昨年12月に自身9作目となる最新アルバム『evermore』をサプライズ・リリースしたテイラー・スウィフト。全米公式アルバムチャート「Billboard 200」では初登場1位を獲得するなど、大ヒットとなった同作だが、今このアルバムの名前がきっかけでテイラーは米ユタ州にあるテーマパークから訴えられている。
ユタ州プレザント・グローブにあるテーマパーク、その名も「Evermore Park」は、テイラーが商標登録を侵害したとして、今月2日にテイラーを提訴。テイラーのアルバム『evermore』が「検索エンジンの配置にネガティブな影響を与え、実際に混乱を招いた」と主張している。
テイラーの弁護団はこうした主張を「全く根拠のない言いがかりだ」とみなし、テーマパーク側が12月18日にテイラー宛に送った知的財産侵害行為の停止を求める通告書を無視したのだという。その結果、今回提訴される事態となった。
「空想上のファンタジーなヨーロッパの集落での時間を存分に楽しむ」というコンセプトの下作られた「Evermore Park」は、2018年に開園。しかし、パークの人事部長アンドリュー・ミーソンはThe Salt Lake Tribune誌に対し、「来場客がこのテーマパークはテイラー・スウィフトとのコラボによって生まれた遊園地なのだと勘違いしていた」と語っているという。
テイラーの弁護団は、「Evermore Park」の検索エンジンのステイタスに関して、『evermore』には責任はなく、商標登録の侵害もしていないと裁判所文書の中で反論している。
アルバム『evermore』がリリースされる前日の12月10日には、恐らくは冗談半分だったのだろうか、ユタ州の観光業者「Visit Utah」は、テイラーの『evermore』と「Evermore Park」を比較するツイートを行っていた。
The first is #evermore, the new Taylor Swift album. The second is @EvermorePark, the immersive storytelling theme park in Pleasant Grove, Utah.
— Visit Utah (@VisitUtah) December 10, 2020
Know the difference. pic.twitter.com/uxGBH7WFgG
MTV NEWS