アメリカ人女優/モデルのエヴァン・レイチェル・ウッドは今月1日、自身のインスタグラム上に投稿した声明の中で、元恋人のマリリン・マンソンから交際当時に「恐ろしい虐待を受けていた」と告発。これに続き、ほか4人の女性たちもマンソンから性的、身体的、そして精神的な虐待を受けていたと告発を行い、マンソンのレコードレーベルは彼との契約を解除する運びとなった。
エヴァンは2018年2月にワシントンD.C.で行われた下院法務委員会にて、過去に性的虐待を受けたことがあると告白していた。この時は加害者の名前は出さなかったものの、今月1日に行ったインスタグラム投稿の中で、自身に暴行を働いた人物はマリリン・マンソン(本名:ブライアン・ワーナー)であったと、こう書き綴った。
「私に暴行を加えた人物の名はブライアン・ワーナー。世界では、マリリン・マンソンの名で知られています。私が10代だった頃、彼は私を“調教”し始め、私は数年間にわたり恐ろしい虐待を受けていました。彼は私を洗脳し、服従するよう操っていたのです」
「だけどもう、報復や中傷、脅迫に怯えて生きていくのはこりごり。これ以上彼が多くの人の人生を滅茶苦茶にしてしまう前に、私は今日ここでこの危険な男性の存在を暴露し、彼に力を与え続けてきた様々な業界に呼びかけたいと思います。これ以上口を閉じたままでいるのは止めたと決心した、多くの被害者たちを支持します」
そしてモデルのアシュリー・リンジー・モーガンもまた、自身のインスタグラム上に告発文を投稿。「私を切り刻んだり燃やしたりするんじゃないかと思った」と、生々しい体験談を踏まえマンソンから受けたという虐待の内容を綴っている。
こうした告発を受け、マンソンが所属するレコードレーベル<Loma Vista Recordings>は、マンソンとの契約を解除したと発表。インスタグラム上に次のような声明文を投稿した。
「本日エヴァン・レイチェル・ウッドやその他の女性たちによって明かされた、マリリン・マンソンが彼女たちを虐待していたという不穏な告発を受け、<Loma Vista Recordings>は、現在マンソンが制作中のアルバムのプロモーションを直ちに中止することといたしました。また、マリリン・マンソンの今後一切のプロジェクトにも関わらないことを決定いたしました」
Billboardによれば、同レーベルのウェブサイトからはマンソンのアーティストページがすでに削除されているという。
現在のところ、こうした告発に対しマンソンはコメントを発表していない。
MTV NEWS