現地時間13日(月)、ファッションの祭典「METガラ」が2年ぶりに開催された。今年のテーマは、「In America:A Lexicon of Fashion」(アメリカのファッション辞書)。
同祭典の華やかでクラシカルな雰囲気を保つために、シルバーやピンクなどの王道路線で参加する人たちもいれば、アメリカのファッションの歴史に敬意を表し、手の込んだキャンピーなアンサンブルを選んだ人たちも。後者は、絶賛か酷評かハッキリ分かれるところ。果たして彼らの運命はどっちだったのか? ファッショナブルでぶっ飛んだデザイナーズルックを選んだセレブたちをご覧あれ。
ロード
8月に約4年ぶりのアルバムをリリースした歌手ロードは、アメリカの新進デザイナー・ボーディによる、再利用可能な素材を使った衣装をチョイス。オープンジャケットで露出度高めだが、「体の一部を出したかったの」と嬉しそうにコメントしていた。
シンシア・エリボ
女優、歌手、そしてファッションアイコンであるシンシア・エリボは、星条旗カラーの中でも“白”にフォーカスを当てた様子。まるで人魚のようなツーピースに、氷のようなネックレスとバラの指輪などインパクト大のアクセサリーが映える。
イリーナ・シェイク
大事な所に装飾が施されたネイキッドドレスで気合十分だったトップモデル、イリーナ・シェイク。しかし、一番注目を集めたのはピクシーカットだった。
イマン
ハリス・リードのヘッドピースと煌びやかなガウンで、黄金のガチョウのような出立ちを披露したモデルのイマン。一人でサンバカーニバルを開催できそうだ。
キム・ペトラス
乗馬をしながら育ったというドイツ出身のシンガーソングライター、キム・ペトラスは、今回の衣装を作るのに2週間、馬のフィギアを作るのに4日間かかったと明かしている。コリーナ・ストラーダによるワイルドで自由すぎるアンサンブルを着ながら、「今日ここにいるすべての馬好き女性と馬好き人間」を代表していると高らかに宣言した。
大坂なおみ
共同ホストを務めたテニス選手の大阪なおみは、自身のルーツである日本とハイチのエッセンスを組み合わせたルイ・ヴィトンのドレスを着用。赤いアイメイクと重力に逆らうようなヘアスタイルで大胆な美しさを表現した。
エヴァン・モック
リブート版『ゴシップガール』にも出演中の新世代アイコン、エヴァン・モックは、トム・ブラウンのレザー製フェイスマスクをショート丈スーツに合わせて登場。靴下にもこだわっていた。
ダン・レヴィ
ふわふわと地図を掛け合わせた唯一無二のスタイルで話題をさらったのは『シッツ・クリーク』で知られる俳優ダン・レヴィ。彼はこの衣装についてインスタグラムに熱いコメントも投稿している。
「幸運なことに、ジョナサン・アンダーソンとロエベのデザイナーや職人による素晴らしいチームと共に仕事をすることができ、私たち全員にとって意味のある作品を作ることができました。ジョナサンとデザインチームは、アメリカのマルチメディア・アーティストでLGBTQIA+の活動家であるデイビット・ウォジナロビッチ(1954〜1992)の遺産からの支援を受け、ウォジナロビッチの作品『Fuck You Faggot Fucker』に登場する2人の男性がキスをしているイメージを基に制作しました。私たちは憎しみのメッセージを伝えるのではなく、クィアの愛と可視性を祝福したいと考えたのです-ウォジナロビッチのようなアーティストがどれほど困難な戦いを強いられてきたかを認めつつ、希望に満ちたメッセージを提示する形で表現をしたのです。今夜は、コミュニティの回復力、愛、喜びを称えるとともに、早々に奪われてしまったアメリカの重要な声に敬意を表します」
エヴァ・チェン
香港の人気モデルが着用した、レインボーと黒白チェック柄の独創的なコラボレーションドレスは、クリストファー・ジョン・ロジャーズによるもの。
アダム・モセリ&モニカ・モセリ
名誉ホストを務めたインスタグラムのCEOアダム・モセリとその妻は、幾何学的で構造的なデザインのレトロちっくな衣装で揃えた。
MTV NEWS