シンガーのセレーナ・ゴメスが、昨年1月発売のアルバム『Rare』以来実に1年ぶりとなる新曲「De Una Vez」をリリース!同曲は、セレーナが初めてスペイン語で歌ったシングルで、リリースに併せて公式ミュージックビデオもYouTubeで解禁となった。
ラテンのルーツを持つセレーナは、その伝統を受け入れ、文化に浸りたいというビジョンを持っていたことから、業界で最も影響力のあるラテン系のクリエイター達とコラボレーションをすることを決意。新曲制作にあたって、複数回ラテン・グラミー賞を受賞した実力派プロデューサーのタイニー、アルバート・ハイプ、ホタ・ロサ、ネオン16らとチームを組むこととなった。
同時公開されたMVは、タニア・ヴェルドゥスコとアドリアン・ペレスによるデュオ、ロス・ペレスが監督を務めた。「癒し・エンパワーメント・愛」という曲のテーマを反映させたビデオでは、神秘的な家の中でセレーナが成長していく様子を比喩的に表現している。
セレーナはメキシコ移民の孫であることから、「De Una Vez」に関するコメントでは、自身のラテン系の血筋について触れながら次のように語った。
「私は、自分のラテン系のバッグラウンドをとても誇りに思っています。またスペイン語で歌うことが出来て力を増したように感じているし、「De Una Vez」は本当に、とても美しい愛のアンセムだと思うわ」
ラテン系の血筋を持ちながらもスペイン語は片言でしか話せないというセレーナは、いつの日か流暢に話せる日が来るよう上達させたいと、2018年に受けたHarper's Bazaarのインタビューで「鏡の中の自分を見ながら、“あーあ、もっとスペイン語が話せたらな”って毎日思うわ」とこぼしていた。
念願叶って今回はスペイン語で歌うシングルがリリースとなったわけだが、スペイン語で歌詞を書き上げるために相当の努力を要したと、Apple Musicのインタビューにてこう語っている。
「面白いことに、私はスペイン語で歌った方がうまいみたいなのよね。それが、今回の曲を通して新しく気付いたことよ。すごく努力したの。絶対に発音を間違えちゃいけないと思って。発音を正確に覚える必要があったし、聞く人にリスペクトして貰える楽曲にしたかったから。もちろん、どんな人にも楽しんでもらえる曲にしたかったけど、特に自分のファンに向けて作りたかったの。自分が受け継いでいる伝統をターゲットにね。すごくワクワクしたわ」
MTV NEWS