことだから。「Future Starts Now」は、未来や失われた時間についてストレスを感じる代わりに、現在にとどまろうとしたことから生まれた楽曲なの」
先日キムは、シカゴで開催されたロラパルーザで「Future Starts Now」をサプライズ披露!これにより、世界中のファンが同曲のリリースを待ち望んでいた。
キムは2017年にデビューシングル「I Don’t Want It All」を発表し、同楽曲がSpotify Global Viral 50 Chartにて1位を獲得。その勢いは止まらず、同年Spotifyがローンチした次世代ミュージシャンを発掘するプログラム「RISE」の第1弾アーティストにも抜擢。そのわずか数カ月後に発表したシングル「Heart To Break」は、ビルボードチャートが発表するUS Dance Club Songsではチャート入りを果たし、瞬く間に数千万単位のストリーミング数を記録している。
2019年にはデビューアルバム『Clarity』を発表。同作品はThe Guardian、NME、Pitchfork、を始めとする様々な主要音楽メディアから高い評価を受け、Billboard、The New York Times、UPROXXなどでは2019年のベスト・アルバム一覧にも選出。アルバム『Clarity』を引っ提げて行った自身名義の北米・欧州ツアーは即完売。自身がインスピレーションを受けてきた90年代後半以降を中心に活躍してきたポップ・アイコンと同じようなポップスターになりたいと願っていたキムは、自らの手でポップ・ミュージック界では無視できないほどの存在へと成長していく。そんなキム・ペトラスがアリアナ・グランデやテイラー・スウィフトらが所属するリパブリック・レコードと契約し、新曲「Future Starts Now」でメジャー移籍後初のリリースに至った。
また男性として⽣まれたキムは、当時世界最年少の16歳で性転換手術を受け、女性に。キムの生まれたドイツでは法律により当時18歳からしか性転換手術を受けられなかったため、13歳から現地TVを中心に世界へ向けて自身の訴えを発信。世界から多くの支持する声が寄せられ、特例として手術を認められる。彼女の行動はLGBTQIA+コミュニティに多大なる勇気を与え、米・Pitchforkや英・The Sunなどからは「トランス・ポップ・スター」と評され、若くして同コミュニティからサポートされるアイコン的地位を確立している。
MTV NEWS