世界的に人気を誇るシンガーのテイラー・スウィフトが、アメリカで大学進学を希望する高校生向けに実施されるAP試験のテストに登場!2018年に話題となった、彼女のあるインスタグラムの投稿が問題の題材となったようだ。
AP試験(Advanced Placement)とは、アメリカの高校生に向けて実施される試験の一種のこと。SAT(日本でいうところのセンター試験と同等)などを運営するCollege Boardが毎年5月に開催しており、各科目において大学1年生レベルの学力があるかどうかを診断するテストとなっている。
2021年5月3日(現地時間)に行われたAP試験では、なんとシンガーのテイラーが問題として登場!
テイラーは2018年10月に投稿したインスタグラムの中で政治に関する発言を行い、テネシー州での上院議員選挙で共和党のマーシャ・ブラックバーン議員ではなく民主党のフィル・ブレデセン議員に投票するようにとファンに呼び掛けたのだった(結果的にはブラックバーン議員が当選)。
今回のAP試験では、有権者登録の法律と手続きが投票率などの市民参加にどのような影響を及ぼすのが、受験者の意見を自由に書き込む問題が出題され、そこで上記のテイラーのインスタグラム投稿が参照された。
実際にテストを受けたテキサス州の学生は、「自由に意見を書き込む問題の最初にテイラー・スウィフトが出てきて、思わず笑っちゃったわ。すごく素敵だと思ったけどね」と、CNNの取材に対し答えている。
またCollege Boardの広報担当ジェローム・ホワイト氏は、テイラーを試験の題材にした意図について、CNNに対して次のように説明したのだった。
「AP試験を受けた学生たちが、普段の生活で経験していることとAPの履修で学んだことを関連付けることができたと聞いて、我々としても嬉しい限りです。今回に関しては、インスタグラムの投稿の中で読むような内容を題材として取り上げました」
しかし、5月20日と6月3日に実施されるテストではテイラーが問題の題材として取り上げられることはないと発表されている。
MTV NEWS